今年の正月 実家にいつもの年のように兄弟や姪 私たちが家族で勢ぞろいしました。
我が家は喪中ですが住職さんが 浄土真宗は普通にお正月を祝ってよろしいのですよと言う言葉に従って門松や鏡餅だけは遠慮しましたがその他のお正月らしきことはいつもと変わらずにして過ごしました。
そんなことで上記のように大勢実家に集まり今年104歳を迎える父を囲んでお節料理を頂きました。
父 相変わらず元気で食欲も旺盛。
只 半年前までは 私のことを分ったり分からなくなったりだったのですが今は全く分からないようです。
去年6月から私の代わりに介護してくれていた姉のことも秋ごろからは全然分からなくなったようです。
それでも父は「ここにいる全員 誰か分からん。 ここが空っぽになってすっかり馬鹿になってしまった」と自分の頭を指さし笑いながら言うのです。
なんとまあ前向きな生き方でしょう。
こぼしながらでも美味しそうに箸を使って自分で食べ 誰が来たとも分からないのに大勢の人が集まっているのが嬉し気です。
そんな父ですが トイレを使えば汚し放題 食事をすればこぼし放題ですので
長兄だけに介護をお願いするのは気の毒です。
今年からは私も加わり 姉 兄 時には姪たちにも加わってもらっての介護になります。
去年の秋までは嫌がらずに行っていた週1回のデイサービス 冬頃からは嫌がるようになり服の着替えを自分ではしなくなり介助しようとすると払いのけることもあるようです。
そんなことを聞いてからの最初の私が介護当番の日(1月6日) デイサービスに送り出すために朝早く実家に行くと 父はパジャマに綿入れ半纏を羽織ったままの姿です。
抵抗されるのではと少し不安でしたが目一杯の笑顔で父に向かい「着替えしようね~」と耳の全く聞こえない父に話しかけながら服を父の目の前に差し出すとゆっくり後ろ前を確かめながらも時々間違えては直すことを繰り返し着替えしました。
着替えてしまうと 父はデイサービスに行くスイッチが入ったようでお迎えの車が早く来ないかと玄関先で待っています。
父を送り出した後は父の寝室 居間 トイレの掃除をしてお仕舞いです。
父 よく食べ 良く寝て 暖かい日は散歩もして 今年も元気に過ごせること間違いなしのようです。
我が家の庭 冬場は彩がありません。
多肉の寄せ植え(乱れています) 枯れたアジサイ 霜を纏った雑草の写真をはめ込みながらの父の近況です。
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