俳句たべものダイアリー二0一六年二月
二月 一日(月)曇 バレンタイン流行のチョコが気にかかる(バレンタインチョコ)
二月 二日(火)晴 ステーキを柔らかく焼き薬食(薬食)
二月 三日(水)晴(節分) 節分の豆を四角のますでまく(節分の豆)
二月 四日(木)晴(立春) 水菜束ほどけば水の踊る声(水菜)
二月 五日(金)晴 春野菜ダイエットでもないけれど(春野菜)
二月 六日(土)曇 体重計気になり始め春キャベツ(春キャベツ)
二月 七日(日)晴 菜の花のオイルで炒めイタリアン(菜の花)
二月 八日(月)晴 白魚のどこが頭でどこが尾か(白魚)
二月 九日(火)晴 蛤の殻の音してすまし汁(蛤)
二月 十日(水)晴 水桶に塩を落として生若布(若布)
二月一一日(木)晴(建国記念日) ひとつぶの涙が落ちて春の蕗(春の蕗)
二月一二日(金)曇 雛あられ幼子だれも祖母慕ふ(雛あられ)
二月一三日(土)晴 グリーンアスパラ空へ突き出す未来の芽(グリーンアスパラ)
二月一四日(日)雨(バレンタインデー) バレンタインチョコに恋する鳥の声(バレンタインチョコ)
二月一五日(月)晴/曇 瀬戸よりの風を鱗に桜鯛(桜鯛)
二月一六日(火)晴 菜の花の束を解けば朝の声(菜の花)
二月一七日(水)晴 鍋に浮く春菜に朝の空を見る(春菜)
二月一八日(木)晴 水の辺のひかりを写す芹を摘む(芹)
二月一九日(金)晴 おはようとまず箸進む山葵漬(山葵漬)
二月二0日(土)曇/雨 身を食べて貝殻残る浅利汁(浅利汁)
二月二一日(日)曇/晴 春大根辛く細身で珍しく(春大根)
二月二二日(月)曇/晴 蜆汁すすれば椀の底を見る(蜆汁)
二月二三日(火)曇 ぜんまいのまいまいつむり振り向かず(ぜんまい)
二月二四日(水)曇 風ゆるく皿に一杯あさり売る(あさり)
二月二五日(木)曇 椀の蓋開けてほんのり三つ葉芹(三つ葉芹)
二月二六日(金)晴 若芽汁煮詰まる前に火を止める(若布汁)
二月二七日(土)晴 味噌汁は豆腐に若布と具の決まり(若布)
二月二八日(日)晴 ほうれん草鮮やかに朝の椀(ほうれん草)
二月二九日(月)曇 童歌ふと口ずさむひなあられ(ひなあられ)
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