大佳農産(はるかのうさん)の美味しい京丹後ぐらし

東京暮らしから一転、京丹後で新規就農した日記

規格外の野菜を安く譲ってくださいと言われても困る理由(わけ)

2021-11-24 22:34:58 | 人参

年に数回、規格外の野菜を安く譲ってもらえませんかというお問い合わせをいただきます。

大佳農産は売上の半分以上が直売所やスーパーの産直コーナーから上がってきます。そのため、形よりも味や色に重きを置いた品種を作付けしています。

例えば人参。

大佳農産が今出しているアロマレッドはこんな感じです。

これを市場に出そうと思ったら、全部規格外かも😁

上の2つは大丈夫そうですけど、同じ袋に入っている人参のサイズが違うのでNGです。

市場に出すときは袋に入っている人参のサイズがほぼ同じでなければならないですけど、目標の目方、例えば500g入りとすれば230gと270gで組み合わせると500gになる、みたいな考え方で詰めてます。

そして、市場に出すときは上の2本入り、3本入りの価値が高く、右下はとても安く、左下は・・・そもそもこれは出せないのかな😩

それが直販すると事情が変わります。

同じ目方で同じ価格で置いておくと、下2つの方から売れていきます。

可愛い💕と真っ先に売れていくのです。

うちで規格外と呼べる人参は、次の写真の様な訳あり品だけです。

どんな訳があるかというと、左から虫食い、何か有機物に当たったみたい、ネズミに食われてたのでカットした、栄養不足で美味しくなさそう。

普通は畑に置いてくるようなものかもしれませんが、こういうのはこういうので、近所の動物園やヤギのおやつになったりします。

そんなわけで、安く売れる規格外なんてものはないので困ってしまう大佳農産でした。



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