魚信伝心ブログ

シロウオとシラウオとシラスの話

昨夜、飲み会でシロウオの卵とじが出た時の話。
コレ何?の声にお~りゃ~ぶちん!さんがいつもの〇やじギャグ一発!「ホワイトフィッシュさ~!」ひとしきり笑いのあと「佐渡では(僕等の地域)シロユっつうんだぞ」などと声が飛ぶ。
そこで僕が「これは標準和名シロウオで漢字で書くと素魚、白魚と書くのは別種のシラウオなんだ」と補足説明。

標準和名の定義から方言、シロウオの話で盛り上がっている最中
シラウオはウナギの稚魚だという話になったので僕が「シロウオもシラウオも一年魚で共に成魚、産卵に来たところを獲るんだ」といったところいや、シラウオは稚魚だ!成魚だ!などと話がヒートアップ!

一応、数年前に新聞のコラムに書いたことがあるので間違いないはず!?と思いつつさらに「ウナギの稚魚はシラスともいいシラウオとは別種!」といったところ横から「それは違う、シラスは別の魚だ」との声が上がる。
何をそして誰を信じるかということであるが、その場ではまあ埒が明かないので別な話になった。

そこで、もう一度確認することにしよう。

まず、シロウオ。佐渡で今獲れているのがコレだ。
スズキ目ハゼ科シロウオ属春に産卵のため河川に遡上する。

シラウオサケ目シラウオ科シラウオ属
内湾や湖に生息、早春、川の下流域に遡上し産卵。

シラス。シラスという魚はいない。ウナギ、アユ、イワシの稚魚の総称。
主に2センチくらいまでの白いものをシラスと呼び、それ以上になると銀色などの色が着いてくる。

と、これが本当の話です。

ちなみに標準和名とは植物、動物を問わず日本でひとつの生物(種類)にひとつだけ与えられる名前で全国共通の名称。
たとえばクロダイは標準和名。チヌやチンデェ、チンダイは方言。イナダやワラサも方言、標準和名ブリの成長段階(出世魚)の方言なんです。
そして学名とは世界共通の種を確定する名称。ラテン語表記される。つまり横文字なんです。
よく「学名をメバルといい・・・」なんて説明があるがこれは間違い。メバルの学名はSebastes inermis である(正式には斜めになったイタリック文字で書くのが本当)。
ん?なんて読む?英語恐怖症の僕に、んなもん読めるかっ
いひひひ

コメント一覧

みつどん
川井さん、八丈ではお世話になりました。
魚や食べ物なんかも方言が多いので難しいですよね{なんで}

佐渡でもウナギが獲れるらしいです。先輩から獲る季節や条件を聞いたので来年チャンスがあったら挑戦してみたいです。
ナマズは釣って食べたことがありますが美味しかったですね。
出されたらきっと誰も当てられないだろうな~~{笑}

ノレソレ!飲めそれっ!!
川井
横浜の川井です。
へえ~っ×10
関東では、シラスはイワシの稚魚で、うなぎやアナゴの稚魚は「ノレソレ」といいます。うなぎの稚魚は、取れた先から養殖の仲買業者が100g2、3万円で買っていくので、我々の口には入りにくくなりました。
もっとも、ノレソレというのも、ナンジャソレみたいなもんで、植物でいうとナンジャモンジャの木のように、稚魚なので「よく分からん」という程度の意味のようです。飲み屋さんで、酔っ払ったときに、ノレソレというと舌をかみそうですが・・・。
みつどん
わおっ{ルンルン}

そうなんです。佐渡ではシロウオしかいないもんだから
別にシラウオでもシロユでもどっちでもいいんです。コレだって解るから。

ただ、正確に説明しようとするとやはりちゃんとした知識が必要ですね。
飲み会ではよくあるシーンですが、知らない人と解らない人とが議論している。僕もありがちだったり{げっ}・・・・・。
ネットに繋がっているパソコンが横にあると解決しそう{パソコン}・・・・。
でも{パソコン}さん、腹立った飲兵衛にお酒をぶっ掛けられてショートしそう{雷}{爆弾}


僕も卵とじがいいですねえ~。残ったら少し汁足してウドン入れたりして{食事}
ゆか
 え``{超びっくり}

 シラウオ と、シロウオがいてたの{なんで}

 ぜんぜん知らなかったです・・{汗}

 でも
 何年も前に、シラウオと言っていたモノを食べた記憶が
 あったなぁ~{魚}

 活き造り
 じゃない
 躍り食い ですね。

 それを
 食べたんだけど、結構勇気がいりました・・{涙}

 卵とじだったらよかったのにな{食事}{にわとり}
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