宝井理人「テンカウント(3)」
日高ショーコ「花は咲くか(5)」
井上佐藤「10DANCE (1~2)」
どれも面白くて充実のラインナップ!でした。とくに「10DANCE」は初めて読んだのですが、面白い!わくわくする面白さです。
ラテンダンスの日本チャンピオン鈴木信也と、スタンダードの杉木信也は世界2位の実力者。杉木の提案でお互いの専門ダンスを教え合い、10種類のダンスで競う「10(テン)ダンス」に挑戦することになりますが。
綿密な取材と作画の説得力で社交ダンスのことが興味深くよく分かる(作者は、実際とはちょっと違うと言っていますが)本格ダンス漫画として一般誌に掲載されていてもおかしくないし読む人が限られるのはもったいないと思います。でも、BL目線ならではの魅力の部分に気付くと気付かないでは面白さは違うのかな。
ラテンの鈴木信也は猥雑だけど、下品というほどじゃなくてちょっと適当だけど基本素直な性格でかわいいです。チャーミングな大人エロさが魅力でまさにラテンの男ですね。
ワルツの帝王と呼ばれる杉木信也は王者然とした鉄面皮が時折見せる、鈴木への尊敬愛がいいです。無表情なのにダンスへの熱い思いが伝わってくる人。
それぞれの魅力がタイプの違うダンスの魅力そのものにも繋がっていて、より分かりやすく楽しいです。
私は高校の頃授業で社交ダンスをやったことがあるので、あの、1人でステップ覚えようとすると頭がこんがらがるのにふたりで組んで音楽が流れると勝手に体が動くあの快感!をちょっと思い出して余計楽しかったですよ。
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