本物の感情とラケット感情

カウンセリングの学びでは

「感情」の受容を大切にします。


ただし、その「感情」には、

「本物」と「偽物」があります。


「偽物の感情」が受け容れられてしまうと

「こころの成長」につながることができません。


「こだわり」や「思い込み」を強めてしまうので

注意が必要です。


偽物の感情「ラケット感情」に気づくのは

なかなか難しいことです。


「ラケット感情」は

幼児体験に深く関係しています。


「大人のこころ」を育てることは

一部の人にとって

ほんとうに難しいことです。


「ラケット感情」を受け入れることよりは

その感情を

冷静に、客観的に、観察して

「大人のこころ」を育てること。


カウンセラーは

クライエントの感情に寄り添いながら

クライエント本人が

「本物の感情」に気づくことを促す人。

どんな人の中にも

「正しい道を選ぶ力」が備わっている。


カウンセラーは

そのことを信じている人である。