10代の頃より続けて愛用している品にOakleyのFlogskinsというサングラスがあります。今まで何個(英語だと一つのサングラスを指すとき”a pair of shades”などといいますね)買っては失くし、買っては壊したか分かりません。
一番最初にこのサングラスと出会ったのはアメリカのどこかのモール内のサングラス屋。当時は50ドルしない値段で買えました。オークリーの主力モデルが大体100ドル弱だったので、このモデルはとても手頃で色違いを気軽に揃えることができました。
現在、現地では100ドル位で買えるみたいですが日本だと定価は2万円以上する「高級品」になってしまいました。並行輸入モノでも12000円〜15000円位します。今の私の経済力ではフロッグスキンは「気軽に」買える品ではなくなってしまいました。
「先代」は艶消し黒フレームのヤツで3年程前、戸越銀座の古着屋で4000円で売っていた「掘出し物」。途中レンズを交換したりしながら長いこと(私の場合、雨が降っていたり、厚い雲に覆われていない限り、真冬でも屋外ではサングラスを着用してますので、同じサングラスを三年間失くさずに使い続けるのは奇跡と言えます)使っていましたが先日どこかで落としてしまいました😢
その後、しばらくは無銘の似たような形の物をつけていましたが、やはりどうしてもフロッグスキンが欲しくなりました。そして、先週日曜日に武蔵小山へ子供と行った時、フラッと入った某チェーン系古着屋さんで5000円で売っているのを見つけ、即買いしてしまいました。
今回見つけたのは「モカ」を濃くした感じのフレーム。なかなか珍しい色です。レンズの傷も少なく、今回も良い買い物をしたと思ったのですが。。。
何と!片方のヒンジ部分がユルユルでちょっと捻(ひね)っただけでツルが外れてしまうことが判明しました😱。因みにフロッグスキンは(Flogskins LXは除く)ヒンジ部に金属パーツは使用してません。これでは装着したり外す時に、ちょっと角度を間違えて捻ったりしただけでツルが外れて落ちてしまいます。
試着した時に全く気づかなかったのは失敗でした。考えてみればプラパーツのみで構成されているフロッグスキンで一番消耗する部分がココ。中古品を買うなら真っ先にこの部分をチェックすべきでした。大体の古着屋はそうですが、買った所も「返品不可」。テンション一気にガタ落ちでしたが、何とか修理できる方法はないかと調べてみました。
ネットで調べまくっても、レンズ交換や手入れ方法はたくさん出てきても、フロッグスキンのこの部分の消耗に関するもの、その修理方法などが記載されたページはなぜか見つけることができませんでした。
そこで修理方法を私なりに考えた結果、最近、娘が観ているユーチューブの工作関連番組でよく見かける材料「レジン」がもしかしたら使えるのではないか?という考えが閃きました。
レジンというのは英語"resin"からきており、
"a solid or liquid synthetic organic polymer used as the basis of plastics, adhesives, varnishes, or other products."
という意味です。簡単にいうとUV(紫外線)をあてて固める「液体プラスティック」みたいな物です。100均で色々な色のレジンやシリンコン製の型枠、金属製の枠などが販売されており、人気ユーチューバー達がレジンで作る可愛いアクセサリーなどを紹介しているのです。
このレジンをフロッグスキンのツルの消耗してしまった部分に塗布して本来に近い厚みを復活させてやれば、もしかしたら「ユルさ」が無くなるかもしれないと考えてみたのです。→この考えは「正解」でした。あくまでも「応急処置」ですがレジンを塗ることにより見事「ゆるゆる」が解消されたのです。
今回、調べた限りネット上で見つけることができなかったフロッグスキンの「丁番:ヒンジ」部分の消耗、そして修理方法。同じ問題で困っている人の参考になればと思い、レジンを使っての(応急)修理方法をご紹介させていただきます。
そのままだとレジンを「弾いて」しまうので「下地」を作るため、紙やすりでレジンを塗る部分を軽く削ります。家には木工用の荒い番手のものしかなかったのですが、500番〜1000番位の細かい目のものの方が良いと思います。
使用したレジンはダイソーの330円のもの。LEDライトで固まるハードタイプです。
穴が塞がらないよう爪楊枝の先端を切ったものを両側からさしておいて、筆でレジンを塗っていきます。
LED UV照射。レジンはダイソーですが、LED UVライトはダイソーで売っていませんでした。同じ武蔵小山の商店街にあるCanDoで550円で売っていたのを見つけ、購入しました。
照射時間は60秒×2回。爪楊枝を抜くときに力がいる位、固りました。バリ部分をヤスリがけします。
恐る恐る装着。画像では分かりませんが、隙間がなくなりグラつきが完全に無くなりました。試しにツルを捻ってみても外れることは無くなりました。
以上、消耗したフロッグスキンのヒンジ部分の応急修理方法でした。
娘用についでに買ってきたレジン用工作goodsを利用して作ったイヤリング。妻と娘が一緒に作った力作。めっちゃ可愛い!
今日は"4th of July"
アメリカ合衆国の"Birthday"です。1776年。昔よくみていたNBAのフィラデルフィアのチーム"76ers"のおかげで年号は決して忘れることはありません。アメリカの独立記念日グッズを売っていた港区の店で買った"Stars&Stripes"柄ヘアバンドと自家製(これは私が作った)レジンのイヤリングを付けて、恒例の日曜日のお出かけを楽しんできました。