下 町 ブ ロ グ

家族で墨田に住み着いた一児の母が、下町のよいところを書き連ねるブログです。

上海大富園

2010年10月28日 | 砂町・大島
私の住む、東砂の界隈は中華街である。
半径500メートル以内にラーメン屋、中華料理屋、ラーメン屋、中華料理屋。
枚挙にいとまがない。
まったく、東西線からも都営新宿線からも等しく遠いこの界隈に、なんだってこんなに中華料理的なお店ばかりができたのか。

ともあれ、数あるお店のなかで、私がもっとも贔屓にしているのは、その中でも最も我が家に近い店。
歩いて1分とかからない、上海大富園である。

初めて入ったのは、引っ越して来て間もない頃だから、
今から3年くらい前になる。
いつも深夜まで黄色く明るく光る看板に吸い込まれるように入ったその店はしかして、真の名店であった。

ぱりぱりに焼き上げた油淋鶏にはさらりとした黒酢のたれがたっぷり。
一口齧って、その黒酢の香りにやられてしまった。あぁ、美味。
チャーハンはたまごがほどよくからんでほろっほろ。
これは本物と悟った。

あるいは風邪ひいてほとんど動けない日、何を食べたいかって、真っ先に思い浮かぶのはここの野菜海鮮おかゆ。
もうねー。筆舌につくしがたい美味しさよ。
海鮮だしと、絶妙なしおこしょうバランス。
ぷりっぷりのえびにしゃきっしゃきの小松菜・・・!

冬の寒い日のおすすめは、絶品、麻婆茄子鍋。
麻婆茄子を土鍋でぐつぐつさせてあつあつで出してくれるんですが、
これが唐辛子と山椒がばっしばしにきいてて、
美味しい!辛い!美味しい!辛い!ってなります。。。
辛いのに自信がない方は、「辛さ控えめで・・・。」って頼んでね。

お店を切り盛りするのは中国人の夫婦。
厨房担当のおじちゃんと、ホール担当のおばちゃん。
ふたりが決してうまいとはいえない日本語で愛想良く(おばちゃん)、
ちょっとぶっきらぼうに(おじちゃん)応対してくれるのが、またなんともかわいらしんだなー。
週末の夜に行くと、必ずといっていいほどご近所や親戚の集まりらしいひとたちが奥のパーティルームでわいわい飲んでいる。
地元のひとに愛されてるのである。

そしてもうひとつ、サラリーウーマンに嬉しいのは、この店、毎日深夜12時まで営業してるのである。
仕事で疲れて帰った夜、ごはんなどつくりたくもないし買って帰るのもむなしいわ・・・、
という日にここのおばちゃんのかわいい笑顔にむかえられるとほっとするのである。

うだうだ書かないから(もう書いてる)、とりあえず食べに来て。お願い。



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