もう当地では紅葉は散ってしまいました。父との紅葉狩り今年は出来ませんでした。
今日は曇り空 だけど暖かい こんな日は父のお出かけ日和。
父は何処かに出かけたくなっているはず。
実家の兄に電話をして父がどこかに行きたいなんて言ってなかったか尋ねると
「旧制中学時代の同級生の息子さんから喪中のはがきが届き同級生である友人が亡くなったことを知った父が線香をあげに行きたいと言っているので暮れも押し詰まる前に連れて行こうと思っていた」 そして「俺より〇〇子(私の名前)との方が父も喜ぶだろうから 〇〇子に頼むわ。」
かくして 行楽とは違ったお出かけになりました。
突然お邪魔したにもかかわらず 父の友人の息子さん夫妻は大変喜んで
迎え入れて下さいました。
父はお仏壇に線香をあげしばらくそこから動こうともしないで友人に話しかけていました。
お仏壇には100歳を祝う賞状が供えられていました。
その後息子さん夫妻は父が話す友人との思い出話を頷きながらじっくり
聞いて下さり 父も安堵の表情で友人宅を後にしました。
その帰り道 父の先輩であるもう一人の友人に会いたいと言うのでそちらにも
お邪魔させて頂きました。 102歳になる友人は玄関に入った途端抱きつかんばかりに喜んでくださいました。「おうおう久しぶりだなー」とお互い握手の連続です。
いくつになっても学生時代の友人は格別のようです。
帰り際も車まで見送りに来てくださり 車の窓を開けて又握手をして名残惜しそうに帰ってきました。