『セミオ』

セミオは７日もオカユさんと一緒に居て、恋をして、死んでゆく。

たった７日なのか？

７日もなのか？

私にはわからないけど、別れが判ってる、実らない恋の行方は気になる。

私はあえて、Ｎにワガママを言わない。

私はあえて、物分りの良い女を演じてるのかもしれない。

本当は「なんでこんなに好きなだけなのに一緒に居るのもダメなの？」って聞いてみたい。

なんで、３０歳年が離れてて妻子が居ると好きになる事も許されないの？

別に結婚なんかは必要じゃない。

大事なのは「隣に居てほしいし、隣に一緒にいたい」ってことだけ。

だけど、それは望みすぎ。

好きな人に「好き」を伝えられて、連絡が取り合える。

それだけで、私にはちょうどいいのかもしれない。

思いっきり泣いた、最後の記憶は１９歳の彼と別れた直後から半年は毎日一人になると、自然に涙がこぼれてきた。

「何故か、好きなだけなのに一緒にいちゃいけないのか？」

彼に妻子が居ても、孫たちが居ても、好きなのに。

そんな彼だから好きになったのに。

なんで別れなきゃならないのか未だに理解できない。

こんなに好きなのに、一生を彼に捧げる覚悟もできてるのに。

一緒に過ごしたいだけ。

隣で笑っていたいだけ。

それすら許されないのは何故かな？

なんで一夫一婦制なのかな？

めんどくさい世の中だよ。

私みたいな人間は生きにくい世界。