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曇りのち晴れ

俳句ダイアリー二0一三年一月

一月 一日(火)晴(元旦) 酌み交わす屠蘇に巳年の夫婦坂
一月 二日(水)晴 一の重開けて目出度く年始
一月 三日(木)晴 初夢を見ずに三日の朝目覚め
一月 四日(金)晴 食積みに朝禽の声清々し
一月 五日(土)曇 早や五日お重に節の残りなし
一月 六日(日)晴 歳開けて逸るをいさめ初茜
一月 七日(月)晴(白骨温泉) 山稜の織り成す甲斐の初御空
一月 八日(火)晴( 々 ) 川の音を渓へと埋め雪景色
一月 九日(水)晴( 々 ) 深雪山空へと雲のけぶり湧く
一月 十日(木)晴 寒の水空より碧く肌に沁む
一月一一日(金)晴 寒晴れの朝を狐狼の影走る
一月一二日(土)晴 移る雲松を映して年新た
一月一三日(日)晴 空低く雪降る朝の台所
一月一四日(月)雪(成人の日) 雪の花散り掌に落ちて消え
一月一五日(火)晴(小正月) 陽に溶けて雪の結晶すきとおる
一月一六日(水)曇 山茶花の空どんよりと曇る朝
一月一七日(木)晴 マフラーに埋もれポッケに両手入れ
一月一八日(金)晴 風に咲き朝陽に溶ける六の花
一月一九日(土)晴 朝晴れて町角に山茶花の蔭
一月二十日(日)晴(二十日正月) 二十日正月桐箱に椀納め
一月二一日(月)晴 葉をなくし風すり抜ける枯木立
一月二二日(火)雨 雪ならず朝の雨降る一月尽
一月二三日(水)晴 山茶花の莟ささやく日の出前
一月二四日(木)晴 大寒の雨走去り朝晴れる
一月二五日(金)晴(白浜温泉) 初日記ひとつ新たに印増え
一月二六日(土)晴(千倉) 晴れた空波雲高く風強し
一月二七日(日)晴 初句会晴れた空まで声通る
一月二八日(月)晴 雨上がり朝を寒気が染み透る
一月二九日(火)晴 山茶花の垣根を越えて歩道まで
一月三十日(水)晴 海晴れて水仙の丘風が鳴る
一月三一日(木)晴 潮風の厳しさ届け黄水仙

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