通訳案内士のブログ

植山先生の模擬面接特訓を終えて(2016年度二次試験前夜)【過去ブログより】

自由が丘のホテルでブログを書いています。


今日は忙しい一日でした。昨晩(今朝未明)は最後にブログを書いたあと、逐次通訳があとCD半分ので終わるという時に、意識が飛んでしまい(ビールのせいではありません)、いつの間にかベッドに入っていました。朝は7時に起きて12時から予定していたTさんの「植山先生模擬面接対策講座」の「対策」のためにプレゼンテーマを復習していました。


12時からTさんの「 対策講座」を自由が丘のビッグエコーで1時間半ほど受けてきました。やはり逐次通訳で結構つまづきましたが、プレゼンは大体時間内におさめることができたので若干安心しました。しかし顔馴染みが相手とは言え結構緊張するものです。



Tさんと別れて3時から行われる植山先生の模擬面接に向かうため、渋谷まで行き井の頭線に乗り換える時に地上に出て「渋谷スクランブル交差点」の脇を歩いた時の私の緊張感とプレッシャーは相当のものだったと思います。 本当にこのまま逃げてしまいたい心境でした。



***

この後の出来事はさきほど植山先生に送った「模擬面接特訓の感想」をそのままコピペして掲載させていただきますのでご覧ください。

***


植山先生

今日は貴重な場を設けて下さり、ありがとうございました。いよいよ本番を明日に控えたなかでの模擬面接特訓でしたが、私にとっては今日が「本番」と思えるほど緊張してしまいました。

西永福駅には集合時間の50分前位に到着してまず「迎賓館」の下見に行ってきました。仕事柄、いろいろな都内のマンションに行っていますが、これほどの所は見たことがありません。まさに「迎賓館」の名に相応しい、ものすごい所でした。そして、そのことが私の緊張感をさらに高めてくれたことは間違いありません(笑)。

15分前に再び迎賓館に戻ると、丁度コンシェルジュの方がホールのドアを開けてくださり「5分前にご案内しますので今しばらくお待ちください。お手洗いの方は大丈夫でしょうか?」と話しかけてくださりました。どうも落ち着かないなかでロビーの高級なソファーに座り、少しでも「宿題」の予習をしようとスマホに入れた文章を見ていましたが、全く頭に入ってきませんでした。

そして再びコンシェルジュの方より声がかかり受付カウンターのさらに奥にあるドアから入ってお部屋の方に伺いました。玄関のドアには「ご自由にお入り下さい」と張り紙が貼ってあったので一応ノックして入りました。シーンとした室内は何もかも綺麗で高級な感じで、さらに緊張の度合いが高まります。耳を潜めていたら前の時間帯の人と思われる方の声がところどころ奥の方より聞こえてきました。そしてドアが開き、前の時間帯の女性が現れ、お互いに一言二言交わして明日の健闘を祈り合いました。女性が帰った後、間もなく植山先生がドアから「どうぞお入りください」と声をかけてくださったので心臓がバクバクしながらぎこちない歩き方で室内に入りました。

例のソファーに案内していただき「プリントを読んで待っていてください」と言われ、5分少々待った後にいよいよスタートしました。先生はぱっと見たところとてもお疲れの表情で(無理もありませんが)失礼ながらあまりご機嫌も勝れられないご様子で、私の不安はMAXに高まったのですが、それも「作戦」のうちなのかお話が進むにつれ、どんどん緊張でこんがらかった糸がきれいに解れていくように、いつの間にか私は涙が出るほど笑いころげていました。

私の予想では50分間ひたすら通訳とプレゼンのレッスンをして下さるものだと思いこんでいたのですが最初の20分位は、試験にどう向かい合うか、鉄板テーマの応用方法、そして「例のアレ」など他の学校が逆立ちしても出来ない、まさにプライスレスなお話を一対一で聞かせていただきました。この時点で(受かる受からないは「向こう」の都合だから別にして)明日の試験は楽勝だなと、背負っていた重荷が一気になくなった気分になりました。改めて先生という人はものすごい人なんだなと感じ入った次第です。そして逐次通訳演習が4つほど、プレゼンテーマを3つほどやらせていただきましたが、おかげさまで特につまりもせず、2分以内にまとめることが出来、「合格」のお墨付き(信じております)を頂いたのは本当に嬉しかったです。先生がニコリともせずに「ほぼ完璧です。あなた、来年は試験官やられたらいかがですか?」と言われたのには思わず爆笑してしまいました。勇気づけてくださるために誰にでもおっしゃってることだとは分かりつつも嬉しかったです。

50分という時間は本当にあっと言う間に終わり、最初あれだけ緊張していたのが、いつも間にかそれが「楽しさ」にかわっていたことはまさに「植山マジック」でした。

ロビーに降りてコンシェルジュの方にうやうやしく挨拶をし、玄関を出ようとした時に、次の時間帯の若い女性の方と丁度すれ違いました。女性の方も私が模擬面接の受講生だと感じとったのか、不安気で緊張した表情で「どうでしたか?」と尋ねられたので「大丈夫ですよ。植山先生がきっと自信をつけて下さいますよ」的なことを伝えて「迎賓館」を後にしました。彼女もまた一時間後にここを出る時にはその時の私と同じ清々しく、自信にあふれた気持ちになっていたことでしょう。

本当は今夜は徹夜覚悟で足りないところを勉強するつもりでしたが植山先生よりいただいた貴重な資料を隅々までおさらいするに留め、できれば十分な睡眠をとって明日の決選に備えようと思っております。本当に今日という日を経験できてラッキーでした。先生、本当にありがとうございました。

明日は10時の組なので誰よりも早く「速報」をお送りできるよう、メーラーの下書きBOXにテンプレートをコピペしたものを待機させておきます!

失礼致します。
 


***


と、今はこんな心持ちでいます。そして今朝の私同様、とても不安な気持ちで試験前日を過ごしている方々の(何だかとても偉そうで大変恐縮ですが)気持ちが少しでも楽になるよう、植山先生より授かった「みなぎる、得体の知れないパワー」をお裾分け致します。



今となっては、徹夜で詰め込むよりもいかにリラックスした状態で試験に臨めるかが私にとっては重要なことになりました。遠方にお住まいの方、また枠が埋まってしまい今年の模擬面接に参加できなかった方、どうぞ、植山先生を信じて、リラックスして明日の本番を迎えてください。きっと良い結果が待っていると思います!



明日はお互いに頑張りましょう!




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「迎賓館」の「例の有名なソファー」が置いてある部屋へ続く廊下



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先生より頂いた「お墨付き」。 明日は「お守り」かわりに持っていきます


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浜田山から帰る時にも通った「渋谷スクランブル交差点」脇。去年の敵(かたき)は明日必ず取ってみせる!

コメント一覧

guideinterpreter
@cforever1 クリンちゃんこんばんは。
カリスマブロガーであるクリンちゃんに私なんかの記事を全部読んでもらえるなんて!ほんとうに恐れ多いやらうれしいやら。
今の喫茶店シリーズとても面白いです。わたしはコーヒー毎日一リットルは飲みますが味なんて全く分からないので美味しいコーヒーというものがどんなものなのか一度違いを感じてみたくなりました!
お兄ちゃん三枚取りですか!豪快ですね。大ファンの私としては嬉しいですが、身内としては困っちゃいますよね。コロナ初期の頃なんてチットさん大変だったんじゃないですか。
cforever1
過去記事にコメント失礼いたします🐻✨
あんない士さまが訪問してくれるたびにクリンも過去記事をまた見せていただいていて面白かったのですが🎵・・ついにこちらの全記事を見直してしまったようです⤵️
お忙しいことと存じますが、あんない士さまの新しい記事がアップされるのを心待ちにしておりますね🍀⤴️✨
(ご家族がティッシュを二枚とってしまうお話笑いました🎶うちもおにいちゃんがティッシュ三枚取りして鼻をかみ、かんだティッシュをもう一枚新しいティッシュで包んで捨てるのでチットにいつも怒られてますから。※トイレットペーパーもガラガラすごいいっぱい使ってますよ🌀✨)
クリンより💖
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