激動の2020年もいよいよ後半へと突入ですね。
月替りの最初の記事ということで、従来の花札のデザインを紹介しましょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/93/09ee270800718727cf2355b663e615ae.png)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/b7/8df6971e6136a306e15002d608ddbbbf.png)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/61/a354628af20c269804bd0e82c2069d65.png)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/e4/cd6bfc481d3c166c45001aaa55471878.png)
7月の札は「萩(はぎ)」になります。荻(おぎ)ではありませんよ。
左から「萩に猪」「萩に短冊」「萩のカス札」です。
10点札の「萩に猪」は、花札を代表する札のひとつと言えます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/93/09ee270800718727cf2355b663e615ae.png)
花札で遊んだことがない人でも、役の名前「猪鹿蝶」はご存知ではないでしょうか。
「猪鹿蝶」は、「萩に猪」「紅葉に鹿」「牡丹に蝶」の3枚を揃えると完成する役です。
その3枚の札の中でも、一番インパクトのあるデザインなのが「萩に猪」だと思います。
オレンジ色の猪が目にも鮮やかですよね。
この「萩」と「猪」というのは、古来より和歌などで詠まれている定番の組み合わせだそうです。
猪が萩や萱などを倒してつくる寝床を「臥猪の床(ふすいのとこ)」といい、歌川広重の浮世絵にも描かれているモチーフです。
花札の猪は瞳がパチッと開いているので、萩の上で寝ていたところから目覚めた姿なのかもしれませんね。
もちろんナントカ花札では、この猪がさまざまなキャラクターに置き換えられてデザインされています。
どんな札が登場するのか次回より紹介していきますので、どうぞお楽しみに。