八雲町は木彫り熊の発祥の地でもあります。
実家の札幌でも、
近所に木彫り熊を彫っている人がいたことを子供時代に
記憶していて、
鮭を咥えた熊の置物が昔から家にありました。
八雲町が発祥の地ということは、
ここに来て知ったのですが、
始まりは大正10年に遡るようです。
八雲の彫り方には、大きく分けて2種類。
細かい毛立てを行う「毛彫り」と、
カットした面で熊を表現する「面彫り」があります。
これは「面彫り」ですね。
表情も、迫力のある顔だけでなく、
愛らしい顔やとぼけた表情などとても豊かで、
アイヌの人達の熊をカムイとして敬う気持ちが伝わってくるようです。
たまたま、今日の読売新聞の「編集手帳」で、
この木彫り熊のことが記事になっていたのですが、
今、国立民族学博物館で作品展が開催中だそうです
2年後には白老町に国立アイヌ民族博物館ができます。
オープンしたらぜひ行こうと思っています
郷土資料館もありました。
(2017年5月4日撮影)