災害時トイレ問題解決!コンポスト型「花咲かすトイレ」研究所

水を使わない仮設トイレ!地域防災に関する研究グループ「上高田住民フォーラム(東京都中野区)」公式ブログ

紙おむつは究極の災害時トイレ

2016年05月07日 | 上高田住民フォーラム
4月14日に起きた熊本、大分両県を中心とした地震。今も震度4や3が相次いでいるだけに、被災地の皆さんは
本当に心身ともに疲れ切っていると思います。
心からお見舞い申し上げます。

被災された皆さんが抱えるストレスの大きな原因の一つがトイレではないでしょうか。

私たちの会(上高田住民フォーラム)では、「花咲かすトイレ」と名づけた土を利用したコンポスト型トイレを
すすめていますが、屋内でとても生活できないという状況では、屋外に避難するしか手はありません。

しかしながら、避難所の仮設トイレの絶対数は少なく、大部分はきれいとは言い難いのが現状ではないでしょうか。

それではどうするか。

簡易トイレや新聞紙やビニール袋を使って簡単なトイレを手作りする方法もありますが、介護用おむつも使ってみては
どうでしょうか。

知り合いの薬局からサンプル用の介護用おむつを貰ってきました。
早速、試してみました。

使用したのは、Мサイズ いちばん すっきり軽快 フィット伸縮テープ止め
       エルモアの大人用紙おむつ
       吸収回数の目安 1回の排尿量 120ccとして排尿、約4回分

装着しても、なかなか抵抗感が克服できず、2時間かかってようやく用が足せました。

感想は以下のとおり。
  ①複数回使用は無理  水分の重みで不快でたまらず、複数回の使用には心理的に抵抗があり過ぎる。
                     1回ごとの使用で快適に過ごしたい。

  ②漏れにくい    「足まわりをガードする立体ギャザー」が優れもので、モレないことだ。

  ③処理はどうする?  パッケージには「使用後の廃棄方法は、お住まいの地域のルールに従って
                      ください」と。
                      災害時には平常時のルールは崩壊しているので、紙おむつだけでなく、
                      ごみ処理は最重要課題の一つだ。

                      公衆衛生上、問題にならないようビニール袋などで包み、
                      蓋のできる容器に集約して保管しておき、ごみ回収の再開を待つ。

上記のことから、支援物資には大人用紙おむつを加え、大量に送ることが不可欠と提案します。











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