どこからはじめる?
さぁー どこからにしますかね、
お前が言い出したことだろが
ですね、どこにしますか?
どこにするか?
20歳くらいがいいかな?
いやそれも・・・ちょっと
じぁーどうするんだ
どうしますかね? だいたいの構想はできてますか?
そうね、 だいたいは、ん、どうかな?
書いてみないとね、そう、昔ねスズランという小説を書いたよ
当時の彼女との旅行で行った軽井沢の近くの平原に行った時のことをね、
どうしてるかな、もう、40年くらい前のことだったのかな、
・・・・・・・・・
白い花は風にゆれている、小さな揺れ方なのに君の瞳は大きく動きその白い花の揺れを追う、
白いほほが濡れてる? どうしてかね 何か見っけたの、
答えは無いまま少しほほえんだ、 かな?
今ね、少しおもいだしたよ、貴方のこと
何を?
ほら、あの時のこと
あの時?
彼女の会話は、いつもこうだ 自分の思うことの中にいつも俺がいると思ってる、
やさしかったね
誰が
あなただよ
俺がか? いつかね、俺がやさしい時ってあるのかな、解らないな
こう はぐらかさないと深みにはまる
彼女の思考の中の俺と現実の俺を比べだすと面倒なことになるのだ
まず、黙り込む・・その揺れた瞳が俺の方に角度を変え見つめてくる、
いつものことだと思いながらも少しの不安がよぎる、
今日はなんだ? 同じか、風のことか、草のことか、星のことか、
あ、俺のやさしさか、何だったかな?
この見っめ方がやばい、
そうだよ、 言ってくれたよ
今度はお前の行きたいところに行こうてさ、
お前の好きな
・・・・・・・・・・つづく・・・・・・・・・・
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