職場の机の上に
帽子を忘れてしまいました
「机の上を片付けてね
」
上司が僕に言います

僕の頭上にはクエスチョンマーク

がいっぱい
敷き詰められました



「机の上を片付けてね
」
「何でぇ
」

身に覚えが無いので
どういうことか問い質しました

「机の上に
帽子と缶コーヒー
の缶が置いてあったから
片付けてね
」
いや~ぁ
帽子は身に覚えあるけど


缶コーヒー
は身に覚え無いなぁ


「缶コーヒー
」
「うん
缶コーヒー
」
「ごめん
缶コーヒー
は身に覚え無いなんだけど…」

「本当に
」
僕は
うなずく

「だって
帽子の横に
缶コーヒー
が置いてあったから
そのまま
放置したんじゃ
ないのかなぁ
と思って…」


「でも
会社に水筒
持って来てるから
ジュースを買う必要無いんだよね
」

「なるほど
」
「とりあえず
帽子は片付けてくるよ」

「お願いします」

僕は
机の上の帽子を片付け
近くにある缶コーヒー
の缶をゴミ箱に捨てて
仕事に戻った





「机の上を片付けてね


上司が僕に言います


僕の頭上にはクエスチョンマーク








「机の上を片付けてね


「何でぇ



身に覚えが無いので




「机の上に




いや~ぁ









「缶コーヒー


「うん



「ごめん




「本当に


僕は



「だって











「でも






「なるほど


「とりあえず



「お願いします」


僕は







