きっと君は泣く。

久々にスッキリって感じ。
本はたまにしか読まない。本と言っても文庫。

前にも紹介した「山本文緒」（結婚願望、恋愛中毒の著者）の文庫を
新たに3冊ほど買った。

今まで小池真理子の小説を集めつづけてきたけれど。
あー、山本文緒読みやすいー！

好きだなー、こんな人間的感覚。

永久就職で、寂しくなく、食いっぱぐれなく生きる方法は結婚！と椿は焦る。
上手い人生とは？楽な人生とは？
美意識を追求しつづける人こそ美しい？

上手く生きても楽に生きても人は老いていく。
損得勘定・・・いつまで考える？

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「きっと君は泣く」　山本文緒　著

美貌に生まれた女に怖いものはない、
何もかもが思い通りになるはずだった。
しかし祖母がボケはじめ、父が破産、やがて家や職場で
彼女の心の歯車はゆっくりとかみ合わなくなってゆく。
美人だって泣きをみることに気づいた椿。
弱者と強者、真実と嘘、誰もが悩み傷つくナイーブな人間関係の中で
本当に美しい心ってなんだろう？