大佳農産(はるかのうさん)の美味しい京丹後ぐらし

東京暮らしから一転、京丹後で新規就農した日記

暑い夏のキャベツの育苗は発芽前に涼しいところに置くのが肝心★

2021-07-15 22:58:33 | キャベツ

今年の秋冬野菜、播種一番乗りはキャベツです!

播種後4日目の双葉でーす❣️

野菜には収穫したあと長く保存できるもの、圃場で長く置いておけるもの、次々採れて長く収穫できるものなど野菜によって特性があります。
キャベツの場合は、真冬の全然成長しない時期を別として一つの作型でおおよそ2週間ぐらいしか収穫できる時期がありません。
2週間経ったら割れてきます(;'∀')
そのため大佳農産の場合は10月から4月までキャベツの収穫をしますので、単純計算で14回ほどに別けて種を蒔くことになります。
品種によって仕上がるまでの時間も違ってくるので、うまく同じ日に種を蒔いて収穫時期はずらすことができる場合はそれを組み合わせたり、他の品目も同じ日に蒔いて少しでも効率よくできないか検討を繰り返すのも大切なお仕事です。

一番乗りのキャベツは、10月中旬に収穫することを目指して7月10日に蒔きました。

京丹後はまだ梅雨明けしていませんが、ハウス内は急に暑くなったりして発芽適温をすぐに超えてしまいます。
すると全然発芽しなかったり、発芽がそろわなかったりでうまく苗を作ることができなくなります。
就農したばかりの3年前は、もう蒔き直した方が良いんじゃないの、ってな感じで散々でした。
その後、講習会などに参加して先輩農家さんたちのやり方も参考に、2年前から夕方播種してむたっぷり水をやってその後2晩涼しい機械庫に積んでおくことにしました。

そしてハウスに移すと4日目の朝に発芽する、というパターンがうまくいくことがわかってきました。

4日目の朝の様子です。

発芽には酸素も必要なので、最初にたっぷり水をやってからある提案発芽が揃うまでは水やりはひかえます。この小さな芽が、お昼頃には冒頭の写真のように、しっかりした双葉になってきます。

ここてようやく2回目の水やりを行います!

暑い夏の育苗に苦戦している新規就農者は多いのじゃないかと思いますが、試してみてください!



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