＊ 　　　　＊ 　　　　＊ 平成の影を見送る夕時雨 ひいふうみい次を曲がれば芙...

たべものダイアリー二０一九年十一月 十一月　一日（金）晴　皮剥けば香るキッチン林檎の実...

俳句ダイアリー二０一九年十一月 十一月　一日（金）晴　空の壁押し上げ秋の雲奔る 十一月　...

　　＊ 　　　　＊ 　　　　＊ なにがあったの台風が過ぎてから 空の果て無限の彼方...

１２月１０日（火）　晴れのち曇り 青空のすき間を団栗が落ちる 湯豆腐に膝を合わせて宵...

１２月９日（月）　曇り 万歩計覗く夫に銀杏散る 二杯酢で足の身しまるずわい蟹（す...

１２月８日（日）　晴れ 一通のハガキ黒縁年歩む 晴れた朝フルーツ籠の蜜柑増え（蜜柑）...

１２月７日（土）　晴れ 底の底天地巡らす冬の雨 冬林檎皮ごと噛みしめ半世紀（冬林檎）

１２月６日（金）　曇り 一年を惜しみ塔まで冬化粧 鍋の蓋小気味よく鳴り大根煮る（大...

１２月５日（木）　晴れ 朝空に雲までとどけ冬黄葉 牡蠣鍋の最後の最後焦げ啜る（...