本当のノーマライゼーションって、案外・・・

カテゴリはチト、悩みましたが・・・
『仕事』でも、『子育て』でもあるけれど、
コレは、『社会問題』でもあるので・・・

私は『真のノーマライぜーションを目指して』というスローガンを掲げ、
そこを毎日、意識して生きている。

でも、最近、ふっと、力が抜けた。

今まで、肩肘を張って、息巻いて、力を入れまくって生きてきた。

昨日、何がなく、メアリーに訊いた。
「今日は誰と都障水連、行ったの？」
高校生になってから一人で行かせている。
だから、ちょっと威張って、自慢げに「一人で行った！！」
という答えが返ってくるものと思っていた。

ところが、「カビゴン君と行った～」と。

ナヌ？？？

よぉく話を聞いてみると、ウチのバス停からバスに乗ったら、
既にカビゴン君とヘルパーさんが乗っていて、
そのまま、電車→バス、と一緒で目的地の『障害者スポーツセンタープール』
というのも同じだったそうだ。

一応、言語・コミュニケーションは致命的にダメなメアリー。
先日も学校の友達が夏休みに出かけた場所は、
一人しか正解していなかった。
(クラスメートは7人で、ウチ、一人は自分だから5人はハズレだったことになる。)

カビゴン君のお母さんにメールしてみると、
今日はヘルパーさんと障害者スポーツセンターのプールで、
そのあと、そのままショートスティに行った、とのこと。

だから、一緒に行ったのは本当なんだと思う。

えー、アンタ、ジャックとデートするって、言ってなかったっけ？？？
(まだ約束もしていないけど、来週の予定)
何故、カビゴンとデートしている？？？

我が娘ながら、やるぅ～！！
モテモテだね。

今日も水泳の記録会で、神様君に会って、二人とも嬉しそう。
神様君はジャックと同じトシの元クラスメート。

どーしても周囲は男子ばっかりだからね。
女子はどーしたって、モテるのだ。

しかも、メアリーはかわいいもの。
いつも笑顔だから、先生にも「ひまわりみたい。」と言われているし、
担任の先生には「満島ひかりに似ている。」と言われるぐらいだから、
かわいいはかわいいよね？！
私は親だから、本当にかわいい、と思っているし。

とはいえ、女子の友達も多いよ。
おさげちゃんから意味不明のメールが来ていた。
本人は「話は分かっている。」らしい。

まあ、「応援している。」とか「頑張って。」とあったから、
悪い話ではないんだと思う。

そんな毎日。

部活をやり、部活は特に新しいメンバーばっかりだし、
小学生から地域の和太鼓サークルに所属・参加し、
こうして、水泳も記録会に参加している。

今日はクロールはスタートのキックが悪かったのに
1分20秒、切れていたし、
背泳ぎはターンで損したけど、1分30秒を切れていて、
意外とタイムはよく、本人なりには順調に伸びている。

なんか、「本当のノーマライゼーションって案外、こんなものなのかも？？？」

前回、書き込んだけど、
私は親として「障害児の親だから、無縁」だと思っていたことが
いろいろと無縁ではなく、経験し、いろいろなことが起きている。

案外、真のノーマライゼーションが実現されると、
親としては心配が増えるらしい。
活動範囲は広がり、友達も増え、
ボーイフレンドも出来、心配も増す。
最近の私の悩みや苦労は、ふつうのこの親とさして変わらない。

ボーイフレンド、友達関係、トラブル、就職・・・
案外、真のノーノマライゼーションは、親の心は休ませないものらしい。