北線の風

3/4 211系K51・52編成撮影

昨日は引退近付くJR東海の211系0番台を撮影しに名古屋圏へ。

2350M 211系K51編成
K51編成に提出された惜別札。
211系のイラストと共に「ごくろうさん」の文字が。

JR東海の保有する211系は5000番台(JR化後に製造した車両)が大半です。しかし国鉄時代に名古屋地区の快速列車増発用として導入された211系0番台も4両2本と少数ながら在籍しています。
そして211系や311系の後継車両である315系の導入が決まり国鉄時代からの生き残りであるこの2本も置き換えの対象に…。過去に何度か撮影した事があるので特に行くつもりは無かったのですがお別れメッセージを書いた編成札が提出されたという事で急遽撮影に。
2352M 211系K52編成
編成札は前後でデザインが異なりK52編成は赤いモケットのボックスシートを模した柄(亀山運輸区作成)とデビュー当時の帯色である中京色を模した柄(名古屋運輸区作成)となってます。

305M 211系K52編成
K52編成は名古屋で折り返して来るので途中の長島駅で撮影。思ったより前面窓への反射が酷くて札が目立たないですが撮れただけヨシ。
この後は折り返しを狙うため八田駅へ。

到着してすぐにやってきたのはキハ85系のワイドビュー南紀2号。
南紀ってもっと長いイメージがあったのですが今は2両が基本なんですね。

2356M 211系K52編成
お目当ての211系。区間快速幕かっこいいですね( ・∇・)
着いた当初は10人くらいだった同業者も通過直前には倍くらいになってました。






八田で区間快速を撮影した後はワムハチの訪問やら金山での有識者会談に参加したりしながら時間を潰して夕方の名古屋駅へ。

夕方の桑名行きに1往復乗車します。


車内は編成札にも描かれてるようにボックス席なのですが…なんと懐かしい赤モケットのボックス席!
東日本管内に導入された211系も製造時は赤モケットのシートだったのですが2011年頃までに現在の青系のものに貼り替えられてしまいました。

この赤いボックスシートの211系に乗りたくて1往復は乗り鉄に充てました。
高崎線で最後まで赤モケットで残ってたのは1000番台のB4だったかな…懐かしいです。

約30分の乗車で終点の桑名駅に到着。

桑名駅まで乗ったもう一つの目的はコレ。
亀山運輸区が製作した惜別HM。
桑名駅に国鉄制服/中京色、亀山駅にはJR制服/湘南色のHMがそれぞれ飾られています。
亀山駅のものは時間の都合で見られなかったので桑名駅のが見られただけ良かった( ・∇・)

かっこいいデザインで欲をいえばこれを提出して走ってくれたら…と思ってしまいますが昨今の情勢を見るとこういった形で展示するのが1番良いのかもしれませんね。

桑名駅から再び211系に乗り名古屋駅へ。

まだ薄明るい景色を見ながら桑名を後にします。
聞き慣れた列車の音に安心感を覚えジョイント音が心地よくなってきて少しウトウト…気付いた時は八田を発った頃でした。
あ、ギャグじゃないですよ。ちゃんと読み方も知ってます()
名古屋車両区の横を通過する頃には名古屋駅での乗り換え案内が放送され減速しカーブを抜けると複雑に線路の入り組む名古屋駅構内へ。
ホームへ滑り込むとまず目に入ったのは211系を撮る鉄道ファンの皆さん。そしてホームで列を成し折り返しの列車を待つ大勢の乗客。広いホームを埋め尽くすように人が並んでいるのを見ると流石は東京大阪に次ぐ都市、名古屋と言ったところ。引退を知ってか知らずかホーム上でスマホを向けてる人もチラホラ。

到着しドアが開くと自分達と入れ替わりでホームで待っていた乗客達が吸い込まれるように211系の車内へ。
ボックス席始め車内の座席はほぼ埋まり立ち客も目立ちます。帰路につく大勢の人々を乗せてホームに佇む姿にかつて上野や大宮で見た光景を思い出しました。
数分の停車時間の後、211系は家路を急ぐ人々を乗せて名古屋駅を去って行きました。

久しぶりに乗った赤い座席の211系。初めて乗る路線なのにどこか安心感を覚えてしまうのはかつて乗ったB編成のせいでしょうか。
名古屋駅でK52編成を見送って自分も帰路へ。


道中お会いした皆様、そしてご一緒したにちょんちさんお疲れ様でした。
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