曇りのち晴れ
9月1日(月) 雨 二百十日朝から小雨降りやまず 朝厨オクラを刻む薄明かり(オクラ)
曇りのち晴れ
9月2日(火) 曇り 混沌と秋めく雲の何所へゆく グラスから浮いては沈む檸檬の輪(檸檬...
曇りのち晴れ
9月3日(水) 曇り 秋の蝉ひとしきり鳴き影落とす 無花果を割ればほろ苦朝の風(無花果...
曇りのち晴れ
9月4日(木) 曇りのち晴れ 虫の声繰り返されてかなかなかな 栗の実のほろりと甘くパン...
曇りのち晴れ
9月5日(金) 曇りのち晴れ 梢より風にこぼれる月明り 馬鈴薯の皮剥きずらく夕支度(馬...
曇りのち晴れ
俳句ダイアリー二0一四年八月 八月 一日(金)晴 俳句展三種の冷茶飲み比べ 八月 二日(...
曇りのち晴れ
9月6日(土)曇りのち晴れ 満ち欠けの月夜の兎思い遣る 沸く鍋に頭と頭芋喧嘩(芋)
曇りのち晴れ
9月8月(月) 曇り 薄雲のベールのかなた月の道 熱つ熱つと芋を囲めば笑顔あり(芋)
曇りのち晴れ
9月9日(火) 曇り 木蔭より爽やかにそよ風起こる 柔らかく煮えて里芋とろけ芋(里芋)
曇りのち晴れ
9月10日(水) 曇りのち晴れ 十六夜の月に照らされ夜の雲 衣被ぎ丸るく団子とご両人...