山に魅せられて

山に魅せられ数十年のシニア女子。
日本百名山達成は通過点、今日も山へまいります。
一押し記事は、雲の平、高天ヶ原。

富士宮口五合目から 宝永山(富士山) 

2016-09-23 | 富士山・周辺
水ヶ塚公園駐車場(静岡県裾野市須山)から見る富士山と宝永山。
宝永山の山頂が、あらまあ、ピタリとライトの柱に重なっていました。
撮るとき気づかず、それでも載せたくて m(*- -*)m。







  山行日・地図など   




山行日:2016年8月9日(火)
コース:富士宮口五合目(2400m)・・六合目・・第一火口縁・・第一火口底(2420m)・・馬ノ背(2722m)
    ・・宝永山(2693m)・・馬ノ背をショートカット・・第一火口底・・第一火口縁・・
    第二火口縁(五合目・御殿場分岐)・・富士宮口五合目
全行動時間:約4時間(昼食・休憩を含む)

天 気:曇り時々薄日

交通・アクセス:あきる野市⇔富士宮口五合目バス専用駐車場の間を、チャーターバスで。



地図・断面図:gps不調で記録を残せず、手書きです
  ①


  ②



  ③富士宮口五合目(2400m)、第一火口底(2420m)、馬ノ背(2722m)、宝永山(2693m)、第二火口縁(m)、





    コース状況   



10:02 富士宮口五合目からスタート


階段を登ったところが標高2400m。四つある富士山登山道の中で、一番高いところにある五合目。


なんといいお天気だこと。自宅を出たときは雨でしたよ。
天気予報からすれば、今日一日、このままずっととは考えにくかったけれど
気持ちの良いスタートでした。

階段上りから、火山性の砂礫の道を登り・・、周りを見れば、このあたりから森林限界のよう。

六合目までは富士宮口登山道を歩きます。



10:28 20分ほどで六合目に到着
ここは三差路。


富士山頂へ向かう富士宮口登山道は左折。宝永山は直進へ。


六合目には二つの山小屋が並んでいます。(雲海荘宝永山荘
間から見る富士山に向かう道、やっぱり急登ですね。


10:32 右側に見えるのは愛鷹山塊の越前岳。箱根はあのあたりでしょうか。
登山道が富士山の南面にあるので、晴れていたら駿河湾とか太平洋ですとか
一望できるのでしょうね。

ということは、日の出はかなり上まで行かないと、見ることできないのかな?



スタート時の青空はどこへ?! もう、すっかり空です。
砂礫の道のカンカン照りは辛いから、このぐらいがちょうどいいかも。
それにしても水、多めに準備したので、ザックが重いな~


六合目から第一火口縁までは、ほぼ平坦な道。
おしゃべり弾んで、今日は、会山行ですから(o^―^o)ニコ



約10分で、第一火口縁に着。10:38 


道標拡大。張り紙で、「第一火口付近で落石頻発」と「注意」を呼びかけています。




10:40 此処から火口底へ・・わずか5分の下りです。


火口底をズームインすればを、転がり落ちた岩塊がごろごろ。

ベンチ&テーブルで休憩されている方も・・
(ワタクシ的には長居をしたくないところではありますが・・)

10:45 第一火口底。 巨大な爆裂火口壁と宝永山に囲まれて圧倒されました。 

 
実際どういうところにいるのかと申しますと、当たり前のことですが、
この噴火跡の穴の底近くにいるのです。


東の方角から見れば優美な姿の富士山も、南側には、こんなに大きな爆裂跡があるのですね。
他にも第2火口、第3火口もありますし、西側には大沢崩れも。

東の方角から見た富士山




馬の背へ

11:20 写真で見るとそれほど傾斜があるようには見えませんが、少々急坂でした。
砂礫の道ですから、ちょっとした蟻地獄で、一歩踏み出すごとに3分の一歩ほど、
ズルッズルッと下がってしまい、思いの外、足に負担がかかりました。


そうして・・・

11:33 また一休み(⌒∇⌒) 。
圧倒される火口壁。見上げた火口壁上部の、あのボコボコは何でしょう? 
冷えた溶岩流の塊なのでしょうか?



11:45 馬ノ背に着きました。
苦しくても一歩一歩進めば、たいがいの処は何とかなりますよね。
尾根上は、風が吹き抜け寒くウインドブレーカーを羽織りました。



右の方に御殿場口登山道が広がっています。

富士宮口登山道には、下山道がありませんから、上り下りで行き交う人の
混雑を避け、御殿場口登山道を下ったり、馬ノ背から第一火口底を経て、
スタートした富士宮口五合目登山口に下山する方もいらっしゃるのです。



ぐるりと眼を転じれば、馬の背から北東方向に、あのお山は大室山、御正体山かしら。



そうして、宝永山へ向かいます。
ちょっと上って緩やかな下りスロープ。


12:07 宝永山
ここで昼食。


集合写真を撮って・・




12:46 下山開始
先ほどの、馬の背分岐まで戻らずに、ショートカットし、手前の道を下りました。
富士山頂はあいにく見えませんでしたが、火山のお山のド迫力(@_@)で、迫ってきます。



13:04 火口底まで戻ってきました。下りは、楽でしたよ。
アイゼン付けた、雪のスロープを滑り下るような感じで降りてきました。
気が付けば背中で砂塵が舞っており、上りの方々に迷惑をかけたかもです(;^_^A 💦
あらら、登山靴用のスパッツも砂塵にまみれ、粉をかけたようでした。




火口縁まで、あとわずか・・

13:19 第一火口縁に戻ってきました。

「素晴らしかったね」「迫力あったわね」



復路は、六合目を通らず、第二火口縁から樹林帯の中を西の方角に向かい、
スタート地点の富士宮登山口五合目に戻ります。


13:24 第一火口縁スタート
まずは、ミニゴーロのようなガラガラとした道を第二火口縁まで下ります・・・


13:30 5分ほどで第二火口縁 着


この様に右曲がりで樹林帯の中に入りました。


そうして、樹林帯や山肌の緩やかなアップダウンを繰り返し進みます。


途中の崩壊砂礫地ではオンタデ


メタデが目を楽しませてくれました。



約35分で、富士山スカイラインに合流。
チャーターしたバスの専用駐車場まで、ごくわずかです。
下山時刻は14時ごろでした。


その他

トイレ:スタート地点のレストハウス、五合目登山口を上がって直ぐに、六合目に。


長いブログを、ここまでご覧いただきましてありがとうございました。


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14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (おみや)
2016-12-21 01:47:17
そ~でしたか。良かったですね。
お優しい息子さんですね。

私も、登れなくなったら、おみやさんのように、息子に連れて行ってもらいましょう。
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富士山 (おみや)
2016-12-05 12:08:47
こんにちわ
お元気そうですね。昨年息子の車で
御殿場口の登りコースにいってきました。貴女は凄いですね。
いつまでもがんばってくださいね。
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小山駅って・・ (自然を尋ねる人さま)
2016-10-22 21:58:18
知っていますよ。
丹沢の不老山登山の最寄り駅で、何度か
利用しています。
そういえば、此処には大きな紡績会社が
あったような、おぼろげな記憶です。

今年の春のミツバ岳登山の帰りにも
小山駅までバスできましたよ。

思いがけないつながりにびっくりです。

tkhsさんの居所リンクができたので、
自然を訪ねる人さんにご連絡をと思いつ
つ、日を重ねてしまいました。
ごめんなさいね。

コメント、ありがとうございます。

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動画に凝っているのね (tkhsさま)
2016-10-22 21:39:50
お元気ですね。良かった良かったです。
旧のブログにコメント入れても、つながらず
どうしたのかな~と思っていました。

人のことは言えない、自分も日々時間に
追われた生活で、ブログがおざなりなのですから。

どうしても、tkhsさんの新しいブログに
たどり着けないのでk子さんに助けを乞
いました。
動画に夢中となれば、またの引っ越しも遠くはないでしょう。
今度引っ越すときは、旧ブログにリンク張ってほしいな~

自然を訪ねる人さんも、そう思っていると思います(笑)
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Unknown (自然を尋ねる人)
2016-10-14 22:46:50
10数年前御殿場線でこの近くの会社に
約1年間、5回は行ったでしょうか。
懐かしいです。
確か小山という駅からタクシーで向かいました。
場所はよくわかりませんですが懐かしく富士を眺めています。
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ご無沙汰でした (tkhs)
2016-09-27 18:14:31
動画入力に気をとられていてご無沙汰でした
m_tkhs735は画像があふれて投稿できなくなり何度目かの引越しです。
現在も2GKを越えているので今年一杯で終了しそうです。
見るのは良い山ですが!登るのはきついです、また伺います。
返信する
Unknown (おみやさま)
2016-09-26 23:31:42
こんにちは。
こめんとをありがとう、お元気なご様子
何よりです。

ブログ更新おさぼりで、
2か月を経過してしまいました。
おみやさんはずっと更新ですから、
すごいな~

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私も・・ (nanekobi5963さま)
2016-09-26 23:20:59
高山には強くないのです。
山デビューのころは、標高1500m でも
高山病になりました。
そんな日は、たいがい、低気圧で雨であったり曇ったりする時でした。
一方、晴れているとたとえ高山であっても高山病になりませんでしたから
その時々の体調もあるのかしら。

富士山の、初めての剣ヶ峰の登りでは、酸素が薄くて心臓がパクパク。
なかなか足が進まず登れませんでした。

山歴も長くなりました、だんだん体が山仕様
になってきたようで、苦しむことはほとんどなくなりました。

それでも、念のため今年は、心臓エコーとホルター心電図を受けました。
結果は2週間後なのよ(^^;)

心拍数が基準値を下回るので。
もう、10年以上前からです。
返信する
お元気そうですね (hnakuokaさんへ)
2016-09-25 09:45:27
こんにちわ
おひさしぶりです。お元気ですね。
一度お目にかかっているのに写真では解りませんでした。私は細々とブログをつづけてます。
高尾山でさえ登れなくなりました。
昔登っておいて良かったです。
返信する
本当は… (nanekobi5963)
2016-09-24 01:01:50
富士山のお山 登れそうだと思う私ですが

3000mを越えると 命がけになる私です…

北岳も登りたいのですが
あの高さも 考えてしまいます…

私の身体に原因があって…
本当は ドクターストップが出ているのですが…

チチと相談して…体調を見ながらお山を愉しむ事にしたのですが…

可笑しい話だと思われますが
これが私の 弱点でしょうか…

3000m前後のお山でよく バテバテになっているのは…その為なんです

だから…低いお山が多いのですが
本当は富士山にも登ってみたいし
行きたいお山 沢山あるのですが…

きっと変に思われますでしょうね…
ごめんなさい…
ちょっとこちらで 暴露してしまいました…

でも、富士山のふもとまでは行けそうな気がして ちょっと計画を立てて見ようかと思っております♪
ありがとうございます♪
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Unknown (マダム・グラハン・洋Kさま)
2016-09-24 00:04:01
初めまして、コメントどうもありがとうございます。
富士山のトイレは、隠れ場所がないだけに
心配してしまいますよね。

吉田口と須走口から登った時には
各合目ごとにありました。

けれども、吉田口ルートは入山者が多く
待ち時間が長かったです。
須走口は、入山者が少なく山小屋も少ないのですが、
小屋にはトイレが必ずありまして、
待つこともなく、
苦労はしませんでした。
富士山頂では、並びましたね~
トイレはどこも有料でして、山頂では
先に対面で支払いを済ませてからでないと
トイレに入れませんでしたよ(*´∇`*)。

料金は、標高が上がるほど料金も上がりまして、
山頂では300円? だったかな
500円だったか忘れましたが・・。

お天気が二日と続かないので、なかなか
遠くの山に行けません。
これでは、山小屋さんもあがったりでしょう。

ブログ更新、おさぼりばかりしていますが
どうぞ、よろしくお願いします。
返信する
Unknown (nanekobi5963さま)
2016-09-23 23:39:03
>富士山には登れない私ですが・・
えっ、どうしてでしょう!
大丈夫、あなたなら、きっと登れるはずよ。

吉田口と、須走口から登りましたが、
須走口が登りやすかったです。

須走口の下山道は、砂走りで、期待をしていたのですが、岩がぼこぼこあって、
ぶつかりそうで危なくて、
大砂走のように走って下りるようなことはできませんでした。

コメントどうもありがとう。
元気にしているのだけれど、ブログおさぼりです(^^;)



返信する
Unknown (マダム・グラハン・洋K)
2016-09-23 10:06:21
いつも丁寧な山登りの記事、ありがとうございます。

ご自分が歩いたところ、そこに点線が入ったりして、一工夫されているのでとても分かりやすく、一緒に登っているような気持になりました。

富士山登山は、沢山の人が登るので、トイレ事情も過酷なところがあると聞きました。

私も昨日、二度目の登山676mを予定していましたが、雨天で見送りました。
次はいつになるのか?分かりませんが楽しみにしています。
返信する
おはようございます♪ (nanekobi5963)
2016-09-23 09:30:28
富士山の傍に寄り添う 宝永山…
いいお山ですね
富士山には登れない私ですが
この辺りまでなら登れそうです
登りに行ってみたくなります

ただ…見た目は歩きやすそうな砂地の斜面
絶対蟻地獄ですよね…
文面からも あら~と実感する所…
大変ですよね

>苦しくても一歩一歩進めば、たいがいの処は何とかなりますよね。

うんうんと頷きながら 愉しませて頂きました

オンダテ メダテが殺風景な山肌を飾って素敵ですね♪
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