花がいっぱい。

どんな花も無心に
咲いているから素敵なんだって。
無心になんかなれないよ。
どれもこれも気になっちゃってるんです

貞松・浜田バレエ団公演(Bプログラム)  

2013年01月14日 | 舞台いろいろ
14日 雪の成人式
今日は、本州の南海上を進む低気圧の影響で、14日は列島各地で大雪。
首都圏もとんでもな~い雪。
午後3時の積雪は、東京で8cmと、7年ぶりの大雪となっていたようで、横浜では12cm、千葉は4cmだったようです。
その3時開演だった新国立劇場の2013年地域招聘公演貞松・浜田バレエ団公演(Bプログラム)を見にいってきました。12日にはAプログラムということで「くるみ割り人形」が上演されていました。

Bプログラムは、イリ・キリアン振付『6DANCES』、森優貴振付の『Memoryhouse』、オハッド・ナハリン振付『DANCE』によるトリプルビル公演。

貞松・浜田バレエ団は初めて見るバレエ団です。
神戸、兵庫をベースにクラシック作品と意欲的な創作作品を発表し続けているそうです。
一番面白く気に入ったのはイリ・キリアン振付『6DANCES』。
振付が全体がとても楽しく、特に踊っている男性の方々の表情がすっごく楽しいです。
『モーツアルトの6つのドイツ舞曲に振付けられた作品。ってことで、モーツアルトのユニークさがでているようなかんじです。白と黒の衣装は、鍵盤楽器でしょうか?オルガンとかピアノとか。
『Memoryhouse』これは・・・2階席の端からみてるとどうもよくわからない。会場がもう少し小さいといいのかな?って。
森 優貴さんは貞松・浜田バレエ団を経て欧州で活躍中のダンサーで、独レーゲンスブルク劇場のバレエ芸術監督に就任されたそうです。これからもどんどん活躍されそうなかんじですよね。
ハッド・ナハリン振付『DANCE』はお客さんを、巻きこんでのダンス。
ただなんとなしに控えめな日本人んはちょいっとギクシャク感が。
会場に上がらされた最初の男性は海外の方。うんこの方が、一番たのしかったな。みている側としては・・。
そして、これもどうも1階席むきかな。でも2階もそれなりに盛り上がりましたけど。

この公演雪のため3時開演が15分おくれての開演になっていました。
でもそれでももとももとパスしちゃった方も多かったのか空席が目立ちました。

そして帰り、いつも利用するバスが、どうも運行中止?
バス路線の携帯サイトでいつも乗る路線が出てなくて・・途中で見えていたバスもいなくなっちゃうし。
結局電車で帰宅。

車も雪に弱い東京。そんな時思い出すのは、「自動車の教習所が雪で路上の講習中止なんだよね。」って長野の友達にいったら「そんな時こそ教習しなきゃ」って。そうですよね雪が降る地方なら、初心者は雪の日練習しとかなくっちゃ。ですよね。
首都圏は本日は、雪で大変な1日でした。

2012年 舞台鑑賞LAST

2012年12月27日 | 舞台いろいろ
27日 新国立劇場 小劇場
「音のいない世界で」を見終えて帰ってきました。
今年の舞台鑑賞はこれが最後です。
ほっこりして帰ってきました。

昨日は東京芸術劇場の「ポリグラフ 嘘発見器」をみて・・

共に2回目の鑑賞でした。
今年はこれで観劇は、おしまいです。

あとはレミゼの映画を年内にみれるかな?ってところかと。

作品は共にメインの活動はダンスパフォーマンスというダンサーさんが、お芝居に出ている作品というもの。

いつもは、こどばを必要としないパフォーマンスをみせてくれる方々が、
台詞をはなし舞台をつくって見せてくれています。

「ポリグラフ 嘘発見器」も2回目となったステージは、初日には「これで終わりです」といっていた吹越さんの言葉で終わったのですが、そこが変更されておりました。
でもそれ以上に、1度目はとにかく場面をおって見ていましたが、2度目は様子もわかって・・
それぞれの心理状況、殺人事件によって人生が変わったのか?怪しくミステリアスに絡み合う人間関係を台詞と映像で見せた作品。

一方「音のいない世界で」は、二次元であった絵本の世界を三次元にして・・「音はいなくなった世界」なんだけれど舞台の上の登場人物はそれぞれに語りだします。
「音がいなくなった世界のなんと味わいのなくなったつまらない世界なんだ!!」って。
でもその音がいなくなったことに気がつかない登場キャラ。

とちらも休憩なしの作品です。出演者は、
「ポリグラフ 嘘発見器」3名、「音楽のいない世界で」は4名。
それで表現するのには言葉だけでなく、その身のこなし方がものをいうわけですね。

バレエダンサーである首藤さんの旦那さんやおじいさん。バレエじゃやっていないよね。って
そしてこれが一般の役者さんだとこういう仕草にっていないんじゃないか?って。
普通の芝居じゃない・・御伽噺の人形が人になった?そんな気にすらなるのです。

コンテンポラリーダンサーの森山さんも彼だからこそ、現実と薬に逃げて現実逃避をし、むなしさともにいすこともなく歩き回る姿など・・普通の役者さんの身のこなしとは違っています。
その動きが人物を表現してくれていました。

首藤さんもですが「音のいない世界で」はコンテンポラリーの近藤良平さんも台詞にはちょいっと苦戦中かもですが、身のこなしで見せてくれちゃいますよね。

世界からおとが突然きえちゃった。でもそのことに気がつかず・・なくなった世界はむなしくさびしい。
これきっと子どのものほうがほんとうに感受性豊かに見るんじゃないか??っておもった今回。
この作品年内は、明日で終わり。あとは1月4日から。
 
一応あらすじは・・こう書かれています。

「ある冬の日、大切なカバンを盗まれてしまったために「音」を失った貧しいセイ。
カバンを取り戻そうと、ひとり旅に出る。カバンを盗んだ男の足跡を追って季節をまわるセイ。
セイがいなくなってしまったことで、夫もまた「音」を失ってしまう。夫はセイを追って旅に出る。
セイの歩いた季節をたどる夫。果たして2人は再びめぐり会えるのか。
また失われた「音」は取り戻すことができるのか。
そして盗まれたカバンの中身とはいったい? 季節をもめぐる不思議な一夜のものがたり。」



『solo for 2』『中国の不思議な役人』

2012年12月25日 | 舞台いろいろ
クリスマスみなさんには素敵な1日になりましたでしょうか?
私は??
う~ん。どうでしょ(苦笑)

仕事終わってダッシュで神奈川芸術劇場へ。
Noism1&Noism2による
『solo for 2』『中国の不思議な役人』を見に!!
『solo for 2』は、今年3月に「NHKバレエの饗宴2012」にて上演されました作品。
この作品を見ていなかったものの、評判すこぶるよくて・・気になっていたのです。
そして来年新国立劇場バレエ団で来年3月「DANCE to the Future 2013」」で踊ることが発表されています。
その前にみたかったんです。それでぜひ!!とチケットを購入。
さらに『中国の不思議な役人』は、音楽 /B.バルトークってことで、来年早々ベジャールガラで小林十市さんが踊られるということもあってNoism作品もぜひ!という気持ちで見に行きました。

どちらもかなり好みです。それでも『solo for 2』のほうが好みかな。テクニック重視のパフォーマンスってことでさらにその流れも心地よく・・。
今回そのなかに、ゲスとダンサーで小尻(㞍) 健太さんがいて・・この方のパフォーマンスことさら好みみたい(笑)
見ていて、誰よりも心地よさ一番なんですよね。
なんでだかはわかりません。
そのうち解ったら・・。

2日間公演で公演後にはアフタートークがありました。
今日のゲスとは写真家 篠山紀信さんと金森穣さん。
篠山紀信さんには、Noismが出来る前からのお付き合いで、このカンパニーの写真を取り続けていただいているそうで、公演前ゲネプロ時に舞台にあがって写真をとっているとかって・・。
篠山紀信さんは、わが道を行く!!ッて感じのトークでしたが、
金森穣さんが、客席からの要望(?)でもっと関東での公演も・・と希望したところNoismはあくまで新潟のダンスカンパニーで新潟の税金でなりたってるゆえ、新潟を拠点として、招聘等されればいいけれど自らは外にでていくことはあまり考えていないコメントをされていて・・ことばから金森穣さんの姿勢に好感度が増した私です。

また篠山さんから「ご自身は踊らないんですか?」に関しても、。振付して踊られる方もいますけど、ぼくは演出振付をしているとあくまで観る側でいるという金森さん。そのはっきりとした言葉。なかなかいいなあ。と

3月新国立のメンバーがこのダンスを踊るのが楽しみです。
どうなんだろ??

そうそう、客席には今井清隆さんがいらっさいましうた。
最近客席にいる今井サンよくみかけるなあ・・。みるものにてるのかしらん(笑)

シンデレラ

2012年12月16日 | 舞台いろいろ
衆議員選挙の日。選挙に行って・・その後今日は、新国立劇場へ。
アシュトン振付の「シンデレラ」を見に!!
アシュトン版は、パントマイムの様式を取り入れた喜劇的なバレエってかんじで、今回そのマイムでコミカルな意地悪なお姉さんを演じたのが、古川和則さん、野崎哲也さん。
違う日には、山本隆之さんと高橋一輝さんってあの王子様を踊っていた山本隆之さんがお姉さんとは。ちょっとびっくり。でも今日の古川和則さんもすっごい楽しんで面白かった~~~~!!
主役のシンデレラと王子もよかったんですけど、古川和則さんがとにかく楽しくて・・シルビアで見せた野獣のようなオライオンを踊っていたかたとはまったくの別人!盛り上げていただきました。
また昨日思わずベジャールのくるみ割りの猫をこの人で見てたい!!とおもった吉本泰久さんはナポレオン。
本人は、至ってまっじめな紳士のナポレオンだけど・・おっかしいんですよね。巧いよなあ。って。
ほかにも八幡さんがダンスの先生をしていたりと・・マイムの巧さが光ってました。

ってオモシロばかりではいけませんよね。
今回みたかったのが、主役のシンデレラ米沢 唯さんだったこと。
小野絢子さんのシンデレラは以前みたこkとあったのですが、可憐といったイメージだったのですが、
米沢 唯さんは・・チャーミングで明るい女の子。ちょっぴり悲しくなっちゃうときもあるけどポジティブなシンデレラ!!という印象を受けました。
踊っていても明るさを感じることができ、さらにこの方は、体操選手じゃありませんけど、ピタっ!!っとポーズを華麗に決める力があるって思うんですよね。だから今回背の高いすらっとした王位様厚地康雄さんのリフトで決める米沢 唯さん素敵でした。
小野絢子さんの可憐で繊細な感じも大好きですが、米沢 唯さんの明るさ、決めるポーズっていうのかなあ。それも大好きです。

また王子様の厚地康雄さんは最近いろいろなところで活躍されて・・デヴィッドビントレーさんが芸術監督でなくなった時、一緒にイギリスに戻っちゃうかもと思いつつ、これだけメディアにもでていて、足止め工作か?
なんて思ってしまうのですが・・期待の方ですね。
今回は、すらっとした素敵な王子様踊ってました。

さすがに見易いバレエってことでしょうか?
値段も子ども料金あるのかな?ってかんじで今日は子ども達が沢山見に来ていて、客席もかなり埋まっていました。
新国立は音楽が毎回ほぼ生!!というのも贅沢ですよね。指揮者のエマニュエル・プラッソンさんもよかったな。

でもでもですよ!!どうせなら、昨年1月ロンドンで初演だったというデイヴィッド・ビントレー振付の新『シンデレラ』みたいなあ~~~!!
新国立!!ぜひやってくれ~~~いって願う私です。
いやはや・・ほんと私デイヴィッド・ビントレー振付作品見たくて見たくてしかたがないのです。

ところで日本で初演だったビントレー振付作品アラジンが来年イギリスで上演されるそうですが、その時のゲストに小野絢子さんと福岡雄大さんがきまったそうで・・・すごいですねえ。日本でTV放送してくれないかしら(笑)

ベジャールの「くるみ割り人形」

2012年12月15日 | 舞台いろいろ
15日〈モーリス・ベジャール没後5年 記念シリーズ1〉
東京バレエ団 ベジャールの「くるみ割り人形」に行ってきました。
東京バレエ団のワイノーネン版を先月見ましたが、今回はベジャール版でなく「ベジャールの」なんですよね。
チラシに使われていた写真でもなんだろ?
ってみた事のない私には不思議な「くるみ割り人形」でした。

東京文化会館の客席には子ども達もいるもの、子どもが見るバージョンではないのかな?って。

今回は3階席B席での鑑賞でした。
客電が落ちて聞きなれたチャイコフスキーの音楽そして幕があいて、
あれれ・・スクリーンにベジャールの姿。そして彼が日本語で語りだす。「思い出すなあ~・・・」って
あれ?モーリス・ベジャール没後5年 記念だから?なんて勝手に思ったのだけれど・・・

はじまりは、ステージ下手に小さなクリスマスツリー。そこには男の子。そしてパパ?
あとひょうきんなのは猫?
今までにみた「くるみ割り人形」とはまったく違う「くるみ割り人形」みたい。
キャスト表にも
1幕は
ビム:氷室友
母:高木綾
猫のフェリックス:小笠原亮
M...(マリウス・プティパ、メフィスト、M...):木村和夫
妹のクロード、プチ・ファウスト:古閑彩都貴
光の天使:柄本弾、森川茉央
妖精:奈良春夏、田中結子
マジック・キューピー:飯田宗孝

そして2幕
スペイン 闘牛士:杉山優一、吉田蓮、中村祐司
中国 バトン:高村順子
アラブ:沖香菜子-木村和夫
ソ連:田中結子-長瀬直義
フェリックスと仲間たち:小笠原亮
パリ:川島麻実子-高岸直樹
グラン・パ・ド・ドゥ:上野水香-後藤晴雄

ビムがクララ?それともマリー?
なんて先入観で見てたらあれれれ???
どうも違うんですね。予習が必要だった模様。
1幕が、よくわからなくて・・プログラム購入。

『ベジャール氏の少年時代の分身・ビム少年を主人公に、
子供時代や、青春時代、仕事への目覚め、振付家の仕事がどんなもので
あるかを語る自伝的作品』であって、
『くりみ割り人形』のもつ夢なのか魔法なのか?クリスマスの夜の素敵な子どもへのプレゼント。
それがベジャールの分身と言える・ビム少年のみたひと夜の出来事。

プログラムを購入。休憩時にいそいでストーリーを読み、書かれている幾つかのコメントを読んで・・
この作品の面白さをしりました。

7歳で母を亡くした少年。その母への思い。習いはじめたバレエの楽しさ、そして面白さ、どんどんその世界のなかに憧れを抱いていく青年。彼の横には彼の大好きな(?)相棒のニャンコフェリックスがいる。って

そのフェリックスを今回は小笠原亮さんが踊っていましたが、以前小林十市さんが踊っていたようですね。
でも、私の中では新国の吉本さんのこの役みて見たいなあ。と軽やか&コミカルさ。
ベジャール氏の中のコミカルさはちょいっと線が違うかな?とは思いましたが。

古典のなかのくるみ割りとはまったく違ってモダンな場面がいっぱい。
でも唯一グラン・パ・ド・ドゥは、衣装は黒だけれど、古典なのですよね。

でも今回は、パリという場面で踊られた高岸直樹さんのほうが印象には残ったかな。
あしたは新国で「シンデレラ」

ポリグラフ 嘘発見器

2012年12月13日 | 舞台いろいろ
う~んこの世界は???
なんなんだ??
わかんないよ~。ミステリアスすぎじゃあ~~~~~。
でも出演者3人とも魅力的!!
たぶんカナダのケベックも行ったことないからケベックの町を紹介されても感覚がつかめないゆえことさら???
映像をつかって見せる部分と、テーブルと椅子2脚を移動させての不思議かつ幻想的な動きはみるもののイマジネーションを描き立てるんですけど・・描き切れないからとにかく「?」マークの世界が広がるのです。
ストーリーは
「ここはカナダですか?
 今は夏ですか?
 マリ=クロード・レガレを殺したのはあなたですか?

舞台はカナダ・ケベック。ある殺人事件に、それぞれ関わりを持ってしまった3人の男女の奇妙な出逢い。記憶と現在、フィクションと現実が錯綜する中、互いが親密になるにつれ、3人の関係はミステリアスに展開して行く…。」ってことで
一人は女優。もう一人はその隣に住むレストランでウエーターとして働いている青年。もう一人は女優が、電車での人身事故に遭遇してしまいそのショックからまともに家に帰れない状態の時にであって家まで送ってくれた男性。ウエーターをしていた青年は以前に殺人事件に遭遇。その死体マリ=クロード・レガレの第一発見者。警察は彼を嘘発見器にかけた。その嘘発見機を解読したのが、彼女を家まで送って行った男性。で・・とにかくわかるようでわからない。

むむっむむむ。

出演者は、吹越満さん、森山開次さん、太田緑ロランスさん。だれもが魅力的。衝撃的な行動をとります。ぐいぐいひきこまれたまま・・えっつなに??なになに??
って時に「おわりです」って吹越 満さんの言葉の合図。

わかんね~~~~。ってこれでいいのか??
もう1回チケット、購入しているんだけれど・・私の頭でとらえられるのか??

ロベール・ルパージュの作品。
優れた脚本家であると同時に、舞台に映像表現を取り入れた先駆者として一世を風靡。世界のアートシーンで目を離すことができない存在である。2007年には、かつてピーター・ブルックやピナ・バウシュも受賞した、Europe Theatre Prizeを受賞。ってことですが・・・。

INTENSIO

2012年11月25日 | 舞台いろいろ
ダニール・シムキンの『INTENSIO』
ダニール・シムキン・・驚異的なバランスを駆使した舞台で人気沸騰のワンダーボーイなんてかかれていたチラシ。
どんな子なのだろう?と気になって先日東京バレエ団の「くるみ割り人形」をみたのだけれど・・
その時は、そんなに話題なる青年なんだろうか?って感じてしまったのは・・バランスの関係もあったのかも。
日曜日ダニール・シムキンの『INTENSIO』をみて彼の魅力を知ったかんじです。

でもチケットを買った時には、高額は出したくないって購入したのは、一番安いチケット。
2階席後方席。見終わってもうちょいっとはずんでもよかったな。と。
ダニール・シムキンくんはもとより、今回吉田都さんが、急遽出演になったというなにかとってもラッキー!って。
今回、予定されていたアンナ・ツィガンコワとマシュー・ゴールディングが出演することができなくなり、吉田都さんとロベルト・ボッレさんが、特別出演となったのです。

この『INTENSIO』は、振付師・舞台デザイナーである父親・ドミトリー・シムキンとの共同で作り上げた舞台なんだそうで、
バレエのガラ公演ってことですが、舞台の幕(紗幕?)をスクリーンとして使い、ダニール・シムキンのダンス映像や、スタイリッシュンなデザイン動画を巧みに使いガラ公演のオープニングやフィナーレそして、出演者の紹介をしてくれていました。
1部と2部構成でプログラムは次の通り。
 
オープニング
「Qi(気)」
振付:アナベル・ロペス・オチョア
音楽:オーラヴル・アルナルズ
ダニール・シムキン

「葉は色あせて」
振付:アントニー・チューダー
音楽:アントニン・ドヴォルザーク
ジュリー・ケント、コリー・スターンズ

「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」
振付:ジョージ・バランシン
音楽:ピョートル・I. チャイコフスキー
イザベラ・ボイルストン、ホアキン・デ・ルース

「白鳥の湖」よりグラン・アダージョ
振付:レフ・イワーノフ
音楽:ピョートル・I. チャイコフスキー
イリーナ・コレスニコワ、ウラジーミル・シショフ

「椿姫」より 第3幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・ノイマイヤー
音楽:フレデリック・ショパン
ジュリー・ケント、ロベルト・ボッレ

「海賊」より 第2幕のパ・ド・ドゥ
振付:マリウス・プティパ
音楽:リッカルド・ドリゴ
マリア・コチェトコワ、ダニール・シムキン

フィナーレ

「雨」
振付:アナベル・ロペス・オチョア
音楽:ヨハン・S. バッハ
イザベラ・ボイルストン、ダニール・シムキン

「ジゼル」より 第2幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジャン・コラーリ/ジュール・ペロー
音楽:アドルフ・アダン
マリア・コチェトコワ、ホアキン・デ・ルース

「クルーエル・ワールド」
振付:ジェイムズ・クデルカ
音楽:ピョートル・I. チャイコフスキー
ジュリー・ケント、コリー・スターンズ

「白鳥の湖」より黒鳥のパ・ド・ドゥ
振付:マリウス・プティパ
音楽:ピョートル・I. チャイコフスキー
イリーナ・コレスニコワ、ウラジーミル・シショフ

「ロミオとジュリエット」より第1幕のパ・ド・ドゥ
振付:ケネス・マクミラン
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
吉田都、ロベルト・ボッレ

「レ・ブルジョワ」
振付:ベン・ファン・コーウェンベルク
音楽:ジャック・ブレル
ダニール・シムキン

最初の「Qi」これがまずコンテンポってかんじで、ダニール・シムキンのダンスて彼の影によって波が起き、そして動くマーブリングのような映像。生命力、活力、エネルギーの流れを表しているのだそうな・・ダンスパフォーマンスはもちろん映像もそれをさらに表現していて最初におおっ~ダニール・シムキンすごいじゃん。って。

その次は、古典でもある(?)海賊。これはみたことありますよ~。って第2幕のパ・ド・ドゥ。
白が基本の衣装で登場の2人。ここでのダニール・シムキンの跳躍のすごさにびっくり。そしてバランスも。
2階の後方上のほうから見てもそれがしかり解るのですから、2階最前あたりはすごさはさらにわかるんでしょうね。

また今回はお化粧も自然なかんじで彼そのものの良さが出ていたかと思います。
歌舞伎では化粧の巧い下手が出てしまいいますが・・ダニール・シムキンくんは前回更けすぎです。
今回は4本とも素敵でした。ことに最後の「レ・ブルジョワ」はチェーミングさもたっぷりでていました。
こりゃ人気でるわ・・って思わず。

ほかのガラでは・・吉田都さん以外はみなさんダイナミックな印象だったのですが、その中でも「椿姫」より 第3幕のパ・ド・ドゥは大胆で刺激の強い作品だな~と。

ヨーロッパのバレエは、表情も細かいのに対し、アメリカはダイナミックなのかな??っと。

ところで、アメリカン・バレエ・シアター (American Ballet Theatre)はスターが多いとかって。
だけど知らない私。今回もプリンシパルきてるのに・・。
これきっかけに来年くると言うアメリカン・バレエ・シアター見ようかな?

フィガロの結婚

2012年11月23日 | 舞台いろいろ
日生劇場開場50周年記念公演 オペラ『フィガロの結婚』
作曲 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
全4幕 原語上演 日本語字幕付
指 揮 広上淳一、演 出 菅尾 友、管弦楽 新日本フィルハーモニー交響楽団

ってことで、最初は指 揮 広上淳一ってことで購入したチケットでしたが、その後、演 出 菅尾 友ということで楽しみが、増えた公演です。

菅尾 友さんを知ったのはKAATの神奈川国際芸術フェスティバル テーマシンポジウムで演出家3人宮本亜門・田尾下哲・菅尾友のトーク。
そこで知った海外でも活躍されているという菅尾 友さん。今回どんな『フィガロの結婚』を見せてくれるのだろう?って楽しみ2つ。

オペラゆえ?お客さん層はかなり高め。また関係者は多いいのか、あちらこちらでご挨拶。
昨今オペラ層も広がっていない。見ない人が、(イタリアやドイツといった)ヨーロッパでも増えている・・ってことをいっていたKAATでの3人の演出家によるトークを思い出しました。
それは、日本の歌舞伎や能・狂言を見たことない。というのと同じようにってことじゃないかと思います。

そして今回の『フィガロの結婚』。
びっくりです。
以前ロミオとジュリエットの舞台なかに携帯電話を取りいれていた演出がありましたが・・
このフィガロはスマフォにipadが登場します。そして舞台も『フィガロの結婚』で一般的な18世紀半ばの伯爵邸。でなく現代に生きる伯爵邸になっていました。

そんな驚きの前に・・改めて・・日生劇場だとこうだったのか。
オケ少ないな新日本フィルハーモニー交響楽団っていうけどさ。って新国立劇場の大きなフルオーケストラタイプのオーケストラボックスに比べると少ないって感じてしまったのです。
数が揃えばいいってのもではないのに・・。
日生劇場で見るミュージカルよりちょっと多いだけじゃん。っと。

でもでもそれは私のほんと間違い。指揮者と演奏家の奏でる音楽。この『フィガロの結婚』という舞台にぴったり素敵な楽しい音楽を心地よく聞かせてくれました。

オペラカーテンではない薄い幕が下がっている舞台。演奏が始まると・・幕前に登場してる今回の登場人物。
ちょいパンク風な銀色に染めたへアースタイルでベスト(?)姿で登場のフィガロが下手から上手に走って行く。
まさにメイド姿のスザンナも・・スーツ姿の伯爵も・・
そして常にipadで撮影しまくるバジリオ。こちらは・・髪にパープルのメッシュが・・。道化的要素いっぱいで下手から上手に・・って。
人物紹介しながら、これは奇抜な設定ですぞ・・って。
メイン登場人物以外のメンバーも様々・・。


今回2公演かと持っていたこの『フィガロの結婚』。
実は全5回公演あって3回を中学・高校生がみたんだそうな。
菅尾友さんのことばか『複雑なストーリーを分かりやすく見せるため、登場人物らの住む3階建ての各部屋を見渡せる舞台セットを使う。満たされない思いを抱える人々が手探りで生きるうちに、時代は躍動し変化する。そんな現代風「青春群像劇」を描くつもりだ。』さらに「こんな面白いものがあるんだと、日本の高校生をぎゃふんと言わせたい」新聞にあったのですが、私にはその後半。高校生じゃあるませんが、面白くって思わず声をだして笑ってしまいました。
前半登場人物らの住む3階建ての各部屋を見渡せる舞台は・・そんなに効果があがったかどうか?ほかにも・・と感じるもののやっぱりおもしろかったです。

そして出演者の方々も・・。

そしてそしてマエストロ広上淳一さん。広上淳一さんをみたくてよく見えそうな席を購入して・・つい舞台をみてしまったんですが、やっぱり好き~。
演奏の指揮はもちろん出演者の方々に送るサインが好き!!
楽しかったでです。

購入したパンフレットこれからしっかり読みたいと思います。

ディズニー・オン・クラシック 2012 東京国際フォーラム

2012年11月11日 | 舞台いろいろ
日曜日 東京国際フォーラムで開催される『ディズニー・オン・クラシック 2012』へ。
今日は、母と一緒。「最近は、オーケストラも行くよ」っと母に言っていたのだが、
一緒に行くには・・やはり楽しいのに限る。それに以前母ぐらいの方にディズニー・オン・クラシックで交わした「楽しかったわ~」といった会話からもやっぱりこれ!って決めていたのが『 ディズニー・オン・クラシック 2012』
チケットはずいぶん前に購入し、母にもかなり先だけど・・といって予定には入れてもらったつもりだったけれど、
歌舞伎じゃないし・・母には昨日電話すると「なんだっけ?」と今週は本人忙しかったらしく、すっかり忘れていたほどだった。

母にとってははじめての国際フォーラムAホールだった。
Cホールには何度か行っていたものの5000人キャパにびっくりしていた。
1階席にぎっしりお客さんも入りさらに驚いていたけれど、私にしてもやはり「人気あるんだよね」と改めて感心し、
その前にグッズ購入の長者の列にも。
文京シビックホールの時にはしっかり私も並んだわけですけどね。

プルミエ・コンサートの9月からいろいろな会場を回って今日11月11日を迎えて・・コンサートの雰囲気も和やかに・・
ただ2部の『アラジン』でマッケンジー・トーマスさんがジャスミンだったはずですが、不調なのかカーリン・コンリーさんがジャスミンの役で登場でした。思わずどうされたんだ??ってかんじでした。
マッケンジー・トーマスさんは舞台上にいて、元気な雰囲気ではあったのですが・・(違う人だったのかなあ?いや彼女で間違えないと思うのですが)

そんなことがあったものの・・
1部の
エレクトリカルパレード、ファンテイルージョンと東京ディズニーランドの夜やウォルト・ディズニーへのオマージュの『白雪姫』『ピノキオ』『バンビ』や『蒸気船ウィリー』などの初期アニメのメロディをブラッド・ケリーさんがアレンジしたが組曲。

その後アコスティックバージョンとしてライオンキング、ノートルダムの鐘、美女と野獣を。

そして1部最後はフロリダのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートでかかるというナイトタイム・スペクタキュラー、“イルミネーションズ”の楽曲が演奏されました。
曲の最後には、ホールいっぱいに撒かれたグッズも1つでしたがそれをGETできて、母にプレゼント。
(ちなみに私自身の分は文京の時にGET)

母は聴き終わって・・これで終わりと思ったたしいのですが「休憩だよ。ロビーに行こうよ」というと。
「あらまだあるの?」とうれしげにいい。「楽しいわねえ・・・。」と喜んでくれてる様子。

客席スタンディングの時も回りのちょっと年配さんは座っていたものの母はしっかり立ち上がって手拍子を送っていました。

2部の「メリーポピンズ」「アラジン」も
それぞれのストーリーについては・・話したところで・・と思ったのでそんなの知らなくても・・と思っていたら案の定。
指揮者のブラッドケリーさんの日本語の流暢さに驚きつつ・・出演者の方々が楽しいパフォーマンスでうたって聞かせてくれる歌、曲すべてを楽しんでおりました。

もちろん私も。
ディズニーの夢を見続ける世界大好きです。

東京バレエ団「くるみ割り人形」(ワイノーネン版)

2012年11月09日 | 舞台いろいろ
東京バレエ団
「くるみ割り人形」
振付:ワシリー・ワイノーネン 
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー

小出領子(クララ)・ダニール・シムキン(王子)主演
ってことで『ダニール・シムキン』を見たくて言ったわけなんですけどね・・・
う~~~~ん。たしかに目的のダニール・シムキンくんはかわいい王子さまでよかったんだけど・・・
振付:ワシリー・ワイノーネン ってあれが正当なの?ッて思わず。
つまんな~~~い。
それなりにみなさん踊ってるけど・・テクニックみたいなもの?もうちょとアクロバティックなもの?
コミカルなもの?欲しかったなあ・・。

とくにつまらなかったのが・・コール・ド・バレエ っていうんでしょうか。群舞の振付!!
バレエ教室のハイクラスみたいなかんじだけで・・。
もうちょっと難易度あるもの?表情のあるものみたかったなあ。

新国立の群舞がいい・・って言われるのがちょいっと納得。というか先日「鬼のビントレー」なんて言葉をきいたけど
アラジンの時の洞窟の踊りの場面が、ちょうどくるみ割りの夢の国にもかさなるような感じなわけで・・
華やかさを見せてくれてたよなあ・・ビントレーさん。
でもそればビントレーだけじゃなくて、ダニール・シムキンの所属している
アメリカンバレエシアターのホームページの動画みても場面が面白そうなのよね。

今回のキャストは以下の通り

クララ:小出領子
くるみ割り王子:ダニール・シムキン


【第1幕】

クララの父:森川茉央
クララの母:高木綾
兄フリッツ:乾友子
くるみ割り人形:氷室友
ドロッセルマイヤー:木村和夫
ピエロ:長瀬直義
コロンビーヌ:岸本夏未
ムーア人:小笠原亮
ねずみの王様:梅澤紘貴

【第2幕】

スペイン:田中結子-後藤晴雄
アラビア:西村真由美-柄本弾
中国:佐伯知香-氷室友
ロシア:乾友子-宮本祐宜
フランス:高村順子-吉川留衣-長瀬直義
花のワルツ(ソリスト):
渡辺理恵、矢島まい、川島麻実子、二階堂由依
宮本祐宜、森川茉央、安田峻介、松野乃知

ダニール・シムキンさんの次に目が行ったのはドロッセルマイヤーさんかなあ。木村和夫さんとそれにロシアの踊り宮本祐宜さんかなあ。

っていうものの・・なんだろ新国立で初めてバレエをみた時にはこの役の人がいいなあ・・って思った人がいたにになあ。
ダニール・シムキンさんに目が行きすぎたか?

今年は今のところ東京バレエ団ベジャールの「くるみ割り人形」とニューヨークシティーバレエの「くるみ割り人形」を見る予定にしていますが・・あとは??
ほんとこれからいろいろなところで「くるみ割り人形」踊られるんですねえ。
もらったチラシだけでもすごい数。

今日もらった中に2月にアメリカンバレエシアターのくるみ割り人形がくるってあるので、
見たいなって思っております。

最後にダンスパフォーマンスじゃなくてダニール・シムキンさん。オぺラグラスでお顔をみたとき
化粧のせいか老け顔だなあ・・でした(すいません)