下 町 ブ ロ グ

家族で墨田に住み着いた一児の母が、下町のよいところを書き連ねるブログです。

南砂三丁目公園のねこたち

2010年10月28日 | 砂町・大島
私が日々の通勤に使っている東京メトロ東西線南砂町駅。
この駅の東口(a2出口)を出たところに広がっているのが南砂三丁目公園である。
南北に長いこの公園は、南の端が南砂町駅に、北の端が第五砂町小学校に接している。
大きな桜の木がいくつもあり、春に満開の花をつける頃は地元の人たちのお花見もよく見かける。
夏には木陰を提供してくれるので、日差しを避けられるし都心より1~2℃は気温を下げてくれる(筆者体感)。
サラリーマン&ウーマンにとっては癒しの公園なのである。

さて、この公園に癒されているのはサラリーマン&ウーマンだけではない。
ここにはかわいい住人、すなわちのらねこたちが多数暮らしているのである。
私の毎朝の観察によれば、少なくとも8匹は生息している(2010年10月時点)。
つがいとおぼしきやつらが3組、いまいちステディがいないらしいやつらが2匹である。

今日はその中でももっとも人気もので人懐こい夫婦を紹介しよう。
「たび」とその「ヨメ」である。(筆者命名)

私がここを通勤に使うようになって、最初にこの公園の住人として認識したのはこの「たび」である。
黒猫なのだが、のどのあたりと手足の先だけが白いので、足袋をはいてるみたいで可愛いぞ、
ということで「たび」と命名した。

たびには茶色いしましまに、これまた手足の似たような部分が白くて可愛いパートナーがいる。
とてもきれいずきで、見かけると10回に8回くらいは毛づくろいをしている。
これが「ヨメ」である。
ほんとうにたびが♂でヨメが♀かどうか、確認していないのだが。

彼と彼女(信じているのでそういうことにする)は、公園の南のほう、
つまり駅入り口に近いあたりを住居にしている。
朝にはいくつかある公園の入り口から、人々がみなこの駅入り口に向かって
歩いてゆくので、彼らは必然的にメジャーになる。
物怖じもせず人懐こいので、人々も通勤の足をしばし止めて観察したり
ちょいちょいと触ったりする。可愛がられ愛されている幸せなねこたちである。
私は暇さえあればカメラを取り出してその生態を記録することにしている。

彼と彼女のお気に入りは桜の木の下のベンチである。
お天気のいい日はたいがい、このベンチで2匹、まあるくなってひなたぼっこしている。
いつもこんな具合に、つかず離れずの微妙な距離感でならんでまあるくなっている。
長年連れ添った夫婦っぽくて、なんともいえず可愛い。

急激に寒くなった今朝はふたりの姿がみえなかった。
寒がりのねこのこと、どこかに寒さをしのげるシェルターを確保しているのだろう。
また天気のいいあたたかい朝には姿を見せておくれ。

上海大富園

2010年10月28日 | 砂町・大島
私の住む、東砂の界隈は中華街である。
半径500メートル以内にラーメン屋、中華料理屋、ラーメン屋、中華料理屋。
枚挙にいとまがない。
まったく、東西線からも都営新宿線からも等しく遠いこの界隈に、なんだってこんなに中華料理的なお店ばかりができたのか。

ともあれ、数あるお店のなかで、私がもっとも贔屓にしているのは、その中でも最も我が家に近い店。
歩いて1分とかからない、上海大富園である。

初めて入ったのは、引っ越して来て間もない頃だから、
今から3年くらい前になる。
いつも深夜まで黄色く明るく光る看板に吸い込まれるように入ったその店はしかして、真の名店であった。

ぱりぱりに焼き上げた油淋鶏にはさらりとした黒酢のたれがたっぷり。
一口齧って、その黒酢の香りにやられてしまった。あぁ、美味。
チャーハンはたまごがほどよくからんでほろっほろ。
これは本物と悟った。

あるいは風邪ひいてほとんど動けない日、何を食べたいかって、真っ先に思い浮かぶのはここの野菜海鮮おかゆ。
もうねー。筆舌につくしがたい美味しさよ。
海鮮だしと、絶妙なしおこしょうバランス。
ぷりっぷりのえびにしゃきっしゃきの小松菜・・・!

冬の寒い日のおすすめは、絶品、麻婆茄子鍋。
麻婆茄子を土鍋でぐつぐつさせてあつあつで出してくれるんですが、
これが唐辛子と山椒がばっしばしにきいてて、
美味しい!辛い!美味しい!辛い!ってなります。。。
辛いのに自信がない方は、「辛さ控えめで・・・。」って頼んでね。

お店を切り盛りするのは中国人の夫婦。
厨房担当のおじちゃんと、ホール担当のおばちゃん。
ふたりが決してうまいとはいえない日本語で愛想良く(おばちゃん)、
ちょっとぶっきらぼうに(おじちゃん)応対してくれるのが、またなんともかわいらしんだなー。
週末の夜に行くと、必ずといっていいほどご近所や親戚の集まりらしいひとたちが奥のパーティルームでわいわい飲んでいる。
地元のひとに愛されてるのである。

そしてもうひとつ、サラリーウーマンに嬉しいのは、この店、毎日深夜12時まで営業してるのである。
仕事で疲れて帰った夜、ごはんなどつくりたくもないし買って帰るのもむなしいわ・・・、
という日にここのおばちゃんのかわいい笑顔にむかえられるとほっとするのである。

うだうだ書かないから(もう書いてる)、とりあえず食べに来て。お願い。



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