次々と子どもが虐待により死亡する事件が起こっていますが、今度は食事を与えられなかった5歳の子どもが餓死するという悲惨な事件が起こりました。逮捕された夫婦は、「愛情がわかなかった」「かわいくない」と言っているそうです。どうして?と思いますが、悲しい事件は無くなりません。お腹を空かせて、どんな気持ちでいたのでしょうか。想像すると涙が出ます。私自身は、ハイチの子どもでもどこの子どもでも腹ペコだったら可哀想だと思いますし、食べさせたいと思います。自分の子どもじゃなくてもです。このような虐待をする親が一人や二人ではないということは、何か原因があるのでしょう。虐待は連鎖すると言いますが、家庭環境も含め調査し、今後再発防止に役立ててほしいものです。
昨年1年間で摘発した児童虐待は過去最高の335件だそうです(警察庁)。このうち、身体的虐待が234件、性的虐待が91件、ネグレクトも10件とのこと。これでは施設は定員オーバーになります(現在も近い状況)。また、心の傷をどのようにケアするのかという問題もあります。細かい部分までフォローできなくて当然かもしれません。
細かい部分=以前、県庁担当課の方に質問し、まだ返事をいただいていないことあります。それは、里親家庭で養育された子どもと児童養護施設で養育された子どもの進学状況です。また、施設で養育された子どもの中で、中学、高校で家庭に戻る子どもの数も知りたいと考えています。この意味、わかりますか?一番大切な時期に戻る意味とその数を知りたいのです。
数年前に、泉崎村で悲惨な虐待事件が起こりました。十分に食べさせてもらっていない子どもは体が小さいことがあります。生きて保護された子どもも、大きな傷を背負って生きることになる。もっと早く保護できないのかと思います。また、性的虐待に関しては、家庭に戻すべきではないと思いますが、実際はどうでしょうか。夜回り先生の本にも、戻され家族と共に消えたケースが紹介されていました。どうして戻すのでしょう。施設が満杯だからでしょうか。問題は山積みでありながら、改善される気配を感じない。
子ども虐待防止のオレンジリボン運動。虐待をする親が関心を持つことはないでしょう。しかし、近所の人や同級生のお母さんなどが関心を持つことにより助かる命があるかもしれない。今年もオレンジリボン運動に力を入れていきます。