愛犬の琥太朗です♡
とにかく可愛い。癒やされました。安心できました。
そして、愛犬宅を後にして自室に戻って模様替えを再開しようとしたら、着信あり!!
「誰?」
私に日曜日の夕方に電話してくる人は思い当たらず、でも着信画面を見たらなんと、Nからの2か月ぶりかな?の着信。
即効通話ボタンを押して「もしもし……」そしたら紛れもなく、間違いなくN本人の声。
「ずっと心配してたんだけどさ」このセリフを彼は必ず言ってくれる。
電話でも直接会っても。
優しいホッと安心できる声。
もう、Nと出逢って18年になる。
私は36歳。
人生の半分はNを想いながら生きてる。
その18年のうち14年は別れてずっと離れてたのに、私はN以外の男性を好きになれず、ずっとN一筋。
好きな人が居るって素敵なこと。
私にはもったいないくらい素敵な人なんだけど。
彼に出逢った時既に、妻帯者だった。
でも、私は何故か彼に惹かれていった。
年齢は30歳も違うし、教習所の先生だったし。
それまでは既婚者と判るとすぐ気持ちが冷めていったのに、Nは最初に出逢ってから既に特別だったと今は思う。
もちろん、最初は相手にされないし私なんかたくさん居る教習生の1人ってだけの存在。
そう思ってたから、ダメ元で少しづつ距離を縮めて行こうと「教習でわからない事があるから相談したいので携帯番号教えて下さい」って言ってみた。
そしたら、アッサリOK!
それから毎日彼の仕事終わりの時間に電話するのが習慣になった。
そうしてるうちに彼が冗談で「俺と付き合ってみる?」って言われたから「いいですよ!」って答えた。
それからはほぼ毎日電話。
最初のデートまではそれほど時間は要らなかったんだよね。
N曰く「いつも窓側の席に座って寂しそうにしてるなぁって思ってた。」
私だけの一方通行じゃなかった。
でも、1年経ったころに私は自分の気持ちが本気になってる事に気づいてしまったから、これ以上一緒にいたら彼以外の男性に目がいかないし、彼が大切にしてる家庭を壊しかねない。
そう思って私から「別れてください」って言って別れた。
別れてから半年くらいは毎日寂しくて仕方なくて泣いてばかりいた。
どんなに頑張っても自然と笑う事ができなかった。
「既婚者でも、私と年齢がさほど変わらない子供が居ても、全てわかっててそれでも好きなのに何故一緒に居てはいけないのかわからなかった。」
ただ『好き』という気持ちだけ。
それだけ。でも将来が無い関係と頭では割り切る事が出来たけど、彼を求める気持ちは止められなかった。
そして、そのまま14年も経過するも私はNをひたすら想い続けた。
だからと言って離れてた時間に彼氏ができなかった訳ではなく、2人と付き合ってみた。
でも、散々な関係だった。
付き合ってれば当然Hもする。
だけど、何故か痛いし苦しいだけで全然気持ちよくならないし、体が反応しなくて濡れない事が多々あった。
その時は不感症なのかと悩んだ時期もあったけど今から考えたら当然の体の反応だった。
私は無意識にNと当時の彼氏を比べていた。
そして、最悪な方法でHを切り抜けた。
目を閉じて今私の体に触れている人はNなんだと自己暗示をかけた。
そしたら、体は反応するし彼氏は満足そうだしバレてないし。
そんなHを繰り返した。
そんな付き合いを経験した。
だから、ふたりめと別れた時に「今度は私が好きになった人と付き合おう」と決めた。
でも、いいかも?とか思う人は必ず既婚者ばかり。
しかも、またNと比べていた。
そして悩んだ結果はNが好きな気持ちは消えないから、Nが思い出になるまで誰とも付き合うのはやめよう。
時間が解決してくれる。
そう考えた。
そして、考えてからはや10年も経過していた。
また悩む。
どんな男性と出逢って話しても頭の中はNと比べてばかり。
そして悩んだ末に思い切ってNに手紙を書いてみる事にした。
電話番号とメアドを書いて、他の異性が恋愛対象にならない。Nの事しか見えないって。
そして、数日後に知らない番号から着信。
出てみると、Nでした。
そしてNはNで私が震災で死んだのかどうか心配で約7年間ずっと私を探していたと言ってくれた。
私の住んでる町まで何回も足を運んで、新聞、ネットとかなり手を尽くして探していたから手紙を貰った時は嬉しかった安心した、そんなふうに考えていたみたい。
そして、手紙から今まで、数カ月に一度のペースでNから電話がかかって来るようになった。
私はそれだけで十分に幸せを感じられる。
震災で死ななくて良かった。
こないだは頑張って良かった。
そう思える。
毎日Nの写真を見ては1人妄想にひたる時間が増えて、精神的に驚くくらいに安心出来ている。
私は多分結婚はしない。
だって、人生の半分はNしか恋愛対象にならないから、これから先、どんな人が現れたら私は好きになれるか想像もできない。
N以上に大切に思える人が現れる可能性は低い気がする。
それならばいっそ、生涯N一途で過ごした方が楽な気がする。
Nだけを想って、先にNが死んでもNを思い続けるのは私の勝手でしょう?
それに、こんなにも深く愛せる人がいる私はかなり幸せ者だと思う。
それに、生涯をNに捧げたら来世ではちゃんと夫婦になれるかもしれないし。
そんな勝手な妄想を抱きながら毎日を過ごす。
それでも私は幸せを感じれる。
それに私はNの子供ならば欲しいけど、他の人の子供はいらない。
私は今のままが1番いい関係だと思ってる。
法律に触れようが、倫理に反するとかそんな小さいことはどうでもいい。
大事なのは私がどうしたいか?でしょう。
私は、幸せを噛み締められるこの距離がいい。
それで十分なんだ。
電話が来る度にドキドキして、会ったら会ったで上手く話せなくて会う直前まではあれを話そう、これも聞いてみたい。
でも、顔を見ちゃうとドキドキしていつもの自分じゃなくなる。
何を話したかったかとか全て真っ白になる。
最初から18年も歳月が過ぎてるのに、初恋の甘い恋をしているみたいな感じ。
そんな相手に会える確率はどのくらいなんだろうな。
今夜は健全に眠れる。
Nの優しさに包まれて。
Nよりも私を大切に扱ってくれる人はいない。
こんな私を応援して支えてくれる人はいない。
だって、私は逮捕歴がある前科者なんだよ。
それを知っても、Nの態度は変わらない。
こんなに私の人生を豊かにしてくれる人はいない。
Nが夢に出てきたらいいな。
また月曜日から頑張れる。
私の夢はNと手を繋いでデートする。
現実にならないけど、それでいいんだ。
Nが大切にしているものは私にも大切なモノだと思うからね。
やっぱり大好きです。