gooブログ「曇りのち晴れ」

たべもの歳時記

俳句たべものダイアリー二0一七年七月

七月 一日(土)晴 寒露にの小鮎が出れば地酒とる(小鮎)
七月 二日(日)晴 渦潮の縞鯛の身の引き締まる(縞鯛)
七月 三日(月)晴 棚の隅一瓶残る梅酒古る(梅酒)
七月 四日(火)晴 古茶落とし冷茶としましょ真昼時(古茶)
七月 五日(水)晴 キッチンの隅葛餅の箱開けず(葛餅)
七月 六日(木)曇/晴 ばってらの小舟一口余るほど(ばってら)
七月 七日(金)曇/晴 網の上角が支える磯さざえ(さざえ)
七月 八日(土)晴 氷水なにはなくても真っ先に(氷水)
七月 九日(日)晴 冷そうめん竹を流れる水の色(冷そうめん)
七月 十日(月)晴 谷川の鮎のうねりを姿焼き(鮎)
七月一一日(火)晴 寒天のスティック見つけ何作ろ(寒天)
七月一二日(水)晴 ほろ苦くマンゴージュースの午後長し(マンゴー)
七月一三日(木)晴 ピリ辛の小粒弾けて青山椒(青山椒)
七月一四日(金)晴 茄子漬け土産ふっくら箸進む(茄子漬け)
七月一五日(土)晴 しおはねて籠にあげられ燕魚(燕魚)
七月一六日(日)晴 冷や麦の糸水の糸籠に取る(冷麦)
七月一七日(月)晴(海の日) 夏大根さくッと噛めば今朝の晴れ(夏大根)
七月十八日(火)晴 桜桃は鈴なり桜の実は小粒(桜桃)
七月十九日(水)晴 せせらぎの谷へと梅の実の落ちる(梅の実)
七月二十日(木)曇/晴 何気なく麦茶一杯宵の口(麦茶)
七月二一日(金)晴 宇治金時のアイス齧れば女学生(宇治金時)
七月二二日(土)曇/晴 寒天の固まって来て宵を待つ(寒天)
七月二三日(日)晴/曇 商店街旗が目印かき氷(かき氷)
七月二四日(月)晴 かき氷急いで急いで溶けるまで(かき氷)
七月二五日(火)晴 夏ピーマン皮の厚みまで赤く(夏ピーマン)
七月二六日(水)雨 梅干しの種が茶碗の底残る(梅干し)
七月二七日(木)曇/晴 浮き沈み氷つついてアイスコーヒー(アイスコーヒー)
七月二八日(金)曇/晴 明日も又漬け瓜刻む朝支度(漬け瓜)
七月二九日(土)曇/晴 缶ビール開けて夜半の闇深し(缶ビール)
七月三十日(日)雨 少食の朝茄子漬けの歯に優し(茄子漬け)
七月三一日(月)晴 紫蘇の葉の漬けて青々実も美味し(紫蘇)

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