花がいっぱい。

どんな花も無心に
咲いているから素敵なんだって。
無心になんかなれないよ。
どれもこれも気になっちゃってるんです

またまた『シルヴィア』

2012年11月03日 | 舞台いろいろ
森山開次さんの『曼荼羅の宇宙』に引き続きまたまた通ってしまった新国立劇場
前回は小劇場ですが今回は『オペラパレス』へ4回。そして本日土曜日がラスト。
キャストは
庭師/エロス:八幡顕光
伯爵夫人/ダイアナ:堀口 純
伯爵/オライオン:マイレン・トレウバエフ
家庭教師/シルヴィア:米沢 唯
召使い/アミンタ:菅野英男
ゴグ:野崎哲也
マゴグ:江本 拓
ネプチューン:加藤朋子
マーズ:竹田仁美
アポロ:井倉真未
ジュピター:大和雅美

28日にみたシルヴィア・アミンタのお二人でオライオン・ダイアナ・エロスも同じです。
でも昨日ツァオさん佐久間さんのコンビをみて・・そうかあ。って今回解ることも。
まだまだ見ること多し・・私が鈍感なのかもですが、
今日も飽きることなく楽しく『シルヴィア』を見て来ました。

今日はまずこの作品というかこのバレエもし漫画になったら・・じゃありませんんが、見ながら踊っている方々すべてに漫画のような「ふきだし」がつけられるなあ・・って。
そうこの作品はやっぱり物語であり、観る側で勝手にイマジネーション盛り上げて委員じゃないかな。と。

最初に登場してるのは庭師のエロスですけど・・結婚記念パーティを盛り上げるお花の手入れ中。
そこでまず、伯爵夫人登場・・で・・そうそう
掘口さんの夫人は、夫婦ギクシャクしてるけど、まだまだ旦那さんに惚れてますが・・旦那さんは興味なし。の雰囲気。
昨日の本島さんの夫人の方は、「あなたのなすことすべて気に入らないのよね!!」ってかんじで、ほんとあなたって・・って軽蔑してて・・・対する旦那さんの厚地さんもまけてない。奥さんに対しての態度酷かったぁ。お前のやることなすこと酷いもんだ。ってお客さんに対する笑顔と妻に向ける顔のギャップが芝居としても面白かったなあ。
ゆえにみているほうで私のかってな「ふきだし」のセルフのトーンも違うんです。

本島さんのダイアナや夫人って、プライド高い実力者で美しさも兼ね備えている女性。
昔「エースをねらえ」ってありましたけど、そこにでていた竜崎麗香「お蝶夫人」のような女性。って今日改めて思ってしまい、
堀口さんのダイアナや夫人は、そこまでいかなくて生徒会長とかPTA会長とかしっかりしてるって感じはあるけどプライドはそんなにもってないかなあ・・なんて。

と始まって・・踊っているのに台詞が聞こえてきそうな物語重視のバレエですよね。
そこが、見るものにとって昨今のミュージカルで主役になった女優さんの下手な台詞をきかせられるより、どんなにかすばらしいか・・って(いいすぎか・・)

やはりバレエは踊る技術に加え今回の場合は芝居の表現力みたいなものも必要なんだろうなあ・・と。

それぞれの役についている方はもちろん、、まわりで踊られる方もすごいなあ・・って思ってた休憩時に
『鬼のビントレー』っていってる女の子達がいて・・あの踊りは、大変だわ・・ってきっと踊られてる方なんでしょうねえ。いろいろ振りについてはなしてましたねえ。

米沢さんってほんと体操選手のようにきっちりすっきり決めてくれるってかんじがあって・・これに役の表現がもっと加わったらすごいだろうなあ・・って。
彼女の決め所・・(いい方わかりませんが)きっちり!!で気持ちいいです。テクニックみたいなものがすごいっていうのかな?
でも気を失ってる時なのは、そんなにかっちりしなくても・・っておもうところでもあるのですが、今回のシルヴィアは小野さんや佐久間さんより好きでした。

でもやはり佐久間さんツァオさんが見せるグラン・パ・ド・ドゥはすごいですよね。テクニックにコンビの意気ってところも・・さすがに踊りこまれているって改めて今日のお二人を見て思いました。
ぴったりあっていた・・って思わず。

また菅野さんをみていてツァオさんの踊りは、強弱がなくすべてが美しい流れになっていたんだ!!って。
菅野さんがダメとかじゃなくて、ツァオさんがすごかった・・て改めて。

菅野さんのアミンタも表情、表現というのかな。シルヴィアに対する気持ち表現が、福岡さんよりわかりやすかったかなぁ・・って。

バレエのテクニック・・技術点に、表現力みたいなものが加わって・・すごくなるんだろうなあ・・って思わず。それでほんとはすごいんだけどそれをなんとも自然にこなしてすごいんでしょうねえ・・。

昨日やはりツァオ・チーさんみたのがよかったな。ッて思わず。

そして今日又みに来てよかったよかったって。
八幡さんは、28日よりはよかったけど・・う~ん今回は同じ役吉本さんだったかんじだなあ~って。
吉本さんのテクニックもですけど、エロスという恋の仕掛け人みたいなマイム・・吉本さんよかったなあ。
でもどこが?ッて言われてもことば不明です。

見終わって満足。今日もバスで渋谷までって思っていたんですが・・・気分もいいし、まあ夜って程にはまだ早いしと余韻のなか、初台から渋谷まで歩いてしまいました。

シルヴィア 3

2012年11月02日 | 舞台いろいろ
3度目の3組目の『シルヴィア』
キャスト
庭師/エロス:福田圭吾
伯爵夫人/ダイアナ:本島美和
伯爵/オライオン:厚地康雄
家庭教師/シルヴィア:佐久間奈緒
召使い/アミンタ:ツァオ・チー
ゴグ:野崎哲也
マゴグ:江本 拓
ネプチューン:加藤朋子
マーズ:竹田仁美
アポロ:井倉真未
ジュピター:大和雅美

今回はバーミンガム・ロイヤル・バレエのプリンシパル、佐久間奈緒さん&ツァオ・チーさんというゲスとダンサーに
もとバーミンガム・ロイヤル・バレエに所属していた厚地康雄さんが出演される組み合わせ。
それに合わせてか新国立華!!といっていいんではないかな?と思う本島美和さんが登場して、エロスも福田圭吾さん・・ってコミカルな役をこなすなかの長身をと3組目もなかなかのキャスト構成です。

ツァオ・チーさんは、映画「小さな村の小さなダンサー」の主演ダンサーだった方。
「小さな村の小さなダンサー」は、毛沢東の文化政策により、幼くして家族と引き離され、バレエの英才教育を受け、その後アメリカに亡命し一流ダンサーとして成功するまでを描いた映画。

まあねえ・・その時はまだバレエっていってもねえ・・で今回も見る前まで、そう言う人か。だったのですけど・・アミンタで踊るツァオ・チーさんって表情が、身体的ひょうじょうというのかな。すごいですね。
この『シルヴィア』に登場する召使から羊飼いのアミンタとしてシルヴィアを思う気持ちがなんだろ・・かんじとれるようです。(ほんとにそうかどうかは??ですけど)
そして彼の手先の表情がなんとも素敵!!今までみたバレエダンサーの中で一番素敵かも。
ナチュラルそしてエレガント!!って。
難しいのだろうけどすべてナチュラルに踊ってくれてました。

佐久間奈緒さんとのコンビもさすがに息が合っています・・ってかんじなんですけど、私としてはシルヴィアは米沢唯さんが好き!!
って今回思いました。
米沢唯さんの決め技のような、必ず写真がとれるような一瞬間のある踊りが好きと。

で今回本島美和さんの伯爵夫人とダイアナがお美しすぎです。舞台がぱーっと明るくなるようです。
まさに華のある方でシルヴィアが地味~になっちゃって。
その点がちょっと損だったかも。

きっとバレエをちゃんと解っている方なら技とかのすごさ、巧さをみるのでしょうけれど
私はまだそこはちっとも解らなくて・・とにかく本島ダイアナに魅了されました。
美しくてクールで強い!!そんな彼女の本当の彼は
これまたタッパもあってかっこいい厚地康雄さんが来ましたから、

最初の場面、スタイリッシュなパーティーで伯爵夫妻の不仲な感じ。見ごたえあります。
最初にみた湯川夫人と古川伯爵もなかなかのご夫婦で・・どっちもこわ~いんですが、ニュアンスがちょいット違う。
本島夫人と厚地伯爵は、スタイリッシュなモダンさで
湯川夫人と古川伯爵は、ゴージャス濃厚なかんじかも。

ですからその後のダイアナとオライオンも衣装は同じでも違う印象。
やはり面白いです。

そしてそして海賊にもなる福田圭吾さんもよかった~。
今回のエロス。私の1番は吉本さんで2番が福田さん、3番が八幡さん!!
って勝手に順番つけちゃって・・。
吉本さんは表情・・マイム要素が抜群!!その上、木の足、義足で踊るシーンはすごいです。
それで2番が福田圭吾さんかなあ。

ってほんとみるほうの勝手なる思いですが・・新国立バレエ団でこのエロス役3人は大好きです。
それみたさもあって・・行っちゃったかな。
ビントレー作品のコミカルパフォーマー起用好きです。

それで・・実はもう1回米沢シルヴィア見てきます。
この作品かなり気にいちゃったかも。

シルヴィア 2

2012年10月28日 | 舞台いろいろ
日曜日
再び新国立劇場 オペラパレスへ。

キャストが変わっての『シルヴィア』を見るために。

庭師/エロス:八幡顕光
伯爵夫人/ダイアナ:堀口 純
伯爵/オライオン:マイレン・トレウバエフ
家庭教師/シルヴィア:米沢 唯
召使い/アミンタ:菅野英男
ゴグ:野崎哲也
マゴグ:江本 拓
ネプチューン:細田千晶
マーズ:長田佳世
アポロ:さいとう美帆
ジュピター:寺田亜沙子

昨日を見ているため今日は昨日以上に場面がちゃんとわかって
さらに楽しさ充実でした。
あらすじをよんではいるものの、初回はダンサーの表現力だけじゃやっぱりむずかしいわ・・ストーリーを理解するのは。
2度見てそうか・・って。


昨日のメンバーは・・きっと今回の新国立イチオシ!のベストキャスト。
2日目は・・これから楽しみ期待のキャストってことなのでしょうか?

エロスはだいすきな八幡さんでしたが・・初日の吉本さんのエロスが品が勝っていて、さらにあの海賊になって木の足で踊るシーン。
楽しさ、回転のすごさ・・吉本さんのほうが圧巻だったかなあ。
片足くるくるまで。
今日は2度目の海賊だったし・・昨日は正面で見ていたのに対し今日はサイドからだったかもしれませんけど。

昨日は2階席センターだったのに対し今日は3階席テラス席(サイド席?)
舞台全体を見るにはぜった正面からみないと・・って思っていますが、2度目からは少しでも前でみて見たいってことでサイドの席を確保。

今回のシルヴィアは・・そばでみたせいかなあ。小野さんより米沢さんのほうが好きかも。
アクロバット的なリフトとか・・米沢さんのほうがピタッっときまっていたところが好きで。
また家庭教師ってことでどこかお硬さがあって恋は苦手って雰囲気米沢さんに感じました。

そして昨日はところどろろシルヴィアとアミンタの行動が??って解らなかったのが2回目で分かっていたせいか
米沢 唯さんと菅野英男さんのコンビがとってもよかったです。
またシルヴィアを襲うオライオンのマイレン・トレウバエフの野獣てきな雰囲気もよかったけれど・・こちらは、初日の古川さんが好みだったかも。

昨日で満足したものの・・素敵な作品だった故どうしてもほかのキャストさんだったら??ってみたくなってしまう性分。
とくにビントレー作品!!

ゴグとマゴグのスキンヘッドのオカマちゃん表情、雰囲気は昨日の福田さんと八幡さんがよかったけれど、
オライオンの屋敷でワインをつくって酔っ払ってしまうダンスシーンは今日の野崎さんと江本さんのほうが好き!っと。
場面が違えば・・これまたこっちのダンサーさんがいいなあ・・なんて思ってしまった2度目です。

音楽の早さと言うよりリズムの早さかなあ・・すごいですよね。みなさん。
群舞も綺麗におどっているし・・

この作品もやっぱり好きになりそう。
次回またみちゃいます。

庭師/エロス:福田圭吾
伯爵夫人/ダイアナ:本島美和
伯爵/オライオン:厚地康雄
家庭教師/シルヴィア:佐久間奈緒
召使い/アミンタ:ツァオ・チー

って。
ツァオ・チーって映画『小さな村の小さなダンサー』に主演したかただったんですねえ。
佐久間さんともコンビをくんでるとかって
そしてオライオン厚地さん・・むむっ。
どな感じかな?

福田さんのエロスと海賊も楽しみ。

まあ出来ればもう1度吉本さんのエロスもみたいけど・・1日は平日の2時はじまりじゃあね。
ってわけでビントレーワールドもう少し楽しむ予定でおります。

シルヴィア

2012年10月27日 | 舞台いろいろ
新国立劇場で土曜日に開幕した「シルヴィア」
ビントレー氏が振付をしているという作品です。
1993年に英国バーミンガム・ロイヤル・バレエに『シルヴィア』を新たに振り付けをした作品だそうで
その時のシルヴィア吉田都さんだったそうです。
この作品は、英国では1950年代のアシュトン版が特に有名だそうですが、ビントレー氏自身はみたことがなかったそうです。
作品はストーリーそのものはイマイチ展開だったようですが音楽に魅力をかんじたそうで、そこから作り直した作品ということで・・日本では、新国立バレエ団がはじめて踊る作品です。

アラジン・ペンギンカフェ・パゴタの王子と私の中でビントレー作品はどれも魅力いっぱい。
今度も絶対の期待で・・さらに初日は、小野絢子さんと福岡雄大さんのコンビ!!その上土曜日!!
この日は絶対!!ってことで出かけてきました。


初日のキャストは

庭師/エロス:吉本泰久
伯爵夫人/ダイアナ:湯川麻美子
伯爵/オライオン:古川和則
家庭教師/シルヴィア:小野絢子
召使い/アミンタ:福岡雄大
ゴグ:福田圭吾
マゴグ:八幡顕光
ネプチューン:細田千晶
マーズ:長田佳世
アポロ:さいとう美帆
ジュピター:寺田亜沙子

ストーリーは・・新国立の解説によると・・
伯爵家の召使の若者と家庭教師の娘はお互いに想いをよせているが、愛の冷めた伯爵夫妻の様子を見て恋愛を信じることができなくなっている。老庭師(じつは愛の神エロス)はそんな彼らを、時を超えて古代ローマ神話の世界へと運ぶ。神話の世界で若者は羊飼いのアミンタに、そして家庭教師の娘は女神ダイアナに仕える美しいニンフ(妖精)のシルヴィアに。
エロスの矢に射られたシルヴィアとアミンタは恋に落ちるが、森の住人オライオンによってシルヴィアが誘拐されてしまい…。

ってスタイリッシュな現代の様子から一転して古代ローマ神話に
舞台装置・衣裳はスー・ブレイン、照明、マーク・ジョナサンなど、新国立劇場バレエ団の『アラジン』と同じスタッフ。
ビントレーワールドをしっかりおさえてくれてる方々かと。

登場早々やっぱり・・だったのは伯爵夫人で登場して来た湯川姉さん。カッコいい!
でもその前になんといってもやっぱりこの人吉本泰久さんもモダンな庭師。素敵!!

台詞はないけどバレエというよりマイム的な表現が最初からぐっとくすrのですが中でもユニークなコンビ
ゴグとマゴグ、福田圭吾さんと八幡顕光さんスキンヘッドのおねいコンビ。楽しませてくれます。

そしで登場してくる家庭教師と召使い小野絢子さんと福岡雄大さん。このコンビの初日絵になります(笑)
そして・・オライオンの古川和則さんがもワルって感じだけどカッコいい。
カッコいい悪客ありきで青年アミンタありって。。

で妖精のダンスがほんとかなりしんどそう・・ってバレエというなかでコンテンポといってもいいのでは?って思えるようなリズムで・・。

小野さんそれででないと思いますが・・こけちゃった。彼女アラジンの時にもバタってこけたけど・・
難しいのかな??

難しさでいったら・・吉本泰久さんの海賊!これはどうやって踊ってるんだろう??って海賊と言えば・・みたいな足が義足といいましょうか木の足です・・その片足メインで一方木の足で踊ってます。吉本さんすごい!!

ほかにもとにかく・・すごい。

想像していた以上に楽しく見ることができました。

明日は

庭師/エロス:八幡顕光
伯爵夫人/ダイアナ:堀口 純
伯爵/オライオン:マイレン・トレウバエフ
家庭教師/シルヴィア:米沢 唯
召使い/アミンタ:菅野英男

というキャスト。
こちらも楽しみです。

森山開次「曼荼羅の宇宙」 2回目~~

2012年10月19日 | 舞台いろいろ
やっぱり好きなんだよなあ~この世界って。
森山開次さんの作り出す宇宙観。
でも今日は最初みた時に、森山開次さんを見はじめた時の宮崎秀人さんとのコラボ「いぶき~奇蹟の大地」をちょっと思い出しました。
やはり新国立劇場でした。でもステージの作りはちょっと違っていたのですが・・最初は荒地でなんだかわからない生き物が雨ふるあとの地上に現れたって・・そして大地は・・ってなにか今回の最初のステージ「書」のはじまりが同じような幕開けに感じました。

そう今回の『書』
はじめは天地創造・・地上に生物が生まれで、個々だったものが、別のものを意識しはじめ、やはてそれはそれぞれの葛藤、戦いそして見つけていく悟りの世界。曼荼羅の世界。
最後の世界は・・東寺じゃありませんが立体曼荼羅。
その前には・・これは・・象に載る普賢菩薩?いや帝釈天か?いえ獅子に乗る文殊菩薩?いやこりゃ孔雀明王かな?最後に尾をひろげてるんじゃない?ってやっぱり仏姿を想像。
でも更にその前には・・摩尼車??と東寺や高野山・・両界曼荼羅をはじめとしていろいろ思いますよね~。

『虚空』
こちらは・・今日はなんだか・・解っていないのにわかってるかのようで・・
頭の脳天ぴぴぴっ!!って引っ張られてるような・・すごいエネルギーの世界感じてしまいました。

いっや~~~。これってまさに目には見えない虚空の世界??!!
やばい!!ですよ。肉体持っていかれそう・・。


そんな感じで終わった後には・・今の世界に戻ってきたのかな??って。

 

そうそう今日は、休憩時に大貫勇輔さんをみかけました。明日もまたみかけちゃうのかも・・な~んてね。

 

(森山さんが描かれた曼荼羅です)



(細部までどれも緻密です)



森山開次「曼荼羅の宇宙」

2012年10月17日 | 舞台いろいろ
新国立劇場森山開次「曼荼羅の宇宙」これはもう絶対行くぞ~って、チラシを目にした時から行く気満々・・。だったけれどいざ買った日は・・発売日過ぎてたというかんじですが、それでも追加公演を含めて6回公演中4回行こうとチケットしっかり購入しちゃったために・・ほかの公演がいけなくなってしまうというドジも。

でも今日のを見て・・このど真ん中ストライクのようなパフォーマンス。
これをいかすしてどうするものか・・って。
もう今回のタイトル「曼荼羅」ですよ。その宇宙ですよ。
元祖仏像ガールだった私ですよ(はいいすぎですけど)
曼荼羅っていえば・・密教の曼荼羅はちょ~有名なわけですけど、・・っておいおい曼荼羅の説明してどうする。ですね。
でもそんな曼荼羅のひろ~い宇宙感をパフォーマンスにしてしまう森山さん。
すごいです。
今回は2作品。
最初の作品は『書』
柳本雅寛さん佐藤洋介さん龍美さん東海林靖志さん三浦勇太さんによるパフォーマンス
演出・振付・美術は森山開次さん
とにかくみているほうは、楽しいです。宇宙に存在するすべて・・・思わず『書』ですから王羲之の「蘭亭序」
仰観宇宙之大・・ってありましたよよね。思わずそれを思い出してしまいました。
けこう習字をならうとこの「蘭亭序」って書かされますよね・・・インパクト大の言葉です。
そんなことも思い出しながら、時に彼等が表現する生きとし生きるものは様々で、最後は、仏の姿?うん仏像だよ・・って。
こちらは楽しむものの踊ってる方々は汗ぐっっしょりです。

そして休憩をはさんで『虚空』
こちらが森山開次さんのソロパフォーマンス。
そしてピアノ演奏が高木正勝さん。

こちらはすごいエネルギーを感じそこに立つのは?う~ん。菩薩か?って、でも菩薩ならもっとじゃらじゃらしているから如来かも?なんておいおいですが、
舞台後方の日輪?光臨?光の輪は赤くもなり白く銀色にもなり、黄金にもなり・・何も妨げるものがなく、すべてのものの存在する場所としての空間。
って空気観のすごさ・・もう直球でこられた~~~って(笑)

先日新上裕也さんにちょっと物足りなさを感じていた私。
今回はきた~~~って。

でもなんと休憩時には新上裕也さんのお姿もみかけたりして・・。
いろいろな人が初日いらっしゃいましたが・・

こまった親子(たぶん)も客席に。それなりにオシャレした親子ですが
1幕目一眼カメラで舞台をカシャカシャとりまくり。そのシャッター音のうるさいこと。
休憩時に注意されると・・
「だって写真取っちゃいけないてないじゃない!!」って
あらま・・主催者側が最初に言わなかったことに文句いって
「注意がなかったからとったのよ!って言えばよかった」みたいなことを廻りにきこえるよな声で。
いやはや・・

主催者もたしかにこんなビギナー客来ると思わないから注意しなかったんでしょうけど、
注意しないといけませんわねえ・・。
いろいろなお客さんがいるものですよね。

撮影で最後に森山さんの描かれた曼荼羅が客席後方に展示されてます。
これが又すごいです!
これは撮影OKだそうです。カメラ持って行かなかったので携帯でとってきました。
次回はカメラでとってきま~す(笑)

XY2(クロス)

2012年10月14日 | 舞台いろいろ
DDDプロデュース公演「XY2」(クロス)
新上裕也さんと大貫勇輔さんのスタイルの違うダンス。
それがクロスして・・ステージです。

その両極がぶつかり合う最初で最後の舞台・・ともありましたけど。
なんでしょう・・ぶつかってるのかなあ。
って私の中で完全なるクロスというよりも新上裕也さんが、大貫勇輔さんに挑戦させたステージに見えました。
attempt?企て?挑戦・・そんなかんじ。

今回はフイルムを使って二人のそれぞれ今を・・そしてまずはそれぞれのパフォーマンス・・
新上さんのパフォーマンスには、新上ワールドがあったのに対し・・
大貫さんの大貫ワールドはまだどこにあるのか私には見えませんでした。
今はまだ挑戦中って。目指して・・いるところはどこなのかな?っと。

彼の動きは綺麗です。彼自身にも魅力があるものの・・私がすきな感覚のパフォーマンスとは違うかもって。

ただラフマニノフを選んだのはなぜ?っと思った驚き。
大貫さんが好きだったのですね。
今年5月にラフォルジュルネで知ったロシア音楽界を代表する6人の巨匠のセンターにいたのがラフマニノフ。
私にとっては、ショスタコーヴィチのほうがインパクト大だったのですけど。

ラフマニノフ。交響曲第2番 第3楽章 が印象に強いせいかな ポップスってかんじでね。
また清水和音さんこの方のピアノでラフマニノフも聞いて・・でもダンスでピン!!ってこなかったけど
これまた新たな出会いになるかも・・って思わず。

「リチャード三世」

2012年10月03日 | 舞台いろいろ
新国立劇場「リチャード三世」に行ってきました。
3日初日・・だったのですね。ってこれまた初日確認せずチケット購入していたみたい。
6時半の公演で・・ってことで2階席からの鑑賞でした。

新国立劇場でもいろいろ事前に鑑賞ガイド的な案内をインターネットに掲載等していますが、まったく下調べ無しで新国立劇場中ホールにいきました。

舞台は・・予想通り??客席9列目まで舞台というセット。
この客席まではりい出されていると2階席でも1列目は手すりやらなんやらでみにくくなる。
最近はそのためなのか子ども用に使用するクッションが用意されている。

さて・・今回の「リチャード三世」は、以前上演された「ヘンリー六世」三部作の続編というもの。
その「リチャード三世」を演じる岡本健一さんが今回の舞台を引っ張っていきます。

「リチャード三世」というと残忍、豪胆な詭弁家。でありみにくい容貌でずるがしこい嫌われ者。と言う印象で余り好きな人物じゃないなあ・・と思いながらも悪の魅力がありひきつけられていく人物って思っていたんですけれど、今回はその悪の魅力でない、リチャード三世が生まれながらにして背負ってしまった不幸にすごい悲しみを感じてしまいました。

それはたぶん岡本健一さん演じるリチャード三世のエゴが、自分を受け入れてもらいたいのにそれが、親であってもみたされない悲しみの裏返しをいたるところに感じてしまったからでしょうか。
前回の3部作のときは、とにかく彼のエキセントリックで暗闇の中冷たく光る凶器そのものでゾクっとかんじで
ラストシーンの印象は強烈そのものだったのですが、今回はいろいろ違っていました。

今までにもいろいろな方が演じられているリチャード三世とはまた一味も二味も違った彼の生い立ちを感じずにはいられない舞台になっていてラストも・・。
ってまだ初日。これからまら変化していくかもしれませんね。

6時半から10時10分(?)劇場をでたのは15分でした。20分休憩がありますが3時間半。がっつりながらあっというまの舞台です。舞台そのもものは前回よりも明るさはあります。時代のせいでしょうか。

前回はタイトルロールでもあった「ヘンリー六世」の浦井健治さんんは、今回「ヘンリー七世」リッチモンド。リチャード三世を倒す男としてかっこよく登場してきます。
かっこいいんですけど、舞台で戦の前にリチャード三世とリッチモンドの寝てるシーンがあるんですけどね。
そのリッチモンドの寝方がなにかもうすこしなんとかならないかぁ・・って上からみているせいなのか。イマイチって。

それに来年この舞台の演出をしている鵜山仁さん。来年東宝で「二都物語」(A Tale of Two Cities)がありますけど
この雰囲気だと。。シドニー・カートン浦井君チャールズ・ダーネー井上君のほうが、みたいなあ。なんて思ってしまいました。まだ1年先の舞台ですけど・・。

バレエ おやゆび姫

2012年08月27日 | 舞台いろいろ
日曜日 日生劇場へ。
ファミリーフェスティヴァル2012

バレエ シャンブルウエストの「おやゆび姫」 解説付を見に。
吉本泰久さんがご出演ということでお子様むけながら見に行きました。
このバレエ シャンブルウエストには、吉本さんの妹さんという吉本真由美さんもいらっしゃるということで見るとおやゆび姫を演じられるということで・・

劇場は、バレエを習っているというお子さんもいたけれど・・夏休み親子でお出かけするのにこの劇場を選んで見に来ました~ってかんじでした。
ファミリーフェスティヴァルの中ほかにも狂言や人形ミュージカルなどもありますが、バレエは一番人気のようでした。

解説がシャンブルウエストの方からありましたが・・「興味津々」とか、「音楽シーン」とか言葉選びからも子供向けとしては少々中途半間な言葉だなあ。と思ったり虫とかかえるには「さん」をつけたものの「精」にはつけず・・子供が聞くにはあきちゃうなあ。って子供視線できいてしまいました。
でもほんとはすごい人なのかな??ってパンフなどを見るとおもうのですけどね。

舞台は・・夢のある舞台でした。
みたかった吉本さん演じるつばめが最初でてこなくていつ出てくるんだ~だっで、なんとなく衣装がさあ・・って気もししましたが、チャンとツバメに見えてるんだし・・これでよし。よし。
吉本さんのバレエ安心感のあるかっちりしたソロも見れたし。ってほんとうはもうちょっとソロみたかったけど・・まんぞくまんぞく。

ところで来年!!バレエもありますが、歌舞伎でびっくり。
尾上菊之助で鷺娘だって!!
お子様の舞台に「鷺娘」!?これお子様じゃなくて菊之助ファンがやってきそうな予感(笑)
バレエが「白鳥の湖」だからかなあ??

再びSummer 2012「Triple Bill」へ

2012年08月26日 | 舞台いろいろ
最近ブログを書くのがちょっとめんどうになってきた。
その時の調子か・・ほんとうに面倒になってきたのか?
まあ前者だろう・・って自分でも自分の調子がわかっていない今日この頃。
2週間前に献血にいくと肝機能の調子が、悪いらしく、献血断念。
今日再トライしたものの・・肝機能はOKだったもの色素の数値がわるく再び断念。

う~~~~ん。この不調がブログをかくのが面倒にもつながってる??ってことはないと思うのだけれど、
出来ないって2回もなると3度目もだめかな?って行くのも面倒になってしまうのです(苦笑)

今日のことは後ほどで金曜日昼は国立劇場で夜は再びオーチャードに行きました。
Summer 2012「Triple Bill」で熊川さんが今度はラブソティに出演の回へ。

やっぱり熊川さんありきなのかなと思ってしまったと思ってしまったこの作品。
『ラプソディ』相変わらずラフマニノフのピアノ協奏曲「パガニーニの主題による狂詩曲」ってことでピアノソロを強調しすぎと思ってしまった私なれど、メインで踊る男女。表情が後方席でも踊りでも解るような感じ。
ジャンプはきっとDVDで録画されている時にくらべるととと思うような感じもあるのだけれど、、初日にみたお二人よりも表情がある・・余裕の振りがあると感じ取れたのが不思議。
気のせいなのかな?と。

『ウォルフガング』これは・奇行で知られたモーツアルトながらその作曲能力はライバルサリエリの僻みともなるところ。
その僻みが、ライバルモーツアルトを毒殺してしまったところまでをコミカルに描いたもの。
これもパックや『ラプソディ』の熊川さんををみた後には、彼自身のヴォルフガングモーツアルトを見てみたいと思ってしまった。
彼のバレエテクニックもさることながら表情の豊かさをこの10分間の中で見たいと思ってしまった。
Kバレエ・・TVで宮尾俊太郎さんの存在を知ったけれどまだまだ誰がどのように踊られているのか知らないせいもあると思うわけだけれど・・やっぱり熊川哲也さんと言う人すごいな・・っと。
みたことないけど見て見たいそう思った『ウォルフガング』だったのでした。

『真夏の夜の夢』こちらも。今回は橋本直樹さん。初日に『ラプソディ』で熊川さんが踊ったメインを踊った方。
このパックをみたことによって・・シエクスピアの『真夏の夜の夢』のパックの雰囲気が、道化的な太鼓持的な愛すべき妖精パックと、
とにかく元気が取り得だけれどちょっとおばかな妖精パック・・といったら語弊があるかもだけれどずいぶんと違うのです。
だからかな?とここに登場する妖精界の王様オベロン役が橋本直樹さんの時には、秋元康臣さんだったのだけれど、熊川さんの時には芳賀望さん。元Kバレエに所属されていたものの、新国立バレエにいって今はフリーになっている芳賀さん。
動きが、重いというか貫禄度が秋元さんに比べるとずいぶんとあるような・・。
これはパックの表情によるものだとは思うけれど・・。
芳賀さんはKバレエ時代はどんな役を踊っていたのでしょう?
新国立でのアラジンやパゴタの王子様やペンギンカフェのシマウマくんとは、まっく違っていたのかな?と。

Kバレエ公演・・やはり熊川哲也さんありきと思ってしまいながら、熊川さんにつづく人気スターがどんどん出てきているのでしょう。
それが、宮尾さんや橋本さんなのでしょうか?

Kバレエ・チケット代が高いのも気軽にはいけない。もうちょっとお気軽にみれるといいのにな・・。
(熊川さんがいないとみれるのかな?・・う~んみるなら熊川さんでしょうって思っちゃうまだまだバレエビギナーの私)