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トヨタ

2010-02-07 09:27:23 | 日記
先日のブログでも簡単に触れたが、トヨタの欠陥車に対する対応のまずさが際立ってきた。新聞社にこれまでの対応の遅さを指摘され、リコール隠しも暴露されるなど危機的状況に陥っている。
少なくとも、アメリカの市場で競争しようとするのだから、日本の企業倫理を振りかざしてはいけないという教訓である。
つまり、顧客の安全を第一にしているという姿勢を見せることが重要である。
報道を見ている限り、安全対策より問題の隠ぺいに腐心している様子が窺われる。

日米の違いは、問題を起こしたから悪いのか、問題を迅速に解決しようとしなかったから悪いのかという点にある。
誰しも間違えることはあるのだからと、問題を起こしたこと自体には人々は寛容である。
むしろその後の対応を問われている。
マクドナルドが膨大な懲罰的慰謝料を課されたのも過去に同様の事件が複数あったにもかかわらず手を打たなかったからである。

今回のトヨタは見苦しい。
事実関係だけ並べても言い訳のしようがないにもかかわらず、責任逃れを試みた。
例えば公式に欠陥を認めヨーロッパでリコールした案件についてアメリカでは欠陥が無いとしてリコールしなかったという事実を見ても明らかである。
理由は部品調達に問題があったから引き伸ばしたということらしい。
言語道断である。
安全軽視と言われても仕方がない。