参加者は3名。
「The British Way: Counterinsurgency at the End of Empire」(GMT Games)
GMT Gamesから発売された、2人用のCOINシリーズ。
イギリスからの独立をテーマにした4つのゲームが入っているマルチパック。
タイトルは「パレスチナ(Palestine)」「マレー(Malaya)」「ケニア(Kenya)」「キプロス(Cyprus)」の4つ。
これらを連結して楽しむキャンペーンゲームもある。
最初はケニアをプレイ。
ケニアの特徴は、パイプライン(Pipeline)トラック。このトラックで示された条件が、2つのイギリスのオペレーションとスペシャルアビリティに影響を与える。さらにこのオペレーションは、盤上の人口値を減らして、ゲームから除外されているポリスキューブをゲームに戻すという、独特なオペレーションである。
イギリスはリソースが存在しないので自由に作戦が展開できると思いきや、キューブが足りないのでそうはいかない。かといって、キューブを増やそうにもパイプラインが動かないと効率良くオペレーションが行えないというジレンマ。
逆にマウマウゲリラ側は、兵隊を除去するオペレーションが存在しないので、兵隊から逃げならがオペレーションを実施する必要がある。でも、ナイロビとナイロビからの連絡線を頑張って維持しないと、リソースが確保できずジリ貧な戦いになるというジレンマを抱えている。
ゲームの勝敗は、イギリスの政治的意思(Political Will)マーカーの位置で決定。
10を超えるとイギリスの勝利、10を下回るとマウマウゲリラの勝利。10の場合は引き分けとなる。
ファーストプレイで色々とやらかしてはいるが、サドンデスにはならず僅差でイギリスの勝利となった。
続いてマレーをプレイ。
マレーの特徴は、司令官の交代。司令官ごとに得意分野が違い、得意分野のオペレーションやスペシャルアビリティの実行エリア数が増える。
もう一つは「New Villages」。イギリスがこれをマップに置くオペレーションを実行すると、これがあるエリアではMCPゲリラのオペレーションに制限が掛かる。
それ以外は、非常にスタンダードなCOINという感じのルールである。
このゲームも、初見ならが僅差でイギリスの勝利となった。
2人用のCOINが4つ入ったこのゲームは、COIN初心者にも優しく、ベテランも満足させてくれる、コスパの良い作品である。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます