検査すれば、多嘉良も何か診断がつくだろうし。ターチンは、ブッ飛んでるのを巧く隠せるだけ。気にしていないだけ。
多嘉良も言葉が異様に早かったそうで、
外国語も聞いたら覚えたそうだけど。
コピーして覚えた言葉を、適切に場面に
応じて取り出せる、器用なタイプだ。
人はそれぞれ、1つは発達面で障害
と呼べるものを持っているものなの。
娘が困難を感じる部分を、多嘉良には
わかるらしい。
娘はだいたい、人の輪に入らず離れて様子を見ていたり、みんなの意見を聞く役に回っている。
話が合わないからなんだそう。
合わせて話すと、とても疲れて体から力が
抜けてしまい、何かをやる気がなくなっていく…という表現をする。
このことを、多嘉良がすごくわかるらしく、
彼の場合は
就職してから様々な問題にぶつかったそう。
周りの人、主に上司に会社へ貢献するためのアイディアを出しても、理解されなくて。
その人たちに対して、「理解する頭がない」って後から割り切っていた。
多嘉良が言っているのは
数段上の観点で、
何十手も先のことで、相手からしたら
何言ってんだコイツ?となる。
パワハラが当たり前にある業界なので、
生意気だからと潰される。
黙って潰されてしまうのが、普通の人。
多嘉良は元からの脳が俺様を崇めよなのか、
パワハラ上司達の不祥事を次々と暴き続け、ある人は辞めさせられ、ある人は左遷に遭い……。
多嘉良氏:「邪魔だから消して行ったのだった」
その妻B(バカ猫):「ニャーっ、殺したのか!?」
という会話があったかもしれないし、
なかったかもしれない。
まあ、そんなふうに乗り越える強さが娘に
あれば良いけれど、フニャフニャッと繊細で
優しいコーさんなので、この先は苦手な道は
避けて通らせるしかない。
これを甘えだと言ってしまえば簡単だけど、
脳のつくりが違うので、無理強いをしたら
それこそ鬱になり、自殺に追い込まれる人も
いるわけ。
自分の好きな場所で、
好きなように生きるのが良いと思う。
それと、娘は医師にもなりたいけど
建築家にもなりたいと言っていて、
どっちでも良いんだよ と伝えた。
社会貢献を、より多く出来るのが医学の道
だけど、好きなことを追求すると建築士を
選びたい。が、
好きなこと(自分)を優先するのは罪だと、
娘は思っている。
どっちもやりゃいいじゃんか!
娘の血圧や脈拍は、今は安定している。
そちらの検査は、まだ待たないといけない。
体調が落ち着いても、娘は今あまり学校に行きたくないという状態になっている。
長く休むと、友達付き合いの回復が大変なのもあると思う。
大人もそうだね。
専業主婦のママ友の集団に入りたくないから、働くママの道を選ぶということも同じで、その場所じゃなく他の場所を選んでも
良いと思う。
働くママは、職場というまた別の集団に属するわけだけど、そこで息がつけるなら
それが良い。
だってさ、専業主婦ママグループ内の所属条件が、子供にバレエ+ピアノ、またはバレエ+バイオリンを習わせていること!なんて
ルールがあったら嫌だもの。
そして、もし職場でいじめがあったら逃げて良い。別の職場に行けば良い。
堪え性がありませんね、と誰かに言われたら「あら〜、すみませんね」と笑っておけば良いの。
というわけで、娘はフリースクールで出席数を取りつつ勉強して、私立中は目指さずフリースクールから行きたいと思っている高校に行く予定。
成績が良くないと行けないので、しっかり自主勉強しないとだけど。
やりたいことには打ち込むだろうから、娘のしたいようにさせようと多嘉良と話し合って決めた。