gooブログ「曇りのち晴れ」

たべもの歳時記

俳句たべものダイアリー二0一七年八月

八月 一日(火)曇/雨 パン焼けて蓋まだ開かず杏子ジャム(杏子)
八月 二日(水)曇 ムシムシと進まぬ箸に冷奴(冷奴)
八月 三日(木)曇 鴉鳴く夕ぐれ遅く蟹茹でる(蟹)
八月 四日(金)曇 酸っぱさに辛さ加えて鯉膾(鯉膾)
八月 五日(土)曇/晴 冷やしメロン喉潤おして朝ぐもり(メロン)
八月 六日(日)晴 キッチンに寒天とろとろ朝の内(寒天)
八月 七日(月)晴(立秋) ほんのりと生姜香れば食進む(生姜)
八月 八日(火)曇/晴 烏賊そうめんつるつる啜りもう一杯(烏賊)
八月 九日(水)晴/曇 西瓜売り江戸の今昔カット売り(西瓜)
八月 十日(木)曇/晴 枝豆に高校野球開幕す(枝豆)
八月一一日(金)雨 種ひとつ薫るキッチン水蜜桃(水蜜桃)
八月一二日(土)曇 とうもろこし一年生の背丈越え(とうもろこし)
八月一三日(日)晴 桃の実の産毛を弾く朝の水(桃の実)
八月一四日(月)曇/雨 枝豆の塩にちらほら宵の星(枝豆)
八月一五日(火)雨(終戦記念日) 山芋の皮のとろとろ板滑る(山芋)
八月一六日(水)曇 唐辛子沈む夕陽と真っ赤っか(唐辛子)
八月一七日(木)曇 隠元を摘めば先から蔓が出る(隠元)
八月十八日(金)晴 一度きり生きて悔いなし梨の生る(梨)
八月十九日(土)曇(俳句記念日) 待つことを楽しみ茹でる玉蜀黍(玉蜀黍)
八月二十日(日)曇 月見豆野球観戦声が出る(月見豆)
八月二一日(月)曇/晴 無花果のささやき聞こえ朝の風(無花果)
八月二二日(火)曇 国境を越えて洋梨並ぶ店(洋梨)
八月二三日(水)晴 水蜜桃食べてひんやり冷やし菓子(水蜜桃)
八月二四日(木)晴 三角が幾つになるか西瓜切る(西瓜)
八月二五日(金)晴 水蜜桃そっと半分冷蔵庫(水蜜桃)
八月二六日(土)晴 梨売りのテントに夕陽照り返す(梨)
八月二七日(日)曇 紅く熟れ西瓜一口宵の鐘(西瓜)
八月二八日(月)曇 月見豆ほろほろこぼれ宵迫る(月見豆)
八月二九日(火)晴 大きくて巨峰ひとつぶ皮を剥く(巨峰)
八月三十日(水)晴 梨剥けば天気予報が気に掛かる(梨)
八月三一日(木)曇/雨 水の朝葡萄一房皿に盛る(葡萄)

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