特定非営利活動法人白河花里倶楽部れぽーと

東北の南端福島県白河市で活動するNPO法人。2017年10月より、動物関連はアメブロ「花里れぽーと」で更新致します。

無農薬無化学肥料栽培の庭で、蜂との共生を試みる ~蜂に刺されないためのポイント~

2014-07-18 13:30:49 | 昆虫観察
無農薬無化学肥料で、バラや野菜を隣り合わせに栽培しております。そんな庭には、虫がたくさんいますが、昆虫を観察するのも愉しみの一つと考え、殺生することもなく、放置しております。

ただ・・・

スズメバチの存在は微妙です

それでも、共生中。黄色足長スズメバチ程度の小さめの蜂ですが。



昨年、出入口近くに巣をつくり、迷惑だと思っていたところ・・・もっと大きなスズメバチが現れ、蜂の子だけでなく、蜂の巣まで食いました。その後、玄関脇のカエデの葉っぱに隠れ住んだ黄色足長スズメバチたちは、あまりにもか弱く、電気の検針さんが葉をどけるまで存在を知りませんでした。葉っぱに群がり、身をすくめる蜂たちが憐れになり、そのまま放置。30センチ脇を日に何度も通るのですが、威嚇されることもありませんでした。

そして今年・・・昨年の場所から約1メートル離れた窓の近くに巣を作ってしまいました。

他には・・・



敷地内の電信柱。これも黄色足長スズメバチです。やはり30センチ脇を通ります。



スズメバチから約1メートル離れたところに、性格の温和な蜂さんの巣がありました。こんなに近かったら殺されちゃうけど、教えてあげることもできません

蜂に刺されないために大切なことは、

蜂の巣の、早期発見です

※蜂がブンブンしている場所近くに巣がある可能性有。止まって周囲を観察してみる。葉の裏など意外な場所に巣があることも。

生き物は、子と巣を守ります。そのためには、命がけで闘います。巣があることを知らずに、巣を叩けば刺されます。しかし、あちらも無駄死にはしたくないでしょう。敵意・殺意がない者に、攻撃をすることは殆どないようです。私は、10年近く前に、知らずに巣を叩いて刺された後は、一度も刺されていません。私の家族は、刺されやすいタイプです。これは、自然の中に、ガサガサッと分け入るためです。自然を尊敬する私は、そーと歩きますし、ガサッと音がすれば、年齢を感じさせない素早さで逃げ出します。自然を甘く見てはいけませんよね

蜂との共生のポイントは
●蜂の巣の早期発見をし、巣には近寄らないこと。作り始めは1匹程度なので、留守にすることがある。壊すなら留守中を狙うこと!

私は、ハナバチが大好きです。区別ができない人にとっては怖い存在かもしれませんが、花の蜜を吸ってるハナバチさんたちは、いつも忙しく、怖がってる人間をかまっているほど暇ではないようです。「どいて~忙しいのよ~」と叫んでいるように思えます。カンパニュラやジギタリスの花の中に入り込んでる姿は本当に可愛い。花びらを滑っている姿は、愛しいものです。

数日前の夕方、窓下の蜂が姿を消し・・・大きなスズメバチに子を食われたのだと思いました。「可哀想・・・これで網戸を替えられる・・・」天使と悪魔の声が囁きましたしかし、しばらくすると3匹の蜂さんが巣に戻っていました。「夕飯?一緒に外食ですか??」とスズメバチの巣に向かって呟きながら、落胆している自分を感じました

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車に轢かれた仔猫セーラ、奇跡的に回復中

2014-07-18 13:06:04 | 譲渡先募集中 犬・猫
白河市役所近く、せせらぎ通りで車に轢かれ(多分、衝突)、道路に死んだように横たわっていた仔猫。名前をせせらぎ通りから・・・セーラとしました。上下のアゴを割る大怪我をしていた小さなセーラ。あの時は、こんな痛みの中で死ぬのかと思いましたが、奇跡的に回復中です。



750グラム(先週の体重)。まだまだ小さいですが、離乳もしました。ただ、アゴが割れていますので、固形は食べることができず、柔らかフードを与えています。お世話になっている地元獣医師によると、仔猫の成長に合わせて、アゴの割れは治るそうです。手術しなくても良くなり、ホッと財布と仔猫がしています



とっても可愛い仔猫。適度に元気で、甘えん坊で可愛い。

普段は、うさぎハウスにいます(うさぎは飼育経験ないが)。



寝室とトイレを分けるために、段ボールハウスを作ってあげました。その上にいるのが好きなセーラ。



トイレは、小屋の一角でします。今はペットシートです。



寝る時は寝室へ。こんなに小さくても理解しています。もう少し大きくなったらエイズ・白血病検査をして、譲渡先探しをしたいと思います。

セーラの特徴が一つ。



雷のような「Z」型のシッポです。堕天使の目印かも

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福島県内初の地域猫活動へ向けての第一歩 啓発看板設置と猫用トイレ設置

2014-07-18 11:23:16 | 城下町白河の地域猫活動コミネコ
昨年秋より野良猫のTNRを行ってきた地域に、広大な土地管理者のご許可をいただき、啓発看板を設置することができました。設置にあたり、県南保健所担当課に掲示ポスターをお見せし、確認をいただきました。この際、福島県が作成した啓発チラシも加えるようにとのアドバイスをいただき、拡大コピーとパウチをした上で一緒に掲示をさせていただきました。掲示内容と設置場所は、管理者の方にも現場確認をいただきました。ご協力有難うございます。

また、来週には、県南保健所課長自らが現場に出向き、確認をしてくださるとのことです。環境省の定める「地域猫ガイドライン」に沿った活動を目指したい当会の想いをご理解いただくチャンスでもあります。



看板は4つになりましたが、どれも大切な内容です。



昨年秋に改正施行された動物愛護法ですが、ポスターも新しい内容がダウンロードできるようになっています。新ポスターは、「環境省 警察庁」が発行者ですね。



福島県作成の啓発ポスターです。小さな命を大切にする福島県にしたいものです。
その他、3枚目ポスターは、当会からの「お願い」です。4枚目は、どうぶつ基金様より提供いただいた耳カット猫の啓発ポスターです。

そして次は、猫用トイレの設置。過去、トイレにと設置したプランターが5個も盗まれました。プランターは盗難されるので、違う形のトイレを設置し、糞尿被害に対応したいと考えております。また、糞尿臭消しに効果抜群のEM活性液も培養しましたので、また無料配布していきたいと考えております。

トイレ設置には・・・



ゴミを片付ける必要があります。野良猫問題を起こす場所は、ゴミ山が多いのです。ここは、野良猫に餌付けをしていた人が借りていた家ですが、今も片付けされないままゴミが放置されています。糞尿問題を解決するために、このゴミを片付け、野良猫トイレを設置し、衛生面にも配慮していきたいと考えております。一番ご迷惑をお掛けする隣人の方には、本当に申し訳なく思っております。



耳カット猫の証明写真のようですね。もし昨秋、TNRを行わなかったら・・・今頃は仔猫がゾロゾロと歩いていたことでしょう。考えただけでも恐ろしい!



この猫は、ペコちゃんです。耳カットがありません。仔猫なので、繁殖はしませんでしたが、そろそろシーズンでしょう。ペコちゃんは、臆病な仔猫だったので、人の気配がする間は出てこなかったようです。今もビクビクしています。柄を見るとメスのようですので、来週にでもTNRしたいと思います。その他、やはりメス1匹が時々現れますので、早くにTNRしたいものです。このような未手術猫を放置すれば、数年後には元通りになる可能性もあります。

当会は、環境省の地域猫ガイドラインを参考に、それを目指した活動をしていきたいと考えております。


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黒シバ系のメス犬もみじ、トイレ上達中! ~悲惨なbefore 画像有~

2014-07-07 12:41:27 | 譲渡先募集中 犬・猫
昨年、猫を繁殖・遺棄していた家庭が、転居のために飼育が困難とのことで、保護した黒シバ系のメス犬「もみじ」です。当初、犬小屋の掃除に完全武装(フード付きレインコートに長靴)で行ったのですが・・・。

まずはbefore 画像から・・・



悲惨でした。飼い主は、散歩をさせたことがないと言ってました。小屋の中は、糞尿とゴミが山となっていました。性格もわからないので、飼い主に小屋から出してほしいと伝えました。すると・・・「汚い」とゴム手袋をしてリードを付けたのです。年齢も覚えていない・・・とのことでした。

小屋から出た犬は、遊んでもらえる!散歩に行ける!と大喜びでした。とても人懐こく甘えん坊の犬。これは、この家の子どもや孫が遊び相手にしていたためだと思います。

「もみじ」は、散歩をされたことがなかったために、トイレができませんでした。外飼育の犬は、散歩時までトイレを待ちますが、散歩されずにいた犬は、その場所でトイレすることを強いられていたも同じです。そのため、トイレの躾をしなければなりませんでした。そして・・・



仔犬たちの遊び相手もしてくれた優しいもみじ。仔犬たちがトイレするのを見て発奮したのか?仔犬が巣立った頃からトイレできるようになりました。時々失敗しますが、成功する方が断然多い状況です。写真は、自慢げに伸びをしながら尻尾を振っているところです。

さて、最近の写真・・・



悲惨な過去がありながらも毎日元気いっぱい笑顔のもみじです。



笑顔が似合います。



譲渡先探しサイトに仔犬と同時期に登録をし、いくつか希望をいただきましたが、最近は「共稼ぎで昼間は留守」の方が多いようです。また、外での飼育希望の方だったり。もみじは、約10キロの小さな犬ですし、甘えん坊の性格なので、室内飼育希望です。長時間留守になるご家庭には向かないと思います。高望みなのか?長年動物保護をしている知人に尋ねました。その関東の団体は、「室内飼育」が譲渡の条件だそうです。また、長時間留守になるご家庭は、犬の性質を考えた時に向いていないのでお断りするそうです。その厳しさがなければ、犬を幸せにすることは難しいのですね。勉強になりました。







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せせらぎ通りの奇跡!仔猫セーラとママ犬グレースの近況

2014-07-04 17:18:17 | 城下町白河の地域猫活動コミネコ
先週金曜日の朝、市役所近くのせせらぎ通りで車に轢かれた仔猫を家族が保護しました。上下のアゴを骨折するほどの大怪我でしたが、奇跡的に体は無傷。頭を打ったので、何が起こるか・・・という状況のまま1週間が過ぎました。



元気です。名前は「セーラ」にしました。せせらぎ通りに舞い降りた堕天使「セーラ」です。



ニャーニャー大声で鳴きますが、抱っこすると止まります。このままジィーとしています。そして・・・



眠ってしまいます。まだ仔猫なので、ママの温もりが恋しいのでしょう。無事に大きくなりますように。



優雅に寛ぐ犬・・・。



授乳も終わり、仔犬も巣立ち、足の怪我も治り、やっと不妊手術ができた保護犬グレースです。晴れた日の昼間は、ドッグランの自家製ベンチで優雅にお昼寝して、夜は室内のサークルで寝ています。散歩中、他の犬を見ると興奮したり・・・多少の問題行動はありますが、とても性格の良い犬です。人馴れもしています。リードも引っ張らないので助かります。捨てた人は、不妊手術代もケチったのでしょう。悲しい話ですね。



ドッグランの中に、小さな花壇を作りましたが、これが犬たちに大好評。直線だと小さなドッグランも、花壇を回ると追いかけっこの時にも便利のようです。4本ある木は、ナツツバキ・梅・プラム・エゴノキです。梅とプラムの下草に、ペニーロイヤルミントを植えました。虫除け効果のあるハーブで、芝生のように使えますし、踏むと香ります。犬たちが遊べば遊ぶほど香る・・・そんな庭を目指しています。

今日のような雨の日に、折ったミントを地面に挿しておけば、すぐに芽を出します。




以前、保健所職員に「多頭飼育は劣悪、糞尿だらけと決まっている」と断言され、侮辱を受けた経験から・・・「劣悪」「糞尿だらけ」の言葉に異常反応します絶対に言われたくないので、日々努力しています。苦い経験も、ポジティブに捉えれば、キレイな庭を目指すキッカケとなる必然的出来事でした

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