妻が自転車を買い換えて電動アシスト付きにし、多少遠くても行けるというので「川崎大師」までサイクリングに行きました。我が家からは二ヶ嶺用水沿いに武蔵小杉近くまで行き、府中県道を真っ直ぐ川崎駅を越えた先です。家を出て一時間強で着きました。歩く時間や乗換えを考えると電車で行くのとたいしてかわりません。
「川崎大師」は思いの外閑散としていました。初詣の時の混雑ぶりからは想像もつかない寂しさです。参道のお店も閉まっているところが多く、名物の飴を切る包丁のトントンという音も聞こえません。お土産に飴を買ったお店の店員さんと話をしましたが「以前はバスで団体さんが大勢みえたけど、コロナからこっちさっぱりで、飴切りの店頭実演も今は土日だけ」だそうです。
第八波とかでまたぞろ感染者が増えていますが、何時になったら落ち着くのでしょうか。リモートとかテレワークとかで人が動かなくても成り立つ仕事があるのは理解できますが、人が動き、集まることが社会を支える根幹だと私は思うのです。賑やか(にぎやか)の『賑』という漢字には、豊かである、富栄えているという意味もあるのですよ。人が集まり、賑やで活気の溢れる場所が再び増えるとよいですね。その為には人が動くということが前提です。「感性の豊かさは移動距離に比例する」と人にも話してきましたが古いのですかねぇ。
私ども夫婦は昨日5回目のワクチンを打ちました。だからもう心配ない、というわけではありませんが気休めにはなっています。皆が安心して行動できるようにとご本尊にお願いしました。
帰りはコースを変えて多摩沿線道路から多摩川土手のサイクリング道路を。帰りも約一時間、丁度良い足慣らしでした。