特定非営利活動法人白河花里倶楽部れぽーと

東北の南端福島県白河市で活動するNPO法人。2017年10月より、動物関連はアメブロ「花里れぽーと」で更新致します。

『チェルノブイリの森 事故後20年の自然誌』 大きな絶望と小さな希望・・・

2011-05-27 11:44:06 | 放射能問題・除染
 

表郷図書館で『チェルノブイリの森 事故後20年の自然誌』という本を借りました。この本は、どこか他の図書館から取り寄せていただいたものです。現在、白河市の新図書館は地震により開館が延期されています(新築なのに耐震じゃなかったのでしょうか?)。また、県立図書館は地震で倒壊したそうです。図書館には、放射能関係の本もあるようですが、借りることが難しい状況です。

 さて、この本の宣伝文には・・・


 人間が住むことのできなくなった汚染地区に、広大な森が出現した。なぜ植生は戻り、稀少種の動物が集まりはじめたのか。生態系へ巧みに入り込んだ放射能は、生物の進化に影響を与えるのか。ウクライナ系アメリカ人ジャーナリストが、汚染に恐怖しながらも立入禁止地区に入り取材を重ねた、話題の書。


 とあります。これに興味を持ち、読みたい!と思いました。まだ読みだしたばかりですが、とても面白い本です。人間が消えた土地で、生き生きと暮らす動植物たち。でも、奇形などの動物は野生では生きることができないそうですので・・・強い者が生き残り、それが子をつくり・・・今に至っているようです。

 私は、野生動物が一番恐れるのは「人間」だと考えています。その人間が消えた場所に動植物の楽園が登場するとは・・・。読みだしたばかりですが、原子力のことや放射能のことが詳しく説明されており、以前であれば頭痛がしただろう本です。この本では、数値がレントゲンで書かれているので、シーベルトにして比較しています。悲しいことに、今福島がおかれている状況はチェルノブイリ級であり、政府の対応も旧ソ連並み・・・と感じます。ただ、今はネットがあり動画があります。真実を知るチャンスはあるのです。

 一昨日、庭の片隅に集めてあった落ち葉の放射線数値を測定すると、12マイクロシーベルトを超える数値が出ました。市役所の土手及び愛宕神社の落ち葉が殆どで、ボランティアで片付け、ゴミ減量のために腐葉土にしていますが、その落ち葉から驚くような放射線数値が出ました。片付けた私は被曝していますね。

 被曝手帳をください!


 自分の庭が危険だとは・・・誰よりも庭を愛し、自然を愛してきた私にとって悲しい出来事です。しかし、これは与えられた試練。立ちあがる力のある人間に、試練は与えられるのです。


 白河市の公共用地全部の汚染土を除去させ、放射線数値を下げましょう

 福島県の土地が汚染されたということは、土地を所有している人は、財産を奪われたと同じことです。それに気付いていない人が多いように思います。

 日本の頭脳を集結させ、旧ソ連ではできなかった放射能除去を行うことができれば、福島は違う意味での世界の福島になるでしょう。
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八重のモッコウバラ

2011-05-27 11:08:33 | 花図鑑 つる系植物
 私の自宅北側には、犬の遊び場があり、元気すぎる愛犬が昼間運動をしていましたが、今は一時預かりをしている被災犬用となっています。この遊び場のフェンスにモッコウバラを這わせています。今、満開です。





 キレイです。被災犬の小次郎君は興味ないようです。花より団子派ですね。


 


 ウットリするほどキレイです。





 花が終わったら切り詰めないとイケマセン。枝が伸びすぎて通路をふさいでいます。花に興味がない人は、邪魔だ!と思うようです

 原種のバラさんは、本当に丈夫ですね。植えてから約8年ですが、無農薬でも何も問題はありません。モッコウバラも一季咲きですが、一季咲きのバラやクレマチスにはそれだけの魅力があります。昨年、白の八重モッコウバラを植え、グングン成長していたのですが、愛犬に折られて・・・花は来年となりました。


 さて、「風船かづら」の種がたくさんあります。市役所ロビーオレンジリボンコーナーで無料配布させていただこうかと考えております。風船かづらは、つる性植物ですので、グリーンカーテンをつくるのに最適です。種を採取すれば毎年愉しむ事ができますし、庭であればこぼれ種からも発芽します。
 今年も様々な植物でグリーンカーテンを楽しみたいと思います。
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クレマチス モンタナ3姉妹

2011-05-27 10:47:39 | 花図鑑 つる系植物
 クレマチスの中で、一季・旧枝咲きのモンタナ系が一番早く咲きだしました。我が家には、現在ピンク2種白1種計3種類のモンタナ系クレマチスがあります。白よりピンクの方が早く咲きだしました。





 小さめの花ですが、とってもキレイな「オドロータ」です。




 
 こちらは、「メイリーン」です。東側に植えていますが、太陽を見て咲くので花びらの裏側を見ることになっています。でも、花びらの裏側は、蝶の羽のようにキレイです。





 どこから見ても美しい花。モンタナ系は、ドンドン伸びて壁を覆うように咲きます。ピンクの花に覆われる日を夢見ています。





 こちらは古株の白いモンタナさん。もう8年位のお付き合いになりますが、花と雑草の区別ができない家人により一度切り詰められてしまいました。翌年は花はなく、翌々年から成長をし、やっと一面を覆うほど咲くようになりました。




 狭いスペースですが、クレマチスは棘がないので大丈夫。現在はグリーンカーテンとして活躍しています。フェンスの上に針金で誘引し、2メートルほどの高さまで伸ばしていますが、もっと高くしようと考えています。一季咲きの花は、一季に全てを集中させます。本当に美しい。
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