RMC・フリ-マーケット・アジア 出逢いの日々   

日々是好日 笑って 泣いて 苦しんで    フリマ会場 ポケットフアーム  どきどきつくば牛久店 

・・・・・・・つづき3・・・・・・

2021年01月02日 | 心に残つた1頁

・・・・・・・つづき・・・・・・

はいた煙が風に飛ばされる、少し風がつよくなったのかな?

こんな時のタバコはあまりうまくない、吐いた煙がゆっくりと漂い 消えていくのがいい、

もみ消した、

うまくないな、

独り言のようにつぶやく 煙を追っていた視線を彼女に向けた、

白い肌に陽が当たるからまぶしいのか大きな目が細く長くなっている

笑っている

少し笑いがこぼれた唇から

なんだよ、もう吸わないのか だろうと思ったよ、

ふふふふふふ、

意味深な笑いだね、なんだい、

勘違いしやがったな、俺が横に座りたいので吸うのをすぐにやめたと

いいよ、はい ここにおいでよ 座っていいよ どうぞ どうぞ

なんで

また にゃにゃと笑いながら言う

だってさー

だって何?

いいよ、ここにきても いいからさ

ここまで言われると素直になれなくなる、勝負けではないがなんか気に触る

いいね、では座らせてもらうか、

口では言ったが、動かなかった 案の定彼女は腰をずらし横に空きを作る

はい、どうぞ

ん、

少しうなずくが俺は動かない 黙ってみている

どうしたの 来ていいんだぞ

ん、

なんだよ 来いよ

そうだね

どうするの 座っていいよ いいんだよ

ん、

俺は動こうとはしなかった

なんだよ、来てよ、早く来てよ ここ開けたからさ

ん ん んー 

返事しながら少しうなずいただけ

来ないのか、

見つめていた目が横になげれ 唇がキットしまり

フンと反対側に顔が向いた時 黒髪が大きく舞い上がり背中に落ちた

来ないならいいよ、

言葉が聞こえた時には 俺は横に座り 言った

はい、ありがとう

俺の言葉が終わらないうちに

来たね、

といいながら腕を回して、嬉しそうに顔をうずめた、

なんだ 

と言いかけて黙った、

何も言わない二人の時間が流れ出す

・・・・・・・つづく・・・・・・