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だいぶ慣れたがあの声を聞くと切ない気持ちになりました。2年前の4月,外出から帰ってくると少し先の車道で何かがもがき羽ばたいています、人も見ています。鳥が車に当たったのか?何かしてやらなければと行きました。かなり大きいけど山鳩の雛です。怪我はない様です。巣から落ちたのかとその辺の樹を見てもそれらしきものは有りません。
カラスかに襲われ途中まで運ばれたかも。少年と近所の奥さんも見ています。手で持ち上げ少年に飼ってみるかと云うと、家から軍手をはめつかむ気でいたけど、いいやと断りました。奥さんにはまた報告しますと家に持って帰り、
小鳥の籠が有ったので入れどうしたものか。ペットショップに行き聞きました。
人間が餌を与えると独り立ちしないとか?親鳥が来ないとか?エサも適当のが有りません。
それでも何かしてやらなければ体が持ちません。子供の頃叔父さんが雀の雛に脱脂綿で水をやっていたのを思い出し、
蜂蜜が有ったので水でとかし、耳かきの綿にしたし、雛の口角を指先で軽くつまむと開くので飲ましました。
これで何とかなると思いました。次の日置いてある部屋に入って行くと小さくクッツ!と鳴きました。
覚えていて受け入れてくれたようです。あとは飛べるまで半月も有ればと思いました。
気がつくと家の前の電線に山鳩が二羽とまって居ます。つがいの親鳥です何故かこの辺に居るのが判っているようです。
すぐに鳥かごを庭に見せる様に置きました。夜は家に入れます。次の日家の外に出ると庭の植物のかげから二羽の親鳥が
バタバタと飛び立ちました。この家にいると認識して探していたのです。
今は雛も飛べないし親が咥えて運ぶわけにもいきません。
しばらくここに居て私が餌を与えるか,うまくいけば親鳥が餌を運んでくれるかもしれません。
楽しい光景が思い浮かびました。私と親鳥が協力して飛べるまで世話をして、飛べるようになった小鳩が時々家に寄って
くれるのではと。次の日は近くのゴルフ場で女子プロのトーナメントが有り、現役時代の先輩に誘はれ行きました。
朝7時頃家を出ようとすると,もう親鳥が家の前の電線にとまっています。居ないとあきらめられてはいけないと思い
部屋に引き返し鳥かごを外に出しました。後で考えるとそんな事をしなくても親はあきらめないし賢いのです。
これが運命の別れめでした。4月の中頃というのにその日は異常に寒かったのです。夕方帰って来て鳥かごを見てシマッタ!
と思いました。時間を戻してくれと思いました。ぐったりと横たわっていました。寒さにやられたのです。
こちらに顔向け微笑むような感じの死に顔が愛おしく,悔やみました。布に包んで庭に埋めました。
数日間.朝になると親鳥が来て家の外でコッコポー、コッコポーと鳴き呼んでいます。しまいには先の道路の電線で小雨降る中
「何処に行ったんだろう」と夫婦鳥が遠くを眺め途方にくれているです。参りました。
でもカラスにつつき殺されるよりましだったと気持ちを収めました。小鳩は大空を飛ぶ夢をみたでしょうか。
昔から小鳩の歌や詩がよくあります。これはきっと山鳩(キジバト)の事だと思いました。公園に団体でいる鳩と違います。
少し小振りで薄いオレンジと黒が混じっています。普段はひそやかで余り鳴きません。
この年になって見える事が。作詞家になるような人は若い時から感じ読み取っているのでしょう。
小鳩だけでなく、この世に生を受け,それなりに生きたと思える時なしで消えていくのは悲しいものです。
一度は大空を飛んだものがくたびれていくのは仕方ない事です。
そうそう!去年も今年も春一番にコッコポーと一羽で来訪を告げる様鳴いていたのが数日前二羽でいました
高い木の繁みに一緒に飛び入って行きました。巣が有るのかも。新しい生命が!!
本日親父より蜂蜜を受け取りました。自分で作ったとはすごいですね。有り難うございました。
またモモちゃん連れて能勢へ遊びに来て下さい。
アドレス伝えておきます。ohama@pop07.odn.ne.jpです。
私は近くのゴルフ場で働き始めました。
宿直して、朝バッグを降ろしてから帰ります。
性に合ってます。