木彫りの鳥の独り言

ちょい悪爺の懺悔録

ショパンノクターン20番とアワビ

2019年04月21日 | 旅行
先日、H交通社の伊豆半島周遊ツアーに連れ合いと二人で行って来ました。
飲みかつ喰うのがメインの熟年ロマン旅、体重1.5キロ増のおまけ付きツアーでした。

"桜花ひとひら浮かべ露天の湯"

二日目の南伊豆で泊まったホテルのダイニングでの夕食時、ショパンのピアノ曲が流れていて実にいい雰囲気
大体この手の観光ホテルのBGMは当たり障りのない万人向きの音楽を流してるんだけど、ここはチェックインから
ずっとショパンのピアノ曲、、、暮れ行く伊豆の海、暗がりの奥にかすかに見える伊豆七島を眺めながらビールを飲む
いやいや、ほんにショパンはこのシチュエーションにピッタリやねセンスいいわ、、、
目のクリクリした可愛らしい仲居さんにそのことを伝えるとにっこり会釈して次々とテーブルに置かれた窯の燃料に
点火、最後の窯に火をつけるとおもむろに蓋をとり「ごゆっくりお楽しみください」、、、中にはアワビがひとつ
熱さに苦しみくねくねと身もだえ、いつもそんなの気にせず食べてたけど、やっぱりショパンのノクターン、それも遺作を
聴きながらこんな残酷料理食べるというのはどうもなぁとつくづく思った次第、食べちゃったけど。

"ショパン聞き鮑喰いおり春の闇"   


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