gooブログ「曇りのち晴れ」

曇りのち晴れ

俳句ダイアリー二0一八年二月

二月 一日(木)晴 北風が都会の小さな空はしる
二月 二日(金)曇 雪の朝両手に息を吹きかける
二月 三日(土)晴 朝晴れて明日まで待てぬ雪だるま
二月 四日(日)曇/晴 はじまりは垣根の隅の名残り雪
二月 五日(月)晴 寒明けて木々の目覚めて龍となる
二月 六日(火)晴 爪を切る夕べの迫る春はじめ
二月 七日(水)晴 陽をはねてビルの谷間の余寒あり
二月 八日(木)晴 春山のトンネルを抜け夕列車
二月 九日(金)晴 雪晴れを泣きべそかいて小学生
二月 十日(土)晴 垣の端根雪となるか名残り雪
二月一一日(日)晴(建国記念日) 空は晴れ英霊偲ぶ春はじめ
二月一二日(月)晴 草葎よいしょとものの芽の目覚め
二月一三日(火)晴 振り向けば旅立つ空に六花散る
二月一四日(水)曇/晴 母子してチョコ菓子作り春うらら
二月一五日(木)晴 町を背にまたたく春の星を追う
二月一六日(金)晴 ひとつぶの涙宝に卒業す
二月一七日(土)晴 ベンチには猫が欠伸の梅の昼
二月一八日(日)晴 陽が昇り朝風と梅の声がする
二月一九日(月)曇 音も無く朝しらじらと冴返る
二月二十日(火)晴 朝晴れて小さな草の芽吹く声
二月二一日(水)曇/晴 水温み土の目覚める朝来る
二月二二日(木)雨 冴え返る町を音無く小雨降る
二月二三日(金)曇 梅の朝靄に吐く息まだ白く
二月二四日(土)晴 梅を見に池上線に走り込む
二月二五日(日)曇 梅の山名札の下がる枝潜る
二月二六日(月)曇 春寒の朝がみるみる明けて来る
二月二七日(火)曇/晴 天地万物命みなぎるこの地球
二月二八日(水)曇/晴 白梅の路地に水の音人工川

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「句集全集」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事