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花日和 Hana-biyori

ドラマ「プライベートバンカー」8話(ネタバレの感想)

唐沢寿明が主演の「プライベートバンカー」(テレビ朝日)。熱中して見ているほどではないですが、普通に見やすいドラマです。

原作はなくてオリジナル脚本を3人でやっているみたいです。株や資産管理の知識、格言などをゆるっと織り込みつつ展開していて、資産運用に人々の関心が集まる昨今、時代のニーズに合わせた作品だなあと思います。

コメディというほど笑えるわけでもないですが、冤罪や虐待や暴力など悲惨な事は出て来ないし、妙に引っ張る大きな謎もない様子でストレス度が低いです。金持ちやずるい人が泡を食う場面はあり、そこがまあ楽しいのかも。

(以下ネタバレありです)

とくに南海キャンディーズのしずちゃんが「プロ養子」で遺産をふんだくる役だった6話は、新鮮で面白かったです。“後妻業”は手垢がついた設定だけど、「養子のプロ」は知らなかったので。

先日放送の8話は、大手外食チェーンの社長(橋爪功)が意識を回復して認知症の様相を呈したとき、まず医者を呼ぶだろと思っていたら、「認知症と診断される前に遺産相続の遺言書を書かせる」という遺産相続バトルが展開してびっくりしました。

資産が何千億とある家なのだから、母ときょうだい3人で均等に分ければいいものを、なんでかみんな自分の一人勝ちを狙っている。不思議です。

それにしても、要介護4の母をみている身としては、認知症だからって子供まで誰だか分からなくなるというのは本当に最終的な段階だろと違和感ですし、その状態で遺書がすらすら書き直せるのも変な感じ。

と思っていたら、やはり認知症は演技で…という流れでした。家族の真意を知るためだということでしたけど、あの歳になるまで後継者を育ててもいないってのも、これまた不思議。

しかし大物過ぎる創業者がいつまでも自分がトップにいて後継者がなかなか決まらない(そしてお家騒動へ)というのは現実でも聞いたことがある話です。

大企業あるあるなのかもしれないですね。知らんけど。




 
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