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有名なウトウノ頭の山頂標識
上が陶器、下が木版。どちらも可愛く素敵な手作り品です。
ウトウとは北海道・東北の海岸地帯に生息する海鳥であるそうな。
と、すると山名の由来はどこから(・・?
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金袋山までは2度登ったことがあります。今回はその先のウトウノ頭まで行ってきました。
道標がほとんどなく道に迷うこともあるというお山ですから、
歩きなれた山を行くリラックス感は全くなく、終始緊張をしていたと思います。
緊張感をさらに高めたのは、金袋山までの道さえも、最後に登った5年前と比べ、
見通しが良くなった分どちらへも進んでゆけそうで、まるで違ったお山を登っているように感じたことでした。
金袋山~ウトウノ頭までは初めての道でしたが、登りは思ったよりもわかりやすかったです。
下りは、視野が広がり、足元を見ているときもあり、間違いやすいなと思いました。
そうしたことからか、下山時に道間違いをしでかしました。
『金袋山のミズナラ』の巨樹へ下る道を間違えたのです。
登りの時とは違うところを下りましたが、地図、GPSで判断。
このまま行こうと決め、『金袋山のミズナラ』を目指しました。
落ち葉を蹴飛ばし緩やかに下って行くも、胸はドキドキ、
途中何度もgpsを確かめ、恐怖でパニックを起こしそうな自分に
大丈夫、大丈夫って言い聞かせ・・・
やっと、ミズナラの巨樹が見えた時には、全身から力が抜けました(´▽`) ホッ。
その間、たったの15分でしたが、永遠に続きそうで、人恋しかったです。
人形山標識を見落とし、ミズナラの巨木への下りの入り口も見落とすなど
地形図の読みはまだまだ未熟な自分でしたが、
今回山行の目的を叶え、何とか無事下山のハッピーエンド。
誰に言うともなく「ありがとう」の思いでいっぱいです。
※目的は、ウトウノ頭の二つの山頂標を見ることでした。
ネットで見せていただいて以来、この眼にとどめたいと
憧れていました。
そうそう、このコースで見かけた数少ない道標、山頂標識のすべてが手作りでした。
ということは、どなた様かが設けてくださったのですよね。
そうしますと、タワ尾根は、自然の状態のままを大切に保護する
ことが行われ、登山者対応はなされていないと考えても良いのかもしれず、
慎重な山歩きが求められるのかと思います。
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日程:2016年5月29日(日) 晴れ時々曇り。
コース:青梅線奥多摩駅=(バス)=東日原バス停…
一石山神社…ミズナラの巨樹…金袋山…篶坂(すずさか)ノ丸…ウトウの頭(往復)
…東日原バス停…=(バス)=青梅線奥多摩駅
全行動時間:一石山神社⇔ウトウノ頭(往復) 7時間35分
ルート・地図
オセロ尾根から篶坂ノ丸に登り、一石山登山口から下山すれば同じ道を歩かなくてもよいと考えましたが
また逆であってもそうですが、オセロ尾根が分かり難そうで急坂なので、
一石山神社のわきから登ることにしました。
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篶坂ノ丸の通過時に、オセロ尾根からどこに登ってくるのだろうかと軽く見てみましたが、
分からなかったので、いつの日か初回のオセロ尾根通過は、
タワ尾根に向かって登りに取ろうと思います。
ルート断面図
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同じ道の往復ですのに、ウトウノ頭の山頂近くの断面図が違っていることに気づきました。
思い起こせば、頂上からそう遠くないところで、あれっ、ここ。通ったっけ??
と頭ひねるも、その先に道がしっかり続いていたので下りましたが、
やはり往路と復路で違う道を通ったようです。
登山メモ
10月23日会山行の写真を一部使用。
1.東日原バス停~一石山神社登山口
東日原バス停を背にして右へスタート。まずは道なりに。一石山神社登山口まで約30分の道のり。
東日原バス停はこの路線の終点。鷹ノ巣山、天目山への登山口あり。
バスは満席でした。川乗り橋(川苔山)停留所で、ぞろっと下車され、
東日原では人気の鷹ノ巣山に向かう方が殆んど。
以降、登山口まで一人旅でした。
東日原バス停留所(右の建物はトイレ) 左に鷹ノ巣山登山口の道案内
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バス停から約20分の所、小川谷橋手前で、左に観光用公衆トイレ。
その先、右側に鍾乳洞バス停。土日祝日は東日原バス停止まり。

小川谷橋を渡り…右へ。
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篶坂ノ丸で合流するオセロ尾根は小川谷橋を渡って左へ。
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ここの標識拡大。
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30分程度歩いて、一石山神社登山口
ここから、登るのは初めてです。
小川谷林道は、2011年(平成23年)3月11日の東日本大震災による落石の危険があるため、
歩行者も車も通行止め。その為、一石山神社登山口より少し先の、
籠岩から人形山を経て金袋山に向かう登山口は利用できません。
ここから登って金袋山に行ったことがありますが、ここも、なかなか大変。
急坂で、落ち葉を踏み抜きそうなトラバース道が、とっても怖かったです。
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赤い車の手前(右側)にも、トイレあります。
此処までにトイレが日原バス停のものも含めて3ヶ所。
ここはトイレに恵まれています(笑)
単独で嫌だなと思うのは熊さん。出合ったらどうすればよいのかと
何時も内心((( ;゚Д゚)))びくびくしています‥
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一石山神社の階段を踏みしめ境内へ。神社に向かって、左の社務所のような建物の右が登山口。
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こんなこと、書いてありましたよ。悪路と。
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2.一石山神社⇒ミズナラの巨樹⇒金袋山⇒篶坂(すずさか)ノ丸⇒ウトウの頭(往復)
①一石山神社→一石山(1007m)→ミズナラの巨樹
境内から坂道をジグザグに上り詰めると、要塞のごとき構造物が立ちはだかりました。
道はどこ?かと、構造物の前や後ろを行ったり来たり。
見つからないので、一旦下って登り返したら、構造物より数歩手前の右手側に道が延びていました。
こんなところで、道が見つからないなんて、道標のほとんどないところへ行くのに・・。
その間のロスタイムは10分ないし15分(T_T)。
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しかし、悪路はまだ始まったばかり。頑張らなくちゃ(・∀・)ウン!!
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そうして、大岩が出っ張った、こんなところにでました。
何気に進み、ふっと左下を見れば、切れてる~(;^_^A
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ここからタワ尾根の始まりかな?
ここまで、ふくらはぎが伸ばされるほどの急坂でしたから・・
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ベンチもあるし休もうかなぁ、ダメダメ、まだ先は長いのです。
前方見れば・・まだまだ続く急坂。
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そうして、再び、平らなところにでました。
道案内らしきものは、下り時の歩行の注意を促しています。
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ここからわずかに進むと一石山1007m。
手作りの標識がありました。標識がほとんどないので嬉し~(⌒∇⌒)
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一石山までは標高差約400mの急登が続きましたが、これから先はゆるやかなアップダウンの繰り返し。
と、可愛いおへその木がお目見え~(^▽^)。3度目の出会いです!
金袋山までは、現在禁止されている籠岩の登山口から周回コースで2度来たことがありますので。
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そうそう、こちらの案内も五年ぶり。新しくなっているようにも見えますが、書かれている内容は同じ。
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そうして、まもなく5年ぶりの『金袋山(1,325m)のミズナラの巨樹』。現在の姿
2013年8月に大枝が折れてしまったそうですが、あまりの変わりように言葉を失い、たたずみました。

下の画像は折れてしまう前の姿です。
いつまでもこの姿を留めてほしかったと思いますが、生きとし生けるもの、
こうして少しづつ朽ち果て自然に返ってゆくのですね。
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実はミズナラの巨樹のあるこの場所は人形山の一部ですが、金袋山の方が通りが良いので、
『金袋山のミズナラ』と名付けられたそうです。
そうして、次は②人形山(1176m)へ向かいました。
ミズナラの巨樹のある広場から、右斜め上に登ってタワ尾根に乗り左折。
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人形山はここからそう遠くないところにあると思うのですが、人形山の標識を確認することができませんでした
。
人形山へは、いったん、道を外れて進み、また、本道に戻ってくるらしいのですが・・??。
③金袋山(1325m)
人形山が見つからないな~のまま、金袋山へ向かいました。
間伐が行われたのか、どこでも歩けてしまいそうに広がったところもありまして、え~?でしたが・・
それでも、変わりようのない岩稜帯個所、見覚えのある痩せ尾根上の道に安心し、
『金袋山のミズナラ(ミズナラの巨樹)』から30分で、道の右側に金袋山の標識を確認。
五年前の頂は、タワ尾根の緩やかなピークにある道といった感じでしたが、現在は、
枯れ木・倒木があるものの、樹林に囲まれた広場のようなところに変わっていました。
2016年5月29日 広い山頂 山頂標識拡大
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2016年10月23日の標識
以前のままの標識と、その上に素敵な巾着袋(の標識)が乗っていました。(笑)
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④篶坂ノ丸(1459m すずさかのまる)・ウトウノ頭(1587.9m)
さて、これから先の篶坂ノ丸とウトウノ頭は、私にとって初めてお邪魔をするピークです。
先ほどお会いした「道が分かりづらくて戻ってきた」という男性の言葉を思い出し、少し不安になりましたが…
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篶坂ノ丸の山頂標識は右にあるのか左か、広がった樹林帯の中を見落とさないように左右をキョロキョロと見ながら行きますと
ネットで見せていただいたYの形をした樹木を先の左側に見つけました。あれかな~・・
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うんうんこれこれ(*⌒―⌒*)、篶坂ノ丸山頂。良かったε-(´∀`*)ホッ。金袋山から27分。
金袋山と同じように、緩やかな広い尾根上にありました。
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そうして、最後のウトウの頭(1588m)へ
篶坂ノ丸から少し下ってウトウの頭に登り返すのですが、その鞍部はとても広くてモミジやカエデがいっぱい。
紅葉時期には、とっても美しいと思います。
(山頂近くから北東に延びる四間小屋尾根に入らないようにと、)向かって左の方から登り始めたら
これはどうも違うらしく、右の道に移行。これが正解。
12:47 12:52
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登るにつれて、山の趣が変わってきました。金袋山、篶坂ノ丸をハイキングとしたら、こちらは登山。
急坂もあり、驚いたことに山頂近くでは岩っぽい道まで出現。
単独小柄軟弱シニア女子な私、落ちないように、滑らないようにと心を引き締め通過。
12:56 13:03

13:12篶坂ノ丸から45分、ウトウの頭に着きました。常緑樹に囲まれた細長い空間です。
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ウトウの山頂標識2つ。どちらも素敵な標です。二等三角点の標柱もありました。
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『金袋山のミズナラ』で追い抜いて行かれた男性は、タワ尾根ノ頭(長沢背稜)に
進まれたのでしょうか。お姿在りません。
タワ尾根ノ頭に至るタワ尾根後半には、ルートを見つけることが難しそうな大京ノクビレと大京の峰を通過しなくてはなりません。
4月後半(?)には滑落してしまった登山者さんが・・・(黙祷)
眺望もなく誰もいない山頂は落ち着かなくて、軽食摂るも早々に戻ることにしました。
④復路。ウトウの頭⇒篶坂ノ丸(標高1456m) ⇒金袋山⇒一石神社
※人形山は帰りも分かりませんでした
写真は、ウトウの頭山頂。山頂は長細いので、こちらが戻る方向です。
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先ほど、登ってきた道なのに、こんなところあったかしらと、キツネにつままれたような、
不思議な、今、思い返しても、はっきりしないところがあります。
ロープのある所、リボンのあったところは、よく記憶しているのですが・・

此処だったかな?って、感じたところは、広がったところ、倒木の多い場所でした。
ひょっとして、実際に行きと帰りで違うところを通ったのかもしれませんし、
或いは、同じところでも視野の広がる下りでは違って見えたのかもしれません。
何時かもう一度行って、確かめてみたいです。
それでも、ウトウの頭を下り、鞍部に出て、篶坂ノ丸に軽く登り返し、
金袋山まで問題なく、間違いなく戻ってきましたε-(´∀`*)ホッ、
金袋山から先は2度お邪魔をしているので気楽にどんどん下りました。
そろそろ、『金袋山のミズナラ』への道。ここで、道間違い・・
『金袋山のミズナラ』の巨樹に下るポイント要注意かも(⌒∇⌒)
五年前までは何のこともなく、一度も間違えたことはなかったのですが・・・。
これも、見通しが良くなったことで、道がたくさんあるような、
どこへも進めそうな感じがして返って分かりづらくなってしまったようです。
その時の様子
①「あれっ、違うところを下りているかも」「戻ろうかな」。
目前の赤いリボンが目に飛び込み・・左手に入りました。

ここでいいのかなとドキドキ。下る。
何度か立ち止まっては、GPS・地図を確かめました。
②やっとやっと『金袋山のミズナラ』が見えました。ここまで、長い15分間でした。
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③図解すると、登ったところのすぐ隣の山肌を下っていることがわかります。
正しい下り道よりも少しだけ行き過ぎてしまったのですね。
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その後は順調に下り、最後の急坂を下って・・
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一石山神社が見えてきました。 下山しました。
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長くなりましたが、これで、お終いです。
ご訪問、ありがとうございました。
上が陶器、下が木版。どちらも可愛く素敵な手作り品です。
ウトウとは北海道・東北の海岸地帯に生息する海鳥であるそうな。
と、すると山名の由来はどこから(・・?
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金袋山までは2度登ったことがあります。今回はその先のウトウノ頭まで行ってきました。
道標がほとんどなく道に迷うこともあるというお山ですから、
歩きなれた山を行くリラックス感は全くなく、終始緊張をしていたと思います。
緊張感をさらに高めたのは、金袋山までの道さえも、最後に登った5年前と比べ、
見通しが良くなった分どちらへも進んでゆけそうで、まるで違ったお山を登っているように感じたことでした。
金袋山~ウトウノ頭までは初めての道でしたが、登りは思ったよりもわかりやすかったです。
下りは、視野が広がり、足元を見ているときもあり、間違いやすいなと思いました。
そうしたことからか、下山時に道間違いをしでかしました。
『金袋山のミズナラ』の巨樹へ下る道を間違えたのです。
登りの時とは違うところを下りましたが、地図、GPSで判断。
このまま行こうと決め、『金袋山のミズナラ』を目指しました。
落ち葉を蹴飛ばし緩やかに下って行くも、胸はドキドキ、
途中何度もgpsを確かめ、恐怖でパニックを起こしそうな自分に
大丈夫、大丈夫って言い聞かせ・・・
やっと、ミズナラの巨樹が見えた時には、全身から力が抜けました(´▽`) ホッ。
その間、たったの15分でしたが、永遠に続きそうで、人恋しかったです。
人形山標識を見落とし、ミズナラの巨木への下りの入り口も見落とすなど
地形図の読みはまだまだ未熟な自分でしたが、
今回山行の目的を叶え、何とか無事下山のハッピーエンド。
誰に言うともなく「ありがとう」の思いでいっぱいです。
※目的は、ウトウノ頭の二つの山頂標を見ることでした。
ネットで見せていただいて以来、この眼にとどめたいと
憧れていました。
そうそう、このコースで見かけた数少ない道標、山頂標識のすべてが手作りでした。
ということは、どなた様かが設けてくださったのですよね。
そうしますと、タワ尾根は、自然の状態のままを大切に保護する
ことが行われ、登山者対応はなされていないと考えても良いのかもしれず、
慎重な山歩きが求められるのかと思います。

日程:2016年5月29日(日) 晴れ時々曇り。
コース:青梅線奥多摩駅=(バス)=東日原バス停…
一石山神社…ミズナラの巨樹…金袋山…篶坂(すずさか)ノ丸…ウトウの頭(往復)
…東日原バス停…=(バス)=青梅線奥多摩駅
全行動時間:一石山神社⇔ウトウノ頭(往復) 7時間35分
ルート・地図
オセロ尾根から篶坂ノ丸に登り、一石山登山口から下山すれば同じ道を歩かなくてもよいと考えましたが
また逆であってもそうですが、オセロ尾根が分かり難そうで急坂なので、
一石山神社のわきから登ることにしました。

篶坂ノ丸の通過時に、オセロ尾根からどこに登ってくるのだろうかと軽く見てみましたが、
分からなかったので、いつの日か初回のオセロ尾根通過は、
タワ尾根に向かって登りに取ろうと思います。
ルート断面図
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同じ道の往復ですのに、ウトウノ頭の山頂近くの断面図が違っていることに気づきました。
思い起こせば、頂上からそう遠くないところで、あれっ、ここ。通ったっけ??
と頭ひねるも、その先に道がしっかり続いていたので下りましたが、
やはり往路と復路で違う道を通ったようです。
登山メモ
10月23日会山行の写真を一部使用。
1.東日原バス停~一石山神社登山口
東日原バス停を背にして右へスタート。まずは道なりに。一石山神社登山口まで約30分の道のり。
東日原バス停はこの路線の終点。鷹ノ巣山、天目山への登山口あり。
バスは満席でした。川乗り橋(川苔山)停留所で、ぞろっと下車され、
東日原では人気の鷹ノ巣山に向かう方が殆んど。
以降、登山口まで一人旅でした。
東日原バス停留所(右の建物はトイレ) 左に鷹ノ巣山登山口の道案内
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バス停から約20分の所、小川谷橋手前で、左に観光用公衆トイレ。
その先、右側に鍾乳洞バス停。土日祝日は東日原バス停止まり。
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小川谷橋を渡り…右へ。
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篶坂ノ丸で合流するオセロ尾根は小川谷橋を渡って左へ。
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ここの標識拡大。
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30分程度歩いて、一石山神社登山口
ここから、登るのは初めてです。
小川谷林道は、2011年(平成23年)3月11日の東日本大震災による落石の危険があるため、
歩行者も車も通行止め。その為、一石山神社登山口より少し先の、
籠岩から人形山を経て金袋山に向かう登山口は利用できません。
ここから登って金袋山に行ったことがありますが、ここも、なかなか大変。
急坂で、落ち葉を踏み抜きそうなトラバース道が、とっても怖かったです。
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赤い車の手前(右側)にも、トイレあります。
此処までにトイレが日原バス停のものも含めて3ヶ所。
ここはトイレに恵まれています(笑)
単独で嫌だなと思うのは熊さん。出合ったらどうすればよいのかと
何時も内心((( ;゚Д゚)))びくびくしています‥
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一石山神社の階段を踏みしめ境内へ。神社に向かって、左の社務所のような建物の右が登山口。
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こんなこと、書いてありましたよ。悪路と。
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2.一石山神社⇒ミズナラの巨樹⇒金袋山⇒篶坂(すずさか)ノ丸⇒ウトウの頭(往復)
①一石山神社→一石山(1007m)→ミズナラの巨樹
境内から坂道をジグザグに上り詰めると、要塞のごとき構造物が立ちはだかりました。
道はどこ?かと、構造物の前や後ろを行ったり来たり。
見つからないので、一旦下って登り返したら、構造物より数歩手前の右手側に道が延びていました。
こんなところで、道が見つからないなんて、道標のほとんどないところへ行くのに・・。
その間のロスタイムは10分ないし15分(T_T)。
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しかし、悪路はまだ始まったばかり。頑張らなくちゃ(・∀・)ウン!!
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そうして、大岩が出っ張った、こんなところにでました。
何気に進み、ふっと左下を見れば、切れてる~(;^_^A
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ここからタワ尾根の始まりかな?
ここまで、ふくらはぎが伸ばされるほどの急坂でしたから・・
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ベンチもあるし休もうかなぁ、ダメダメ、まだ先は長いのです。
前方見れば・・まだまだ続く急坂。
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そうして、再び、平らなところにでました。
道案内らしきものは、下り時の歩行の注意を促しています。
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ここからわずかに進むと一石山1007m。
手作りの標識がありました。標識がほとんどないので嬉し~(⌒∇⌒)
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一石山までは標高差約400mの急登が続きましたが、これから先はゆるやかなアップダウンの繰り返し。
と、可愛いおへその木がお目見え~(^▽^)。3度目の出会いです!
金袋山までは、現在禁止されている籠岩の登山口から周回コースで2度来たことがありますので。
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そうそう、こちらの案内も五年ぶり。新しくなっているようにも見えますが、書かれている内容は同じ。
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そうして、まもなく5年ぶりの『金袋山(1,325m)のミズナラの巨樹』。現在の姿
2013年8月に大枝が折れてしまったそうですが、あまりの変わりように言葉を失い、たたずみました。
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下の画像は折れてしまう前の姿です。
いつまでもこの姿を留めてほしかったと思いますが、生きとし生けるもの、
こうして少しづつ朽ち果て自然に返ってゆくのですね。
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実はミズナラの巨樹のあるこの場所は人形山の一部ですが、金袋山の方が通りが良いので、
『金袋山のミズナラ』と名付けられたそうです。
そうして、次は②人形山(1176m)へ向かいました。
ミズナラの巨樹のある広場から、右斜め上に登ってタワ尾根に乗り左折。
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右から登ってくる赤点線は、『金袋山のミズナラの巨樹』から登ってきたことを示しています。
ウトウノ頭から戻ってきたときには、ここのミズナラが目印。
ここから右下へ下ると、『金袋山のミズナラ』です。
ここから右下へ下ると、『金袋山のミズナラ』です。
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人形山はここからそう遠くないところにあると思うのですが、人形山の標識を確認することができませんでした
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人形山へは、いったん、道を外れて進み、また、本道に戻ってくるらしいのですが・・??。
③金袋山(1325m)
人形山が見つからないな~のまま、金袋山へ向かいました。
間伐が行われたのか、どこでも歩けてしまいそうに広がったところもありまして、え~?でしたが・・
それでも、変わりようのない岩稜帯個所、見覚えのある痩せ尾根上の道に安心し、
『金袋山のミズナラ(ミズナラの巨樹)』から30分で、道の右側に金袋山の標識を確認。
五年前の頂は、タワ尾根の緩やかなピークにある道といった感じでしたが、現在は、
枯れ木・倒木があるものの、樹林に囲まれた広場のようなところに変わっていました。
2016年5月29日 広い山頂 山頂標識拡大
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2016年10月23日の標識
以前のままの標識と、その上に素敵な巾着袋(の標識)が乗っていました。(笑)
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④篶坂ノ丸(1459m すずさかのまる)・ウトウノ頭(1587.9m)
さて、これから先の篶坂ノ丸とウトウノ頭は、私にとって初めてお邪魔をするピークです。
先ほどお会いした「道が分かりづらくて戻ってきた」という男性の言葉を思い出し、少し不安になりましたが…
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篶坂ノ丸の山頂標識は右にあるのか左か、広がった樹林帯の中を見落とさないように左右をキョロキョロと見ながら行きますと
ネットで見せていただいたYの形をした樹木を先の左側に見つけました。あれかな~・・
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うんうんこれこれ(*⌒―⌒*)、篶坂ノ丸山頂。良かったε-(´∀`*)ホッ。金袋山から27分。
金袋山と同じように、緩やかな広い尾根上にありました。
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そうして、最後のウトウの頭(1588m)へ
篶坂ノ丸から少し下ってウトウの頭に登り返すのですが、その鞍部はとても広くてモミジやカエデがいっぱい。
紅葉時期には、とっても美しいと思います。
(山頂近くから北東に延びる四間小屋尾根に入らないようにと、)向かって左の方から登り始めたら
これはどうも違うらしく、右の道に移行。これが正解。
12:47 12:52
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登るにつれて、山の趣が変わってきました。金袋山、篶坂ノ丸をハイキングとしたら、こちらは登山。
急坂もあり、驚いたことに山頂近くでは岩っぽい道まで出現。
単独小柄軟弱シニア女子な私、落ちないように、滑らないようにと心を引き締め通過。
12:56 13:03
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13:12篶坂ノ丸から45分、ウトウの頭に着きました。常緑樹に囲まれた細長い空間です。
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ウトウの山頂標識2つ。どちらも素敵な標です。二等三角点の標柱もありました。
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『金袋山のミズナラ』で追い抜いて行かれた男性は、タワ尾根ノ頭(長沢背稜)に
進まれたのでしょうか。お姿在りません。
タワ尾根ノ頭に至るタワ尾根後半には、ルートを見つけることが難しそうな大京ノクビレと大京の峰を通過しなくてはなりません。
4月後半(?)には滑落してしまった登山者さんが・・・(黙祷)
眺望もなく誰もいない山頂は落ち着かなくて、軽食摂るも早々に戻ることにしました。
④復路。ウトウの頭⇒篶坂ノ丸(標高1456m) ⇒金袋山⇒一石神社
※人形山は帰りも分かりませんでした
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写真は、ウトウの頭山頂。山頂は長細いので、こちらが戻る方向です。
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先ほど、登ってきた道なのに、こんなところあったかしらと、キツネにつままれたような、
不思議な、今、思い返しても、はっきりしないところがあります。
ロープのある所、リボンのあったところは、よく記憶しているのですが・・
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此処だったかな?って、感じたところは、広がったところ、倒木の多い場所でした。
ひょっとして、実際に行きと帰りで違うところを通ったのかもしれませんし、
或いは、同じところでも視野の広がる下りでは違って見えたのかもしれません。
何時かもう一度行って、確かめてみたいです。
それでも、ウトウの頭を下り、鞍部に出て、篶坂ノ丸に軽く登り返し、
金袋山まで問題なく、間違いなく戻ってきましたε-(´∀`*)ホッ、
金袋山から先は2度お邪魔をしているので気楽にどんどん下りました。
そろそろ、『金袋山のミズナラ』への道。ここで、道間違い・・
『金袋山のミズナラ』の巨樹に下るポイント要注意かも(⌒∇⌒)
五年前までは何のこともなく、一度も間違えたことはなかったのですが・・・。
これも、見通しが良くなったことで、道がたくさんあるような、
どこへも進めそうな感じがして返って分かりづらくなってしまったようです。
その時の様子
①「あれっ、違うところを下りているかも」「戻ろうかな」。
目前の赤いリボンが目に飛び込み・・左手に入りました。
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ここでいいのかなとドキドキ。下る。
何度か立ち止まっては、GPS・地図を確かめました。
②やっとやっと『金袋山のミズナラ』が見えました。ここまで、長い15分間でした。
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③図解すると、登ったところのすぐ隣の山肌を下っていることがわかります。
正しい下り道よりも少しだけ行き過ぎてしまったのですね。
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その後は順調に下り、最後の急坂を下って・・
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一石山神社が見えてきました。 下山しました。
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長くなりましたが、これで、お終いです。
ご訪問、ありがとうございました。
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見る方がこれだけの時間なら書く方は大変だったでしょう
山での道の間違い標高200mのところでも時々やるのですから!GPSが使えるとは?飛んでいる女性尊敬に値します。
作成しているうちに、その日のことを思い出しだんだん楽しくなって
長くなってしまいました。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
GPS付きのスマホに、地図を入れて使っています。
初めてのお山に行くときには、とても心強いですよ(o^―^o)ニコ