母が入所している施設で夏祭りがあり、出し物の1つとしてマグロの解体ショーが行われました。
車椅子で混んでいてショーは後ろの方で見たのですが。
解体が終わって人混みがはけたときに、切り分け作業が見れるように台の前に母を連れて行きました。
その流れで刺身をもう貰えるのか、今か今かと目の前に陣取って待つことになりました。縁日風にやきとりなどもありましたが、母はマグロを目の前にして他のものなんか食べる気にならないと言います。
先に各階に配るというので20分くらい待ったあと一皿もらい、美味しい美味しいと食べていました。私も頂きまして。ひと切れが大きく食べ応えがあって旨い。確かなマグロの美味しさがありました。
食べ終わって紙皿を捨ててしまうと、母はまたもうひとつ貰いたいと車椅子から指をさします。
もう貰ったから、後は他の人に配るところみたいだよと私は制しました。
が、あとから来た職員さんに「もう食べました?」と聞かれた母はしれっと「まだ」と答えて、もう一皿受け取っていました。
私は驚いて何も言えませんでした。うわー平気で嘘ついてるぞ…。
母はその皿に載った2切れをペロリと食べ、残りの一切れを「〇〇も食べな〜」と言うので勧められるまま私もおかわりをいただいてしまいました。
結局は親子でちゃっかりしていたというわけで。
母はもっと欲しそうにしていましたが、別の若い職員さんに「もう売り切れ」と終了を告げられていました。
その後職員さんによる踊りが3パターンもあり、つられて踊りだす幼稚園くらいの子が可愛く楽しかったです。
職員さん練習や準備大変だったろうなあ。たいへん有り難いことでした。