gooブログ「曇りのち晴れ」

たべもの歳時記

俳句たべものダイアリー二0一三年二月

二月 一日(金)晴 安倍川餅竹の楊枝に蜜絡む(餅)
二月 二日(土)曇 寒の餅醤油の焼ける薫り良し(寒餅)
二月 三日(日)晴(節分) 福豆を数え切れなくなる齢(福豆)
二月 四日(月)晴(立春) 俎板に春菜を刻む朝厨(春菜)
二月 五日(火)晴 菜の花をサラダに乗せてマヨネーズ(菜の花)
二月 六日(水)雨/雪 塩かげん軽く一夜の花菜漬(花菜漬)
二月 七日(木)晴 玉ほぐしレタスを晒す水痛し(レタス=玉萵苣たまちしゃ)
二月 八日(金)曇 笊に取り水切りしゃきしゃき鶯菜(鶯菜)
二月 九日(土)曇 ネーブルオレンジ絞りジュースとパンケーキ(ネーブル)
二月 十日(日)晴 茎白く長く京菜色さえる(京菜)
二月一一日(月)晴/曇 三葉芹茎を結べば京御膳(三葉芹)
二月一二日(火)曇 春大根卸し始まる朝支度(春大根)
二月一三日(水)晴 独活和の苦味に明日の別れ来る(独活和)
二月一四日(木)曇(バレンタインデー) 
           バレンタインチョコの形もさまざまに(バレンタインチョコ)
二月一五日(金)曇 アスパラガス鍋にかければ荷物来る(アスパラガス)
二月一六日(土)晴 茗荷竹何にかけても薫り良し(茗荷竹)
二月一七日(日)晴 紫蘇の芽を薬味に朝の粥啜る(紫蘇の芽)
二月一八日(月)曇 竹串に味噌田楽の香ばしさ(田楽)
二月一九日(火)曇 目刺焼くグリルでさえも煙リ立つ(目刺)
二月二十日(水)曇 初蕨山より届く山の幸(初蕨)
二月二一日(木)晴 ちりめんの苦味を粥にかけて食む(ちりめん)
二月二二日(金)晴 味噌汁に和布を入れる昼支度(和布)
二月二三日(土)晴 マーマレード八朔の酸味に愚痴の漏れ(八朔)
二月二四日(日)晴 薇の山菜蕎麦に昼過ぎる(薇)
二月二五日(月)晴 蓬餅餡子たっぷり団子餅(蓬)
二月二六日(火)晴 明日葉の天婦羅笊のしゃれた皿
二月二七日(水)曇 蕗の薹ならぶスーパーサービお買得(蕗の薹)
二月二八日(木)晴 蜆汁椀を両手に啜る音(蜆汁)

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