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gooブログ「曇りのち晴れ」

たべもの歳時記

俳句たべものダイアリー二0一五年一月

一月 一日(木)晴/曇 食積みの縁起をかつぎ品揃え(食積み)
一月 二日(金)晴 盃の台に揃えて屠蘇の朝(屠蘇)
一月 三日(土)晴 紅白の餅菓子のせる漆皿(餅菓子)
一月 四日(日)晴 芋頭ひとつで煮しめの味きまる(芋頭)
一月 五日(月)晴 黒豆の一粒一粒祝箸(黒豆)
一月 六日(火)曇 数の子に味の染み入り六日来る(数の子)
一月 七日(水)曇 あって七癖無くて七癖七種粥(七種粥)
一月 八日(木)晴 水弾き小松菜の茎解きほぐす(小松菜)
一月 九日(金)晴 根の丸く陽をよけ白く菘なす(菘)
一月 十日(土)晴 結昆布甘さ控えて歳の攻(結昆布)
一月一一日(日)晴 忙しさも目出度さとなれ姫小松(姫小松)
一月一二日(月)晴(成人の日) 鏡餅割れば未来の扉開く(鏡餅)
一月一三日(火)晴 金柑を蜂蜜に漬け夜を数え(金柑)
一月一四日(水)晴 人参の朱を際立たせ水に浮く(人参)
一月一五日(木)曇 小豆粥とろりと伸びる粥柱(小豆粥)
一月一六日(金)晴 衣着て牡蠣に豊かな潮薫る(牡蠣)
一月一七日(土)晴 蕪汁の椀に両手を温める(蕪汁)
一月一八日(日)晴 玉こんにゃく煮れば煮込まれおでん鍋(おでん)
一月一九日(月)晴 おしたしに菜の花を茹で朝晴れる(菜の花)
一月二0日(火)晴 すずしろの輪切りを浮かす水いたし(すずしろ)
一月二一日(水)曇 切り餅の残り僅かを冷凍す(切り餅)
一月二二日(木)曇/雨 冬菜茹で朝の空気の動き出す(冬菜)
一月二三日(金)曇 妻の顔夫の背中根深汁(根深汁)
一月二四日(土)曇 冬林檎焼けて雀とティータイム(冬林檎)
一月二五日(日)曇/晴 湯豆腐を前に揃えば夫婦酒(湯豆腐)
一月二六日(月)曇 膨らんで少し焦げてる団子餅(団子餅)
一月二七日(火)晴 大根を擂れば湯の沸く朝厨(大根)
一月二八日(水)晴 石垣の島風運ぶ寒苺(寒苺)
一月二九日(木)晴 ブロッコリーサラダボールにおとなしく(ブロッコリー)
一月三十日(金)雪 こごみ茹で大地の目覚め待つ夕餉(夕餉)
一月三一日(土)晴 蜜柑剥く部屋一杯の朝陽浴び(蜜柑)

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