日々の事

で、3度目の見舞い。

足も動くし、手も上がる。でも当人に言わすとびりびりしびれて、何かを握ることができないそう。
って事はリハビリで頑張るしかないと言う事だね。

上唇と鼻の間に裂傷があって、5センチぐらい縫っている。
下の唇には上の歯が当たったのだろう、歯型が黒く傷跡が残っている（比較的内側）
口の中の傷はかなり縫っているらしい。でも1センチぐらいしか口が開けられないので、見えない。
歯は下の前二本はゆくへ不明で、空いている。

今日、事故後初めて自分の顔が見たいと、おねいさんの携帯のカメラ機能を使って見たんだけど、ま、思っているよりはひどくないのかちょっと安堵の表情。そう、傷跡はきれいに治ると看護婦さんも言っていた。
来た時は顎からべろんべろんだったものね。って看護婦さんに言われていた。
そりゃ、想像は着くよ、あちこちでそれ系の映像を見てる私だから。顎からべろんと剥けちゃっている女性のも見たことあるもん。
にしても、考えの足らない看護婦さんだわ。

手のしびれに関しては、誰も何も言えない。
どの程度回復するのかとか、いつ頃に治癒するのかとか。
きっとロードバイクは乗れないだろうな。もう、やめるにはいい機会かもと当人が言っていた。
好きならやめろとは言わないけど、シティバイクぐらいにしとけばと、言っておいた。
車にぶつかるときに、何も覚えていないそうで、他の病気はないかと先生が聞いていたけど、今まで、家にいて、ことさら気を失うこともなかったし、思いつかない。
でも、一度寝起きに気絶したことがるとか。
それって低血糖？血圧も低いと言われたことは無いと断言していたけど。
さすがに、大学4年、海保学校2年、実務3年目じゃ、だいぶ離れて暮らしているもんなぁ。

首が動かせないので、天井みて暮らし、寝て暮らししかできなくて、看護婦さんが退屈でしょう。近くにお友達居ないの？
って聞いてたけど、前の職場から、結構みなちりぢりだからと言い訳していた。
それって海保学校からの事だよね。船に乗ってた3月までの事じゃないよね。
あまり積極的に人とかかわる子じゃないからなぁ。ドライなタイプでね。
それに今は動かないのが仕事だと思ってるし、たぶん失望しているだろうし。

★★

でも、君はラッキーなんだよ。いつだってそうだった。
生まれるときだって、アナフラキシーショックに陥った私が、生み落すのが大変で、なかなか泣けなかったけど、無事にすくすく育ったし、就職の3年末にも内定取れそうな企業から震災で新卒は取らないと断られて、慌てて4年になってから新しいところを探して、仕方なく公務員を受けて、いくつか受かったうちの一つだった三管区に取り上げてもらったし。

そういえば自転車での落車も3回あったねぇ。そのうちの一つはやっぱり救急車で運んでもらって、２４針も縫ったし。
２６歳にしてはいろんなことをやってきたんじゃない？
これからも頑張るんだよ。第一の目標は自転車のハンドルを握れるようになることだよ。

ま、ゆるゆると進みましょうよ。

我が家の３姉弟の中では一人で暮らしているから、正直普段は気にしていなかったけど、無理してたんじゃないの？
入院が長引くのは困るけど、ゆっくりしてみたら？
なんて、とてもじゃないけど、言えないわ。
よく寝てね。が精いっぱい。

ICUからHCUに移動になりました。でも、起き上がれないし、物がつかめないから、人の手が無いと、何もできない状態ですね。
エンシュア飲んで頑張ってよね。
そういえば、父ものんでたなぁ。

帰りがけに夕日の中富士山が見えました。瑞兆！