gooブログ「曇りのち晴れ」

たべもの歳時記

俳句たべものダイアリー二0一六年一月

一月 一日(金)晴(元旦) お雑煮を食べて今年も目出度しや(お雑煮)
一月 二日(土)晴 食積みの一品一品縁起物(食積み)
一月 三日(日)晴 ふっくら焼けて火止める餅の朝(餅)
一月 四日(月)晴 紅白の膾をたして節の重(節)
一月 五日(火)晴 塩きかせ数の子の粒噛みしめる(数の子)
一月 六日(水)曇 田作りを僅かに残しはや六日(田作り)
一月 七日(木)晴(七草粥) 七草粥七種数えて歌となる(七草粥)
一月 八日(金)曇 水弾くすずしろ刻む朝早し(すずしろ)
一月 九日(土)晴 蕪の葉の苦みを加え粥の朝(蕪)
一月 十日(日)晴 餅焼いてお汁粉に入れ関東風(餅)
一月一一日(月)晴(成人式) 鏡餅下げて年はじめ(鏡餅)
一月一二日(火)曇/雨 包丁の埋もれ白菜夕支度(白菜)
一月一三日(水)晴 寒鰤の醤油の沁みて泪酒(寒鰤)
一月一四日(木)晴 冬林檎噛めばちょっぴり歯に染みる(冬林檎)
一月一五日(金)晴(小正月) 田作りを皿に取り分け母の声(田作り)
一月一六日(土)晴 金粉を浮かべて年酒のなみなみと(年酒)
一月一七日(日)晴/曇 お汁粉の底の小豆に染まる餅(餅)
一月一八日(月)雪 背をまるめ葛湯を啜る闇の夜(葛湯)
一月一九日(火)晴 これからの一年長く大根する(大根)
一月二0日(水)晴(二十日正月) 大根おろし朝粥に白く降る(大根)
一月二一日(木)晴 首すぼめ風邪を気付かい寝酒飲む(寝酒)
一月二二日(金)晴 人参の根も葉も大地からの幸(人参)
一月二三日(土)曇 酒粕の甘くも旨しお白酒(酒粕)
一月二四日(日)晴 俎板に刻む白葱昼の蕎麦(白葱)
一月二五日(月)曇 小松菜に弾けて朝の水ひかる(小松菜)
一月二六日(火)晴 夕早く灯すあかりに薬喰い(薬食い)
一月二七日(水)晴 身の白く銀の鱗の鱈ちり鍋(鱈)
一月二八日(木)晴 朝の水弾けば青く冬野菜(冬野菜)
一月二九日(金)晴 冬野菜植物オイルでローフード(冬野菜)
一月三十日(水)晴 鱈鍋の最後はうどんと身の縮む(鱈鍋)
一月三一日(木)晴 湯豆腐の出汁を効かせてシンプルに(湯豆腐)

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