過去 ピース日記 3 自衛隊員募集問題での浜松市との交渉 2021年5月12日(水)浜松市役所にて 20210715
浜松市平和委員会
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自衛隊は毎年6月に浜松市役所へ直接出向いて18才の住民名簿を書き写していましたが、昨年から浜松市は静岡地方協力本部に名簿をデータファイルの形で送付するようになりました。
そのため浜松市平和委員会では、日本共産党浜松市議団の協力も得て、ことし初めて浜松市との交渉をおこないました。交渉は4月にあらかじめ文書で申し入れ〔 資料1 〕、浜松市に回答を事前に準備してもらいました。
当日の交渉は801号室でおこなわれ、浜松市平和委員会から4人、日本共産党浜松市議団4人が同席し助言、浜松市は総務部文書行政課長3人などでした。
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当日は回答を口頭で聞きながら、その回答について浜松市平和委員会の態度をコメントし、不十分な回答についてさらに細かく質問し、浜松市の態度の前進を希望しておわりました。
交渉項目の1について、浜松市はこのことが自衛隊法などの法にもとづくものと言いましたが、浜松市平和委員会は、法律は名簿提供を明言していないこと、全国の自治体でもそのサービスはまちまちであり各自治体の裁量にゆだねられていることを指摘し、今回の自衛隊への過剰サービスの撤回を求めました。
交渉項目の2からについてで、いちばん印象的だったのは、今回の施策の出発点がどこだったかが明らかになったことです。浜松市側は、静岡地方協力本部長が鈴木康友市長を一昨年に訪問したこと(日付はまだ不明)を発言しました。
回答で浜松市は自衛隊への提供をホームページに掲載することを確認しましたが、どこまで詳しく掲載するかは明らかにしませんでした。本人または家族の承諾を得ること、本人または家族の拒否権などは回答しませんでした。他の自治体がやっていることは浜松市でもやっていただきたいと思います。
質問したなかでは、提供した個人情報の利用の仕方のも明確にはなりませんでした。
〔 補足 交渉担当者の感想 〕
交渉の前日、5月11日の朝に、日本共産党静岡市議団の自衛隊募集問題での申し入れの記事が『中日新聞』に掲載されましたので、5月12日という交渉日設定はグッドタイミングでした。
久しぶりの対市交渉でしたが、まだ平和運動の交渉力はあると自信が出ました。小黒けい子さんをはじめ日本共産党浜松市議団の協力、支援も大きな力でした。
自衛隊募集問題に限らず、浜松基地問題でも、いろいろ知恵を集めて戦略・戦術を練って、行動を広げていきたいと思います。