今回は「自由型」デザインのナントカ花札を紹介します。




こちらは、オーケストラをテーマにデザインをされているContra-Stさんによるオリジナル花札です。
ナントカ花札のデザイン手法のひとつ「自由型」は、その名の通り、従来の図像を踏襲することなく自由なアレンジでつくられたものになります。
もちろん花札として成立させるためには、必要な要素をしっかり組み込まなければなりません。
今回の例で見ると、札の左上付近に三日月が描かれていることで、「藤にほととぎす」札だと認識することができますね。


花札の図像に馴染んでいないとなかなか識別しづらい場合も出てくるでしょうが、自由な発想とデザインでつくられた作品を見ると、花札の新たな可能性が感じられてとてもワクワクしてきます。